キハ31形気動車 (JR九州)【鈍-1グランプリ・エントリーNo.79】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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鈍-1グランプリはいよいよ大トリのJR九州編へと突入します!

新幹線を除く在来線の『鈍行』車両を紹介する鈍-1グランプリのノミネート車両、
エントリーNo.79は、JR九州の一般形気動車・キハ31形です。

キハ31形は、翌年にJR発足を控えた1986年より、国鉄がJR九州への「置き土産」して製造した車両です。
その後、JR九州発足後も増備されています。

ステンレス車体で、前面はJR北海道とJR四国に向けて投入されたキハ54形とほぼ同じ顔つきです。
側扉は折り畳み式の2扉で、座席配置が転換クロスシートということもあり、側窓は1列ごとに設置されました。
JR九州の普通列車用の車両で窓割とシートピッチが一致している車両は珍しいですね。

但し、車体長は17mに抑えられ、エンジンは1基のみとなりました。
この点ではJR四国のキハ32形と類似しているかもしれません。

最終的に23両が製造されましたが、くま川鉄道に1両(20号)譲渡されています。


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車内ですが、オール転換クロスシート配置で、1人掛け+2人掛けの構成です。
座席は0系新幹線電車の廃車発生品です。
尚、トイレの設備はありません。中長距離運用ではキハ40系を併結してトイレの問題を解消しています。
また、一部の車両は車端部がロングシートに改造されています。


JR九州のキハ31形気動車に対する私の勝手な評価(平均値)は
評価項目点数
外観・デザイン18点
車両性能10点
車内・居住性21点
乗りたい度16点
合計 65点
(※)各項目25点満点ずつの計100点満点。


ということで、65点になりました。
全体的にポイントが低い中で、オール転換クロスシートのアコモデーションのみで
60点台まで押し上げました。あと、トイレがあれば…。

キハ31形は現在、筑豊本線【若松線】【原田線】、後藤寺線、日田彦山線、
三角線、肥薩線などで運用されています。

単行の形式としてはキハ40形に次ぐ古参車両になりましたが、しばらくは活躍を続けるでしょう。
しかし、トイレがなく使い勝手が悪い面もありそうです。
経年からしてトイレ設置改造するくらいなら廃車、という選択肢もあるかもしれません。

まぁ、キハ66系やキハ40系の方が先に廃車される可能性が高く乗車・撮影を急ぐ必要はないですが、
早いに越したことはありません。

(参考:Wikipedia)