おおさか東線(放出～久宝寺)

久宝寺駅にて。201系電車です。右側が「おおさか東線」の電車です。

今回は、大阪市の東側地域を南北に走る城東貨物線を旅客線化した

『おおさか東線』の放出～久宝寺を紹介します。
尚、建設中の(北梅田<仮称>～)新大阪～放出は2018年度に開業予定です

⇒開業後のレポート記事はこちら。

(Yahoo!地図を使用)

 
2014年現在のデータです

路線名	区間	営業キロ	備考
JR西日本：おおさか東線	放出～久宝寺	9.2km	全線複線・直流1,500V電化

踏破達成時	20008年4月
撮影時	2012年2月ほか

難読駅名で有名な放出(はなてん)駅にて。島式ホーム２面４線の構造です。
一部を除き、おおさか東線の列車は内側の２、３番のりばより発着します。

放出駅を発車すると片町線【学研都市線】の内側を東へ進みます。やがて右へカーブすると学研都市線の下り線をアンダーパスして大阪府大阪市鶴見区から東大阪市へと変わり、第二寝屋川を渡ります。

その後は留置線のある網干総合車両所明石支所放出派出所への引込線が左へ分かれ、住宅街の中をさらに右へカーブして南へ進路を取るようになると高架区間になり、長瀬川を渡ると高井田中央に着きます。

高井田中央駅にて。阪神高速13号東大阪線をアンダーパスします。接続駅として大阪市営地下鉄中央線の高井田駅があります。

高井田中央を発車後は東側に生駒山地を見ながら町工場や住宅が建ち並ぶ市街地を南下してＪＲ河内永和に着きます。

ＪＲ河内永和駅にて。駅の真上を近鉄奈良線が東西にオーバーパスしていますが、近鉄奈良線には以前より河内永和駅が設置されています。

ＪＲ河内永和を発車後も市街地を南下し、右側から近鉄大阪線の高架橋が接近してくるとＪＲ俊徳道に到着します。

ＪＲ俊徳道を発車すると右へカーブして近鉄大阪線をアンダーパスします。その後は住宅街を南南西へと走り、ＪＲ長瀬に着きます。近鉄の長瀬駅とは相当離れています。

ＪＲ長瀬を発車後も住宅街の中を高架線で走り、しばらくすると大阪市平野区へと変わります。

さらに走ると左へカーブしますが、この時に城東貨物南連絡線が右へ分岐します。
その後も左カーブが続きますが、カーブを終えると新加美に着きます。

新加美を発車後はすぐに関西本線【大和路線】の上り線をオーバーパスして、大和路線の上下線間へと入り地平に下ります。そして近畿自動車道・中央環状線をアンダーパスすると八尾市へと変わり、右手に再開発された竜華操車場跡地を見ながら走ると程なくして終点の久宝寺に到着します。

久宝寺駅も放出駅と同じく島式ホーム２面４線の構造で、おおさか東線の列車は内側の２、３番のりばを使用します。
尚、大和路線の列車も２、３番のりばを使用します。おおさか東線の到着ホームは２番のりばで発車ホームは３番のりばですが、乗り間違えに注意して下さい！

乗り鉄の注意点

おおさか東線では、放出～久宝寺を線内往復する普通列車の他に、尼崎からＪＲ東西線と学研都市線を経由して放出から「おおさか東線」へと入り、線内の途中駅はノンストップで久宝寺から大和路線へ抜けて奈良へ至る直通快速が平日・土休日とも４往復運転されています。
直通快速は朝方に奈良発尼崎行きが４本、夕方～夜間に尼崎発奈良行きが４本運転されています。
また、普通は毎時４本の運転で、早朝～朝方、深夜は減便となります。

使用車両はすべて４扉車で、普通が103系または201系の６連(いずれもウグイス色の奈良車)、直通快速が207系または321系の７両編成(網干車)です。
尚、開業当初は３扉車の223系6000番台４連×２が直通快速に使用されていましたが、北新地駅に４扉車用のホームドアが設置された関係で４扉車に変更されました。

普通列車での放出～久宝寺の所要時間は、下り(久宝寺行き)14分、上り(放出行き)13分です。
尚、放出駅での学研都市線との接続ならびに久宝寺駅での大和路線との接続は、良い場合もあれば悪い場合もありますが、
早朝・深夜を除き最大でも15分待てば接続列車に乗れるので、急ぐ場合は別にして事前に時刻表で調べなくても問題ないレベルです。
また、普通列車は３号車(久宝寺方が１号車)が終日女性専用車両になっているので、男性の方はご注意を(直通快速は放出以西でのみ設定されています)。

 
のりかえ

乗換駅	乗換路線
放出駅	JR西日本：おおさか東線 (新大阪方面)、片町線【学研都市線】
高井田中央駅	大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ。高井田駅)：中央線
ＪＲ河内永和駅	近畿日本鉄道(河内永和駅)：奈良線
ＪＲ俊徳道駅	近畿日本鉄道(俊徳道駅)：大阪線
久宝寺駅	ＪＲ西日本：関西本線【大和路線】

(参考：Wikipedia)