![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/b0/34/j/o0550041214425310712.jpg?caw=800)
内房線編の第2回目は、君津から東京湾沿いを南下して館山へ。館山から房総半島先端部を横断して千倉から太平洋沿いの外房地区を走り安房鴨川へ至る区間を紹介します。
尚、内房線のかつての路線名称は「房総西線」でしたが、1972年(昭和47年)に現在の内房線へと改称されました。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/1d/a3/p/o0640076814425310734.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東日本:内房線 | 蘇我~館山~安房鴨川 | 119.4km |
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
内房線 | 君津~安房鴨川 | 81.1km | 全区間単線。直流1,500V電化 |
踏破達成時 | 2006年11月 |
撮影時 | 2011年8月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/0a/85/j/o0550041214425310756.jpg?caw=800)
今回紹介の当駅より安房鴨川方は全区間単線で、普通列車が毎時1本程度にまで減少します。
君津を発車すると住宅地を西へ走り、小糸川を渡ると富津市へと入って青堀に着きます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a1/a6/j/o0550041214425310769.jpg?caw=800)
大貫を発車後は左右から山が迫り、山間の谷間を南へ走ります。そしてトンネルを抜けると佐貫町に着きます。佐貫町を発車後は短いトンネルを数本潜りながら山あいの田園地帯を走ると、右手には東京湾の湾口に当たる浦賀水道が見えるようになります。しばらく走ると住宅地へと入り、上総湊に到着します。
上総湊を発車すると住宅地を走りますが、湊川を渡ると山間部を走ります。トンネルを抜けると右手に浦賀水道を見ながら走りますが、やがて内陸へ入ると山間部を走るようになり竹岡に着きます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/02/00/j/o0550041214425310793.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/64/a6/j/o0550041214425310812.jpg?caw=800)
当時の普通列車はスカ色113系の独壇場でしたが、10年の時を経てごっそり209系に置き換えられましたね…。
浜金谷を発車すると右前方に鋸山を見ながら走り、その鋸山を鋸山トンネルで潜ると鋸南町へと変わり、平地の住宅地を走ると保田(ほた)に着きます。保田を発車後は山間部へと戻り、右手に浦賀水道を見ながら走りますが、やがて内陸へ入ると住宅地へと入り、鋸南町の中心駅である安房勝山に到着します。
安房勝山を発車すると山あいの田園風景の中を南東へ走り、やがて峠を越えると南房総市へと変わります。その後は田園地帯を南下し、岩井に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/4c/b4/j/o0550041214425310826.jpg?caw=800)
富浦を発車すると田園地帯を南東へ走り、小さい丘陵を越えると館山市へと変わり、住宅地へ入ると那古船形(なこふなかた)に着きます。
那古船形を発車後は館山湾にほど近い住宅地を南へ走り、平久里川を渡ると右手にイオンタウン館山を見ながら市街地へと入り、電留線を見ながら走ると館山に到着します。
那古船形を発車後は館山湾にほど近い住宅地を南へ走り、平久里川を渡ると右手にイオンタウン館山を見ながら市街地へと入り、電留線を見ながら走ると館山に到着します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e4/2d/j/o0550041214425310845.jpg?caw=800)
また、運転上の拠点駅で、特急『さざなみ』は当駅までです。普通列車も一部は当駅で系統が分断されています。
館山を発車すると市街地の中を左へカーブしながら走ります。その後は右手に山が迫る中、田園地帯を東へ走り、その後は左へ右へカーブしながら走ると九重に着きます。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/62/f4/j/o0550041214425310858.jpg?caw=800)
千倉を発車するとさらに左へカーブして、内房線ながら外房側(太平洋側)へ出ます。その後は農村風景を見ながら走り、瀬戸川を渡って左側に峯山、そして右手に港町を見ながら走ると千歳に着きます。千歳を発車後は長閑な農村風景の中を北へ走り、やがて右へカーブすると南三原に着きます。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/df/57/j/o0550041214425310871.jpg?caw=800)
そして右手に和田の港町を見ながら走るとトンネルを抜けて、和田浦に到着します。
和田浦を発車するとやや内陸の農村地帯を北東へ走り、鴨川市へと変わって洲貝川を渡ると住宅地へ入り、江見に着きます。
江見を発車後は山間部へと入り、トンネルを2本抜けると海沿いを走るのですが、海側には国道128号の房州大橋が架かっていて視界が遮られてしまいます…。
江見を発車後は山間部へと入り、トンネルを2本抜けると海沿いを走るのですが、海側には国道128号の房州大橋が架かっていて視界が遮られてしまいます…。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/67/cd/j/o0550041214425310884.jpg?caw=800)
太海を発車後は曽呂川を渡り、内陸の山間部へと入っていきます。そして嶺岡トンネルを抜けると平地へと出て、加茂川を渡ると市街地へと入り、終点の安房鴨川に到着します。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/58/f4/j/o0550041214425310904.jpg?caw=800)
当駅で外房線と接続していますが、直通列車が1本もないので乗り換えとなります。
直通列車の設定がない一因として、房総半島を一周させてしまうと千葉発車時と到着時で列車の向きが反転する不都合が生じてしまうことが挙げられます。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/78/83/j/o0550041214425310909.jpg?caw=800)
駅舎は2006年8月に改装されましたが、写真の駅舎は今も使用されています。
千葉~蘇我が外房線なので安房鴨川駅も外房線の所属と思ってしまいそうですが、当駅は歴史的経緯(内房線側から先に安房鴨川へ延伸されたため)から、内房線の所属駅となっています。
今回の区間では特急『さざなみ』が京葉線経由で東京~君津・館山を、臨時の『新宿さざなみ』が総武線経由で新宿~館山を運行していますが、朝と夕方以降は土休日運休の列車が多くホームライナー的な役割を担っていて、逆に昼間帯は土休日のみ運転の列車が多く、観光要素が強いです。かつては多くの『さざなみ』系統が走っていましたが、東京湾アクアラインや館山自動車道の開通が大きな痛手となり減便されています。また、上り『さざなみ8号』は館山~君津を普通列車として運行しています。
一方の普通列車は、君津~安房鴨川の全区間で終日にわたり概ね1時間に1本の割合での運転です。君津方では全列車が千葉方面へ直通しますが(下り始発のみ木更津発)、前述のように安房鴨川方で外房線へ直通する列車はありません。但し、一部の列車を除き安房鴨川での外房線列車との接続は良好です。
普通列車の運転系統は千葉~館山・安房鴨川と館山~安房鴨川をベースに千葉~上総湊・千倉、木更津→館山、館山~千倉の区間列車も一部設定があります。また、朝に上り1本のみ上総湊発東京行きの京葉線直通の快速列車が運転されています。
さらに、千葉方面~安房鴨川方面を移動される際は、館山駅で乗り換えとなるケースがあるので注意が必要です。また、館山~安房鴨川では終電が早い(安房鴨川行きは館山発20:52ですが、千倉までは23時台まで運転。館山方面は安房鴨川発21:14)ので要注意で、始発も両方向とも6時台と遅いです(館山~千倉は5時台より運行)。
さらに、千葉方面~安房鴨川方面を移動される際は、館山駅で乗り換えとなるケースがあるので注意が必要です。また、館山~安房鴨川では終電が早い(安房鴨川行きは館山発20:52ですが、千倉までは23時台まで運転。館山方面は安房鴨川発21:14)ので要注意で、始発も両方向とも6時台と遅いです(館山~千倉は5時台より運行)。
普通列車の使用車両は209系ですが、京葉線直通列車はE233系5000番台です。
千葉からの所要時間は、君津まで50分前後、館山まで2時間弱、安房鴨川まで2時間30分台~2時間50分台です。
千葉~安房鴨川を直通利用する際は外房線経由の方が速いです(概ね2時間10分台)。
千葉~安房鴨川を直通利用する際は外房線経由の方が速いです(概ね2時間10分台)。
乗換駅 | 乗換路線 |
君津駅 | JR東日本:内房線(千葉・東京方面) |
浜金谷駅 | 鋸山ロープウェー (鋸山山麓駅まで徒歩10分) |
安房鴨川駅 | JR東日本:外房線 (勝浦・茂原・千葉方面) |
(参考:Wikipedia)