中央弘前駅にて2006年撮影。7000系電車です。中央弘前駅は土淵川のほとりにあります。
今回は、青森県津軽地方の大鰐と中央弘前を結ぶ弘南鉄道の路線で、現在は存廃問題に揺れている路線、
弘南鉄道大鰐線を紹介します。
弘南鉄道大鰐線を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
弘南鉄道:大鰐線 | 大鰐~中央弘前 | 13.9km | 全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2006年5月 |
撮影時 | 2012年8月 |
起点の大鰐駅は写真の南口、そして北口があります。
南口駅舎はJRの大鰐温泉駅の駅舎と隣接しています。弘南鉄道を利用する場合は跨線橋を渡って弘南鉄道ホームへ向かいます。
南口駅舎はJRの大鰐温泉駅の駅舎と隣接しています。弘南鉄道を利用する場合は跨線橋を渡って弘南鉄道ホームへ向かいます。
大鰐駅は島式ホーム1面2線の構造です。普段は左側の4番線より列車が発着します。
大鰐を発車するとすぐに右へカーブして奥羽本線と分かれます。
そして左手に平川を見ながら右へカーブして走ると宿川原に着きます。
宿川原を発車後は右手に山並みを眺めつつ田園風景の中を北北西へ走り、鯖石に着きます。
鯖石を発車後は青森県・大鰐町から弘前市へと変わり、引き続き田園風景の中を走って石川プール前に着きます。駅の西側に温水プール石川があります。
石川プール前を発車後も田園地帯の中を走りますが、やがて左へカーブして平川を渡り、右手に住宅地が見えてくると石川に到着します。
石川を発車すると古めかしい高架橋へと上がり、左へカーブして奥羽本線をオーバーパスします。
その後は丘陵地へと入り、右へカーブしてリンゴ園の中を走ると義塾高校前に着きます。
義塾高校前を発車後はリンゴ畑や田園を見ながら西北西へと走り、車庫が併設されている津軽大沢に到着します。
津軽大沢を発車すると、岩木山を遠望しつつ引き続きりんご園や田園の中を進み、松木平に着きます。
松木平を発車後は右へカーブしながら田園や林檎園の中を走り、小栗山に着きます。小栗山を発車後は大和沢川を渡って住宅地へ入ると右へカーブして千年に到着します。
千年を発車するとさらに右へカーブしながら住宅地の中を進み、北北西へ針路を変えると聖愛中高前に着きます。聖愛中高前を発車後は住宅街の中を北北西へ進み、列車交換可能駅である弘前学院大前に着きます。
弘前学院大前駅にて。住宅街の中に駅があります。弘前学院大学は駅の西側にあります。
弘前学院大前を発車後は市街地を北北西へ進みますが、この間、線路のやや東側には弘前大学があります。そしてやや右へカーブすると弘高下に着きます。駅の北側には弘前高校があります。弘高下を発車後は右へカーブしながら土淵川を2度渡り、その土淵川を左に見ながら市街地を走ります。そして川の流れに沿ってカーブを繰り返すと、ほどなくして終点の中央弘前に到着します。
中央弘前駅は単式ホーム1面1線の構造で、終端部に駅舎があります。
駅は土淵川のほとりにあります。
駅は土淵川のほとりにあります。
中央弘前駅は中心市街地からやや外れた丘陵下にあります。
また、弘南線やJRの弘前駅とも離れていて、乗換は不便です。
ターミナルの立地が悪いのも輸送人員減少の一因かもしれませんね…
また、弘南線やJRの弘前駅とも離れていて、乗換は不便です。
ターミナルの立地が悪いのも輸送人員減少の一因かもしれませんね…
大鰐線は普通列車のみの運転です。かつては休校日を除く平日朝に快速列車の運転がありました。
全列車が大鰐~中央弘前の運転であり、区間運転列車は設定されていません(津軽大沢での車両交換があるかもしれませんが…)。
全列車が大鰐~中央弘前の運転であり、区間運転列車は設定されていません(津軽大沢での車両交換があるかもしれませんが…)。
基本的に終日にわたり1時間ヘッドですが、概ね7時台~9時台は30分ヘッド、18時前後は40分ヘッドになります。
また、終電は大鰐発、中央弘前発とも21時30分と早いです。
また、終電は大鰐発、中央弘前発とも21時30分と早いです。
使用車両は東急から来た7000系2連が使用されています。また、さらに古い元東急の6000系2連も在籍していますが、出番はほとんどないようです。
尚、弘南鉄道では全車両が非冷房車です。
尚、弘南鉄道では全車両が非冷房車です。
大鰐~中央弘前の所要時間は28分で、両端駅間ですと並行するJR奥羽本線に太刀打ちできません…。
また、前述のように中央弘前駅と弘前駅の間は距離があり、徒歩15分ほど要するので注意が必要です。