第625回('09) 近鉄『さくらライナー』に乗り吉野へ。現役最古の吉野ロープウェイにも | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2009年3月15日、この日は『スルッとKANSAI 3dayチケット』などを使用して、奈良県の吉野まで乗り鉄旅行に出かけました。
そして奈良などに寄り道して帰宅しました。

今回は前半の内容です。近鉄の吉野特急『さくらライナー』に乗って奈良県の吉野へ行きました。
今回の日程 2009年3月15日(日) 【前半】 

別府630(山陽電鉄本線)635東二見640(直通特急【赤】)648山陽明石702(山陽→神戸高速→阪神・直通特急【赤】)802梅田810(大阪市営地下鉄御堂筋線)824天王寺/大阪阿部野橋910(近鉄南大阪線→吉野線・特急)1025吉野(徒歩)千本口1035(吉野ロープウェイ)1038吉野山1050(吉野ロープウェイ)1053千本口(徒歩)吉野1106(近鉄吉野線・急行)1204橿原神宮前1223(橿原線)1229大和八木

【後半へ続く】
この日は5時に起床し、朝食後に自宅を出発して山陽電気鉄道の別府駅へ向かいました。まずは自動券売機で山陽明石までの乗車券を購入してから入場し、5時30分発の上り電車(3000系3連)に乗車しました。そこそこの乗車率で、私はドア脇にいました。
そして東二見では当駅始発の直通特急【赤】・阪神梅田行き(5000系6連)に乗車しました。私はクロスシートの窓側席に座り、次の停車駅である山陽明石で下車して。有人改札兼窓口で『スルッとKANSAI 3dayチケット』(5,000円)を購入しました。また、別府~山陽明石の運賃は払い戻されました。そして一旦改札を出てからチケットを自動改札機に通して再入場し、後続の直通特急【赤】・阪神梅田行き(5030系6連)に乗車しました。海側の1人掛けシートは満席だったので、私は山側の2人掛けシートの窓側席に座り、六甲山までの車窓風景を眺めながら終点の阪神梅田まで移動しました。乗客は阪神線内で増えてきましたが、立客は少なかったです。



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梅田駅では大阪市営地下鉄御堂筋線(10系10連)に乗り換えて、天王寺駅まで移動しました。8時台でしたが、日曜日だったので混雑はマシでした。私はドア脇にいました。

天王寺駅で下車後は近鉄の大阪阿部野橋駅へ向かい、窓口で26000系『さくらライナー』で運転される9時10分発・吉野ゆき特急の最前部助士側の座席を指定しました。すると、空いていたので少々驚きましたが、購入することができました。その後は少しだけ駅前を散策してから改札内へと入場しました。少し待っていると、8時53分頃に5・6番のりばに26000系4連が入線してきました。ちなみに当時の26000系『さくらライナー』はリニューアル前の状態でした。ドアが開くと私は一番に先頭4号車の車内へと入り、車内を撮影してから指定された最前部の席に着席しました。窓が大きくて、前面展望には不足ありませんでした。そして最前部の運転士側にも男性の親子連れが座り、相当後方の座席にも数人が着席しましたが、1両全体で10人もいませんでした。吉野特急は桜の時期以外は苦戦しているようですね…。



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特急『さくらライナー』は定刻の9時10分に大阪阿部野橋を発車し、まずは南大阪線の都市部の区間を快調に走ります。しかし、大和川を渡るとカーブが連続する区間へと入り、スピードが上がらなくなりました。線形は古墳を避けるためなので仕方ないものの、これではJRや同じ近鉄の大阪線と比較してもスピード面で分が悪いですね…。



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特急は古市を過ぎると山間部へと入りました。そして奈良県へ入ると線形も良くなったので速度が上がりました。

ところが、乗客が倍増した(といっても数人増えただけですが…)橿原神宮前から単線の吉野線に入ると、途端にノロノロ運転になりました。まぁ、私は車窓風景を入念に眺められるし『さくらライナー』の快適さを長く味わえるので歓迎なのですが、一般の乗客からすれば特急料金を払っていることもあり、もどかしいでしょうね…。私は山里の風景を眺めながらノロノロ運転の特急を堪能していましたw そして、和歌山線との連絡駅である吉野口を過ぎると一気に山深くなりましたが、福神駅が橋上駅舎なのには驚きました。まぁ、2002年にも通っているのですが、記憶が消えていましたww その後は吉野川の谷へと出て、こまめに停車していきます。六田駅にある車庫はとても大手私鉄の本線級のものとは思えませんでした。



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そして大和上市を発車後は吉野川を渡り、吉野神宮を過ぎると山の中を走ります。最後は正面に大きな屋根の建造物が見えてくると、大阪阿部野橋を出発して1時間15分の乗車で10時25分に終点の吉野に到着しました。



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吉野駅では『スルッとKANSAI 3dayチケット』を提示して、チケットの範囲外となる壺阪山~吉野の運賃を支払って出場しました。

吉野駅にて下車後は、折角なので吉野大峯ケーブル自動車が運営する日本最古の現役ロープウェイである吉野ロープウェイにも再乗車することにしました。私は吉野駅を出て案内板通りに南へ歩き、坂道を上ると3~4分で山麓駅に相当する千本口駅に着きました。ここで往復チケットを購入してから、近鉄特急風のデザインが施された搬器(かえで号)へと入ります(2014年現在、搬器の塗色は変更されています)。ちなみに搬器内はケーブルカーと同様に階段状になっていますが、ロープウェイでは珍しいです。私は山麓方の座席に座りましたが、発車直前には乗客が6人になり、全ての座席が埋まりました。そしてロープウェイは千本口を発車しました。道中は、古めかしい支柱を見ながら上昇していきますが、山麓方には近鉄の吉野駅も見渡せました。吉野桜の時期は素晴らしい風景になると思います。



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そして後半は森の中を通り、3分の乗車で山頂駅に相当する吉野山駅に到着しました。今回は乗客が少なかったのですが、桜の時期になると相当待たねばならないようです。



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吉野山駅で下車後は駅の外へ。その瞬間に上千本へ向かう吉野大峯ケーブル自動車の路線バスが発車していきました。吉野山駅付近は中千本の入口に相当していて、私も時間があれば金峯山寺などを観光したかったのですが、今回は時間の関係で断念しました。そして駅へ戻ろうとしたらカップルが記念撮影したいのでシャッターを押してほしいと依頼してきたので、私は応じました。その後は改札内へと戻り、再びロープウェイに乗りましたが、乗客は私と若い男性客の2名だけでした。今度は山頂側に座って、車窓風景を眺めたり撮影したりして下山しました。尚、中間地点で山麓側からの搬器とすれ違いましたが、誰も乗っていなかったためかドアが開いていたのには驚きました…。
山麓の千本口駅に到着後、駅構内を撮影したかったので、1月の天理駅の件を踏まえて女性係員に撮影の許可を求めましたところ、OKが出たので搬器やホームなどを撮影しまくりました。



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そして女性係員に礼を言って千本口駅を後にして、吉野駅へと戻りました。

吉野駅では壺阪山駅までの乗車券を購入して、今度は大阪阿部野橋ゆきの急行に乗車しました。オールロングシートの6200系4連で、往路が特急『さくらライナー』だっただけに物足りなかったです。また、4扉車なので吉野には不釣り合いな車両にも思えました。乗客は1両当たり7~8人ほどで、意外に多く感じました。まぁ、橿原神宮前までは特急とさほど所要時間が変わりませんから、観光客はともかく地元の人は急行を使う人が圧倒的に多いのでしょうね…。



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急行は11時06分に吉野を発車し、急行と言っても吉野線内は各駅に停車しながら来た道を戻ります。私はロングシートに座りながら車窓風景を眺めていました。途中の吉野口駅では反対列車待ち合わせのために少々停車したので、私は車外へ出て車両などの撮影をしました。



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その後も各駅に停車し、乗客が1両当たり30人ほどに増えてきました。そしてほぼ1時間をかけて急行は吉野線を走破し、12時04分に橿原神宮前に到着しました。私は奈良方面へ向かうために下車しましたが、乗る客より下車客の方が多かった印象でした。

橿原神宮前駅では一旦駅の外へ出て西口→中央口→東口の順に駅舎を撮影しました。



イメージ 13中央口駅舎です。

駅舎間の移動はチケットを入場券代わりに使って駅構内を移動しました。その後は改札内へと戻り橿原線ホームへと向かい、大和西大寺ゆきの普通電車(8600系4連)に乗りました。乗客は少なく、私は着席して車窓風景を眺めながら大和八木駅まで移動しました。



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大和八木駅でも改札外へと出て、大阪線の高架ホーム下にある うどん屋「つくし」で、日替わり定食(メニューは忘れましたが…)を食べました。会計時にスタンプ方式のポイントカードを渡されましたが、遠隔地でこのようなカードをもらっても…よくある話ですがw

昼食後は改札内へと戻り、まだまだ乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)