中川短絡線は、1959年の伊勢湾台風直後に名古屋線が狭軌から標準軌へ改軌された2年後の1961年に開業しました。
それまで名阪特急は伊勢中川駅でスイッチバックしていましたが、この中川短絡線により大阪線と名古屋線のスルー運転が可能になりました。
後に開業する東海道新幹線との競争力強化にもひと役買っています。
それまで名阪特急は伊勢中川駅でスイッチバックしていましたが、この中川短絡線により大阪線と名古屋線のスルー運転が可能になりました。
後に開業する東海道新幹線との競争力強化にもひと役買っています。
この中川短絡線を通る旅客列車は、名古屋と大阪を結ぶ名阪特急のみです。
名張と名古屋を結ぶ急行は伊勢中川駅でスイッチバックします。
名張と名古屋を結ぶ急行は伊勢中川駅でスイッチバックします。
尚、車両の写真はありません。ご了承下さい。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
近畿日本鉄道:(中川短絡線) | 名古屋線との黒田分岐~大阪線との宮古分岐 | -.-km | 全線単線 |
踏破達成時 | 2000年8月 |
撮影時 | 2012年 |
名古屋方面から来た名阪特急は、桃園駅を過ぎて雲出川を渡ります。その後、名阪特急は渡り線を通り、名古屋方面への上り線(列車運行上は上り線。名古屋線は伊勢中川駅が起点なので正式には下り線ですが)を少しだけ走行します。
そして、通称(黒田分岐)で右へ分岐して中川短絡線へと入っていきます。
なお、黒田分岐の東側には保線用(?)の側線があったように記憶しています…。
なお、黒田分岐の東側には保線用(?)の側線があったように記憶しています…。
(名古屋線との分岐地点の大阪方より名古屋方を撮影)左側の川は中村川です。
中間地点にて伊勢中川方を望む。左側が名古屋線、右側が大阪線で、奥には伊勢中川駅があります。
両路線が合流した後は山田線となり、伊勢志摩方面を目指していきます。
両路線が合流した後は山田線となり、伊勢志摩方面を目指していきます。
その後は右へ急カーブして中村川を渡り、
左側から接近してきた大阪線の下り線に合流します。続いて渡り線を通り、大阪線の上り線へと入り、大阪方面へと向かいます。
大阪線の列車より大阪線側の分岐点(宮古分岐)を撮影。左へ分かれる線路が中川短絡線です。
前述のように、中川短絡線を通過する定期営業列車は名阪特急のみです(甲特急・乙特急とも)。
運賃だけで乗車できる列車は一切通過しないので、乗りつぶす際は、原則として最低でも名阪特急で津~名張を乗車する必要があります(早朝の大阪行き乙特急の一部は名張駅の手前にある伊賀神戸駅・桔梗が丘駅にも停車します)。また、特急料金も必要なので、僅か数百メートルを乗りつぶすのに結構な出費が必要です。
運賃だけで乗車できる列車は一切通過しないので、乗りつぶす際は、原則として最低でも名阪特急で津~名張を乗車する必要があります(早朝の大阪行き乙特急の一部は名張駅の手前にある伊賀神戸駅・桔梗が丘駅にも停車します)。また、特急料金も必要なので、僅か数百メートルを乗りつぶすのに結構な出費が必要です。
尚、名阪特急は甲特急と乙特急が概ね毎時1本ずつ運転されています。まぁ、近鉄特急で名古屋~大阪を移動すれば必然的に乗りつぶせます。
(参考:Wikipedia)