第617回('09) 寝台特急『北斗星』に乗車 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2009年1月24日~26日、2泊3日の日程で北海道・関東へ。
最大の目的は、寝台特急『北斗星』に乗って青森の奥羽貨物支線を乗りつぶすことでした。

今回は初日後半~2日目前半の行程です。寝台特急『北斗星』に乗って札幌から東京・上野へ移動しました。
肝心の奥羽貨物支線通過は真夜中でした。

尚、今回の『北斗星』乗車記はこちらでも以前にUPしております。
今回の日程 2009年1月24日(土)【後半】~1月25日(日)【前半】

札幌1712(函館本線→千歳線→室蘭本線→函館本線→江差線→海峡線→津軽線【車内泊】→奥羽貨物支線→東北本線→青い森鉄道線→IGRいわて銀河鉄道線→東北本線・2レ寝台特急『北斗星』)941上野

【後半へ続く】



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寒い札幌駅に17時03分、小樽方からDD51重連を先頭に『北斗星』が入線してきました。24系25形12両編成で、私は5号車のB寝台1人用個室『ソロ』の上段のチケットを既に押さえていました。扉が開くやいなや、私は車内へ入り自分の個室へ。



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やはり『ソロ』は狭く、上段で直立できるのは階段部分だけです。階段部分も個室内だったので助かりましたが…。個室内に荷物を置いて、少しだけ車内探検をしてから戻りました。そして『北斗星』は定刻の17時12分に札幌を発車しました。上野までの16時間29分の長旅が今始まりました。

まずは車窓風景を眺めますが、既に外は真っ暗で、夜景を眺めることになりましたw その間に車掌がやって来て車内改札が行われ、テンキーについて説明してくれました。その後は再び車窓風景を見ていましたが、市街地以外は明かりが少なく、暗闇の中を走るので、窓ガラスに映った自分や個室内を見ることになってしまいましたw しかし、個室の照明を消したら幾らか外の風景を見ることができました。それでも何だかつまらないので、少し早いですが、札幌駅で買った駅弁『タラバガニ弁当』(1,500円)を食べました。本当は食堂車(グランシャリオ)でコース料理を食べたかったのですが、予算オーバーでして…。パブタイムまでお腹が持たないこともあり、夕食は駅弁にしましたw



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食後は浴衣に着替えて、消灯して夜景を見続けていました。しかし、急に眠気に襲われ、東室蘭を過ぎた辺りで早くも眠ってしまいました…。そして目が覚めたのは函館停車時で、この時に進行方向が変わり、ディーゼル機関車のDD51形から青函用の電気機関車・ED79形に付け替えられました。函館には7分間停車するので下車するのもありでしたが、私は眠くてとてもそのような気にはなれませんでした…。そして『北斗星』は函館を発車しましたが、私はすぐに寝てしまいました。いつの間にか青函トンネルを潜って北海道を後にして本州に上陸していました。

次に目が覚めたのが、津軽線を走行中です。携帯電話のアラームで目覚めました。青森の手前で日付が変わりました。今度は眠るわけにはいかず、『北斗星』に乗った最大の目的である奥羽貨物支線の乗りつぶし時にしっかりと車窓風景(夜景ですが…)を捉えなければなりません。私はデジカメを2つ用意して、1つで撮影、もう1つで動画撮影を行いました。何とかこの目で奥羽貨物支線の沿線風景は確認できましたが、外があまりにも暗すぎて写真・動画ともにうまく撮影できませんでした…。まぁ、何はともあれ奥羽貨物支線の踏破は達成できたので嬉しかったです。そして『北斗星』は青森信号場に停車し、今度は機関車がEF81形に付け替えられました。青森信号場を発車した直後に私は眠りに落ちました…。



イメージ 5深夜の青森信号場にて。

次に目が覚めたのが午前4時頃で、一ノ関付近を走行中でした。今度は目が冴えていて、車内を探検することにしました。食堂車やミニロビー、シャワールームなどを撮影しました。尚、シャワールームはトラブルがあったのか、使用停止となっていましたが…。



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これらのパブリックスペースを一通り回った後は個室へと戻り、夜景を見ながら朝食が始まる6時30分をひたすら待ちました。

6時20分頃に個室を出て食堂車へ向かうと、手前の扉の所で既に1人並んでいました。私は2番目でしたww 少しして振り返ると、私の後ろに3~4人並んでいました。そして6時30分に食堂車の営業開始となり、順番にテーブルに着席します。私は4人用テーブルを1人で独占しましたが、まだ朝早いからか客は10人もいませんでした。実は生まれて初めての食堂車で、内心とてもワクワクしていましたwww



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着席して少しすると注文を聞かれ、和食と洋食の2つしか選択肢しかなかったので、和食派の私は和食を注文しました。しばらくして注文の品がテーブルに届けられ、私は写真撮影をしましたが、おかずを見ると、どう見ても洋食でしたwww 和食と洋食の違いは、主食部分と飲料だけで、和食は御飯と味噌汁にお茶、洋食はパンとスープにオレンジジュース、でした。まぁ、コストダウンの為におかずを共通化しているかもしれませんし、厨房スペースの狭さも影響しているのかもしれません。



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私は食事を始め、10分少々で完食しました。食事が終わると、紅茶が届けられました。コーヒーか紅茶か選択できたのですが、紅茶派の私はコーヒーを選択しませんでした。日の出の時間の車窓風景を眺めながら紅茶を飲み、レジへ向かうと小さな台に『北斗星』グッズが置いてあり販売していました。折角なので私はキーホルダーを購入することにしました。そして『 Suica 』対応のレジで朝食代の1,600円とキーホルダー代を『 Suica 』で支払おうとしたのですが、残額が2,000円ほどしかなかったので私は係員にチャージできるか尋ねました。すると、車内ではチャージできないとのことだったので、私は現金で支払って、食堂車をあとにしました。その後はミニロビーで少し休憩してから個室へ戻り、仕度をしてから洗面所で歯磨き・洗顔をしました。その後は個室でBGMを流して車窓風景を眺めていました。すでに列車は関東地方・栃木県内を走っていて、上野到着まで2時間ほどになりました。この時点で14時間乗り続けているのですが、あっという間に時間が過ぎていました。また、東鷲宮駅付近の高架橋からは、富士山を望めました。



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『北斗星』が大宮を過ぎると都市部をラストスパートします。そして赤羽を過ぎると上野到着の車内放送が…。「やっと着いた」よりも「もう上野かよ?」といった気分の方が強かったです。もっと長時間乗っていたかったのですが、『北斗星』は9時41分に終点の上野に到着しました。私は名残を惜しみながら個室を後にして、車外へ出ました。



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こうして16時間半ほどに及ぶ『北斗星』の旅は終わりました。食堂車で夕食を食べれなかったのは残念でしたが、朝食は食べれたので、まぁ満足しました。また乗りたいですが、『北斗星』が将来どうなるか分かりませんし、このまま乗れずじまいになるかもしれません…。

『北斗星』を下車後は、東京近郊の乗り鉄を続けました。


(つづく)


今回の新規踏破路線(新規探訪廃線跡はありません)

路線名区間距離備考
JR東日本:奥羽貨物支線滝内信号所→青森信号場約1.5km(※1)踏破達成!
(※1)参考記録。

(参考:Wikipedia)