719系電車 (JR東日本)【鈍-1グランプリ・エントリーNo.10】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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新幹線を除く在来線の『鈍行』車両を紹介する鈍-1グランプリのノミネート車両を順次紹介していきます。
エントリーNo.10は、JR東日本の電車・719系です。

1989年に製造された交流用電車で、東北地方に多く残存していた急行形電車のうち、
初期に製造されて老朽化の著しい451系や453系を中心に淘汰しました。

外観ですが、前面は213系と同じで、助士側の窓が下方へ拡大されています。
国鉄末期~JR初期に流行っていた定番のデザインです。
また、ステンレス車両で、緑と赤の帯をまいています。
後に磐越東線に転属した車両は、赤べこの「あかべぇ」にちなんだ赤と黒の帯になっています。

なお、山形新幹線開通時に標準軌化された奥羽本線の『山形線』区間にも
標準軌専用の719系5000番台が投入されました。


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車内ですが、3扉で扉間は集団見合い式のクロスシート、
扉脇や車端部はロングシートになっています。また、1編成に1ヶ所トイレがあります。

側窓は扉間に3か所ですが、うまい具合にクロスシートと窓割が合っているのが特徴です。

但し、1980年代後半に製造された車両共通の問題として、
縦引式カーテンの固定位置が下寄りと真下にしかないのが弱点です。

制御装置はサイリスタ連続位相制御ですが、次世代の701系よりVVVF制御へ移行しました。

私にとって、乗り鉄の旅をするには良い面と悪い面の両方を持ち合わせた車両です。


JR東日本の701系電車に対する私の勝手な評価(平均値)は
評価項目点数
外観・デザイン18点
車両性能18点
車内・居住性18点
乗りたい度12点
合計 66点
(※)各項目25点満点ずつの計100点満点。


ということで、66点でした…。701系よりマシですが、あまり乗りたい車両ではありません。
集団見合い型の配置で「特等席」が限られること、そしてカーテンの固定位置が引っ掛かりました。

新しいと思っていた719系も、既にデビューしてから25年が経過します。
いつの間にか東北地区の交流電化区間では最古参の一般形電車になってしまいました。
他社(北海道、西日本、四国、九州)でしたらまだまだ安泰でしょうが、
JR東日本のことですから、E721系タイプの車両に一斉置換えなんてこともあるかもしれません。
乗るなら早いうちの方が良いかもしれません。

(参考:Wikipedia)