第571回('08) 白馬・Hakuba47のゴンドラリフトや観光リフトに乗車。そして路 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2008年8月9日~12日、この年のお盆休みは3泊4日の日程で北陸・信州・北関東方面を乗り鉄しました。
JR在来線の乗車には『青春18きっぷ』を中心に使用しました。

今回は2日目、8月10日後半の行程です。
白馬五竜へ行った後は、北隣にあるHakuba47ウィンタースポーツパーク(通称:「よんなな」。ネット検索では「白馬47」も候補に出てきます)のゴンドラリフトや観光リフトに乗車しました。そして白馬を後にして、路線バスで長野市へ移動しました。
今回の日程 2008年8月10日(日) 【後半】 

八方バスターミナル1024(Hakuba47の送迎バス)1046ゴンドラステーション1052(Hakuba47・ゴンドラリフト Line-8)1059ゴンドラ山頂駅1101(ペアリフト Line-A・B)1108山麓駅1117(ミニゴンドラ Line-C)1125山頂駅【南沢の頭】1136(ミニゴンドラ Line-C)1144山麓駅1146(ペアリフト Line-A・B)1153ゴンドラ山頂駅1200(ゴンドラリフト Line-8)1208ゴンドラステーション1240(徒歩)1327飯森1335(大糸線・330M)1338神城(徒歩)白馬五竜1348(花三昧中心会場連絡バス・ルート2)1357八方バスターミナル1520(川中島バス 特急・長野駅東口行き)1629長野駅東口/長野

【宿泊】
八方バスターミナルからは、白馬ジャンプ競技場(スキーのジャンプ台)にあるリフトに乗りに行こうとしましたが、バスターミナル内では「Hakuba47」への料金不要の送迎バスがすぐに発車するとの案内がありました。Hakuba47も白馬村にあるスキー場で、夏期でも3本の索道路線に乗れることを事前に調べて知っていましたが、翌2009年に訪ねようと思っていました。しかし、白馬ジャンプ競技場は1路線ですが、Hakuba47だと3路線を乗りつぶせます。1分ほど悩み考えた末、予定を変更して白馬ジャンプ競技場を断念し、多くの路線数を稼げるHakuba47へ向かう決心をしました(大げさですが…)。そして私はバスターミナルに停車しているSLのような形をしたHakuba47の送迎バスに乗り込みましたが、乗客は私だけでした…。



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送迎バスは10時24分に八方バスターミナルを発車し、八方地区をグルグル回ってから先程『花三昧中心会場連絡バス』で通った道へと入り南へ進みます。そして名鉄別荘地を少し過ぎたところで右折して山の方へ向かい、スキー場が見えてくると、22分の乗車でHakuba47マウンテンスポーツパーク(冬季はウィンタースポーツパーク)に到着しました。



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到着後はゴンドラリフトLine-8(8人乗りリフト)の山麓駅に相当するゴンドラステーションで、索道で行ける最も遠い場所・「南沢の頭」までの往復チケットを買いました。そしてすぐにゴンドラに乗車しようと乗り場へ行きましたが、前に並んでいた客がモトクロスごとゴンドラへ入りました。Hakuba47のグリーンシーズンにはゲレンデなどにモトクロスのコースが設置されていて、大会も開催されているとのことでした。この日は大会が開催されていなかったので、一般客も索道を利用できました。
私はモトクロスの客の1台後ろのゴンドラに乗車し、ゲレンデを上がっていきます。途中、支柱を通過する時に、「(株)中京テレビリゾート企画」と書かれていたことに驚きました。このHakuba47は名古屋にある中京テレビの関連会社が開発したスキー場だったのです。先程の名鉄別荘地といい、白馬には結構名古屋資本が入り込んでいることを実感しました。もっとも、2008年時点では中京テレビ傘下ではないそうですが…。



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さらに、かなり高度が上がると右側には八方尾根が見えてきました。八方尾根には白馬で一番メジャーなゴンドラリフトがあるのですが、2008年夏期は例年営業しているリフトのうち、黒菱第3ペアリフトのみが運休とのことで、この日に乗りに行っても翌年に乗り直す必要があることから2008年の乗車は見送りました。予想に反して思ったより素晴らしい風景を堪能して7分、ゴンドラリフトはゴンドラ山頂駅に到着しました。1台前のモトクロス客は、駅を出て早々モトクロスに乗ってコースへと入っていきました。モトクロスでコースを下って山麓へ、そしてゴンドラリフトで山頂への繰り返しですね。

さて、私はさらに山上を目指すのですが、次に乗るリフトは上りではなく下りでした。一抹の不安を感じましたが、私は案内図に従い2人乗りリフトのペアリフトLine-A・Bに乗車しました。ここのリフトは中央にある支柱を中心に2人乗りリフトが2路線あり、どちらがA線か分かりませんでした…。また、動いているのは片方の路線だけでした。私はリフトに乗り、左手に先程乗ってきたゴンドラリフトを見ながら斜面を下り、こちらも7分の乗車で山麓側の駅に着きました。



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そして今度はミニゴンドラLine-Cに乗り継ぐのですが、このLine-Cは、冬期は4人乗りのクワッドリフトで営業していて、夏期はリフトを4人乗りのミニゴンドラに付け替えて営業しています。



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ミニゴンドラは搬器数が少ないようで、乗車までに5~6分待ちました。そしてミニゴンドラに乗り、今度は山の斜面を登っていきます。途中、木々が鬱蒼と茂った森の中を通りますが、虫も多そうで、リフトよりもゴンドラの方が安心かな、と思えるくらいでした。ミニゴンドラはどんどん山を登り、8分の乗車で山頂駅に着きました。



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この山頂駅一帯は「南沢の頭」と呼ばれていて、少々木々に遮られたものの、周りの景色を見渡すことができました。また、先程登った白馬五竜のアルプス平駅へも徒歩圏内で、また冬期には地蔵の頭へ通じるリフトも営業していますが、今回は五竜に戻ることなく、山頂駅周辺を少し散策してから、今度は往路と逆コースでミニゴンドラ、ペアリフト、ゴンドラリフトと乗り継いで山麓まで下山しました。



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下山時はミニゴンドラとゴンドラリフトで下り方向となり、遠方の風景まで見渡せました。標高の高い所に少し雲がかかっていたのが残念だったのですが…。下山した時には12時08分になっていました。

下山後は、送迎バスで八方バスターミナルへ戻ろうとしましたが、バス停にある時刻表を見ると送迎バスが15時までないことが判明しましたが、この時点でまだ12時過ぎです。さすがに15時まで待てません…。ここは仕方なく徒歩で下山し、電車かバスに乗ることにしました。しかし、徒歩だと食事にありつけない可能性もあるので、レストハウスで600円する「おろしぶっかけうどん」と100円の焼きおにぎりを食べて腹ごしらえを済ませました。まぁ、こういう場所の常で、味はイマイチなように感じましたが…。また、ゲレンデのゴール付近に目をやると、子供用にミニ鉄道が敷設されていて、300系新幹線電車を模した車両が走っていました。せめて500系や885系などにできなかったのでしょうかw まぁ、1990年代前半から使い倒している可能性もありますし、元々名古屋資本だった縁かもしれませんし…(300系新幹線電車はJR東海が開発した車両です)。



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そしてHakuba47を後にして、徒歩で国道148号へ通じる道路を東へ進みました。先程、送迎バスで通った道です。下り坂が続いていて足取りは軽かったのですが、この日は真夏の8月10日、しかも晴天とくれば、必然的に汗だくになってしまいましたwww しばらく歩くと平地へ出て、名鉄別荘地の南側にある田園地帯をさらに東へ進みました。その後、携帯電話の地図アプリで周辺の地図を見ると、大糸線の飯森駅が近くにあることが分かり、飯森駅を目指して歩きました。結局、途中で給水しながら47分歩いて、13時27分にようやく飯森駅に着きました。熱中症にならずに済みましたが、もう汗びっしょりでした…。私は駅の待合室で鉄道の時刻表を見ましたが、白馬へ向かう電車は14時29分まで1時間待たねばなりません…。しかし、松本方面への電車は8分後の13時35分に来ます。そこで私は、バスの時刻を時刻表や手持ちのパンフレットで調べたら、13時48分に神城駅近くの白馬五竜バス停から八方へ向かう『花三昧中心会場連絡バス』が停車することが分かり、私は神城駅へ向かうことにしました。ホームへ出て電車を待っていると、近くで待っていた中年男性客が私に話しかけてきて、「どこから来られたのですか」と、いかにも私がよそ者と分かり切ったような質問をしてきました。私は「関西です。あなたは地元の方ですか?」と言うと中年男性は、「私は新潟県上越市の……家族が……」と1分くらい話し続けました。中年男性には申し訳ないのですが、私は超疲れていて男性の話が右から左へ流れていってしまいました…。
男性の話が終わるとすぐに、白馬方から信濃大町行きの電車がやって来ました。E127系2連で、車内へ入ると冷房がガンガン効いていて超気持ち良かったですw 



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私は次の駅で下車するので立席のまま移動し、神城駅では運賃箱に運賃分の硬貨を投入して下車しました。

下車後は駅前を通る国道148号へ出て白馬五竜バス停を探しましたが、すぐに見つけることができました。ちなみに、「白馬五竜」といってもスキー場前とは別の場所です。しばらく待っていると『花三昧中心会場連絡バス』が来ました。車内には10人ほど乗っていました。バスは今回も午前中と同じ道を走り、9分の乗車で八方バスターミナルに戻ることができました。

もうバテてしまったのでこの日の白馬巡りはこれで終了として、残る八方と岩岳、そして白馬ジャンプ競技場の索道は翌年以降に回すことにしました。そして、これは元々予定していた八方バスターミナル15時20分発長野駅東口行きの特急バスの発車を1時間以上待ちました。乗車券は自動券売機で購入しました。1,500円でした。



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1時間以上待ち、体力は回復……せずに疲れが取れませんでした。そしてバスがようやく入線し、乗車しました。アルピコグループの川中島バスによる運行で、高速バスタイプの車両でした。乗客はこの時点で20人ほどと比較的多く、東京~白馬のアクセスとして長野新幹線~特急バスのルートが確立していることをしみじみと感じました。所要時間で太刀打ちできない松本経由の『あずさ』が苦戦しているかもしれませんね…。

バスは15時20分に八方バスターミナルを発車し、白馬駅や先程『花三昧中心会場連絡バス』に乗車した白馬五竜を経由し、数人ずつが乗車して8割方の座席が埋まりました。私は白馬五竜から乗車しても良かったのですが、座席確保の観点から始発停留所である八方BTにこだわりました。バスは白馬五竜を発車すると国道148号から左へ逸れて東側を通る県道に移りました。そして長野オリンピック開催前に整備されたと思われる状態の良い山道を通り、ひたすら東へ進みます。途中からは犀川を見ながら国道19号を走り、やがて山間部を出ると徐々に長野の市街地へと入っていき、一度長野駅善光寺口の前を通過してから長野駅北側でJR線を潜って東側へ出て、16時29分に終点の長野駅東口に到着しました。



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ほとんどの下車客が長野駅へ向かいました。私もホテルが駅の反対側なので、自由通路を通り善光寺口側へ回りました。そしてホテルへチェックインしました。少し休憩した後、夕食を食べるために外出しましたが、疲れていて食欲がわきませんでした…。こういう時は蕎麦がいいと思い長野駅へ戻り、立食いそば店で「野沢菜わさび昆布そば」と稲荷を1つ注文して食べました。私は関西人なので、麺類には必ずといっても良いくらい御飯ものを付けて食べます。炭水化物+炭水化物ですwww

夕食後はコンビニで飲料や翌日の朝食を購入してからホテルへ戻りました。まだ18時前ですw そして風呂へ入り、テレビを観ていたら、いつしか寝ていました。多分、20時にもなっていなかったと思います。白昼の徒歩移動がよほど堪えていたようです…。

(つづく)


今回の新規踏破路線(Hakuba47)

路線名区間距離備考
ゴンドラリフトLine-8 ゴンドラステーション~ゴンドラ山頂駅 1,456m 踏破達成!
ぺアリフトLine-A・B 山頂駅~山麓駅 595m 踏破達成!
ミニゴンドラLine-C 山麓駅~山頂駅 1,228m 踏破達成!
(参考:Hakuba47のHP、Wikipedia)