第517回('07) 高尾山からリフトで下山。東京経由で帰宅 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
2007年9月14日~16日、2泊3日の日程で関東甲信越を乗り鉄しました。今回は新幹線も使いました。

今回は最終3日目、9月16日後半の模様です。
東京在住の弟と一緒に、この2007年にミシュランガイドで三つ星を獲得した高尾山へ行きました。
下山時はエコーリフトを利用しました。その後は東京都区内にある弟の家に寄ってから兵庫県加古川市の自宅へ帰りました。
今回の日程 2007年9月16日(日) 【後半】

高尾山(徒歩)山上1334(エコーリフト)1346山麓(徒歩)高尾山口1412(京王高尾線)1415高尾1431(中央線快速・1464T中央特快)1500三鷹1503(中央・総武緩行線)1512阿佐ヶ谷/阿佐谷駅1518(関東バス)1526鷺ノ宮駅/鷺ノ宮1653(西武新宿線・急行)1701高田馬場1707(山手線内回り)1711新宿1714(中央線快速・1626H中央特快)1727東京1746(東海道新幹線・のぞみ137号)2019新大阪2038(山陽新幹線・ひかり383号)2102西明石2112(JR神戸線・3303M新快速)2121加古川

【帰宅】
高尾山へは高尾登山電鉄のケーブルカーで登山しましたが、下山時はケーブルカーに並行する「エコーリフト」を利用することにしました。まずはケーブルカーの高尾山駅から北へ200mほど歩いてリフトの山上駅へ。ここでも行列ができていましたが、リフトは循環式なので行列は少しずつ前へ進んでいました。私と弟は最後尾に並びましたが、5分ほどで我々が乗る番が回ってきました。ここの乗り場はベルトコンベアーになっていて、係員に案内されて我々はベルトコンベヤーに乗ると、「爆笑レッドカーペット」と似たような感じでコンベアが前へ進み、乗車位置で停止しました。そして、後ろから来た2人乗りリフトに腰掛けて山上駅を出発しました。何だか「物」扱いのような気もしますが、面白い乗車方法でした。



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リフトは森の中をスローで下っていきます。正面には多摩丘陵に広がる住宅街が見えました。新宿の高層ビル群が見えたかどうかは忘れましたが…。ちなみに当時、東京スカイツリーは建設中で、まだまだその姿を見ることはできませんでした。



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また、ケーブルカーと並行するだけあり、観光リフトの路線にしては距離が長く、結構長い時間乗っていました。そして最後は木々に遮られて正面の景色が見えなくなり、12分の乗車で山麓駅に着きました。降車時もベルトコンベヤーの上に降りるシステムで、今度は歩いてコンベアの外へ出なければなりません。動く歩道から降りる要領で我々はスムーズに降車できました。
下山後は、登山時には撮影できなかったケーブルカーの清滝駅を撮影してから高尾山口駅に戻りました。

高尾山口駅からは京王高尾線の各駅停車(8000系6連+4連)に乗りました。乗車率はさほど高くありませんでした。そして今回は新宿まで乗り通さずに高尾駅で下車。JRの中央線に乗り換えて、鷺ノ宮の最寄駅である阿佐ヶ谷を目指すことにしました。ホームへ着くと、数を減らしている201系に遭遇しました。大阪環状線では新型扱いされていましたが、こちらでは旧型なのですね…。



イメージ 3

我々が乗車したのは201系ではなく新型のE233系10両編成の中央特快・東京行きでした。始発駅なので我々は余裕で座れました。



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今回も車窓風景は二の次にして、弟と話しながらの移動になりました。中央特快は東京都心へ速く移動できる電車なので、八王子や立川、国分寺では多くの人が乗ってきて、車内は混雑してきました。また、立川~三鷹では高架化工事が行われていましたが、複々線化の可能性はかなり低下したようですね…。

中央特快は三鷹の次は中野まで停車しないので、三鷹で下車して中央・総武緩行線の各駅停車(黄帯のE231系10連)に乗り換えました。平日ですと中央線の快速が阿佐ヶ谷にも停車するのですが、土休日は杉並区の高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪は全列車が通過してしまい、緩行線の電車を利用するほかない状況になっています。阿佐ヶ谷駅の利用客としては以上のように見えますが、逆に吉祥寺以遠の東京都多摩地区などの相当数の利用客からすれば、なんで緩行線の電車が停まる高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪に快速も停車するの?平日も全列車通過せよ!となるわけです。これが俗に言う『杉並三駅問題』または『杉並3駅問題』で、長年の懸案事項になっています。

この日は日曜日だったので、我々は割を食う形で三鷹駅の跨線橋を渡って緩行線に乗り換えて、ガラガラの電車に着席しました。電車は当然ながら各駅に停車していきますが、さすがは東京、吉祥寺、西荻窪、荻窪と進むごとに乗客が増えてきました。そして我々は4駅目の阿佐ヶ谷で下車して、改札外へ出ました。



イメージ 5

阿佐ヶ谷駅は私の地元・加古川駅より小さな駅と思い込んでいましたが下車して驚きました。駅前は加古川より賑やかで、また乗車人員も加古川の倍ほど、また明石駅に迫るほどの多さで、改めて東京のスケールの大きさに圧倒されました。

我々は阿佐ヶ谷駅の北口側にある阿佐谷駅バス停(現在は阿佐ヶ谷駅に改称)から関東バスに乗って鷺ノ宮駅を目指しました。都会のバスは均一運賃なので、乗車時に運賃を支払う前乗り後降りのシステムでした。バスは『 PASMO 』に対応していたので、弟は『 PASMO 』を、私は『 Suica 』をタッチしました。乗客は多かったですが、何とか着席できました。
バスは杉並区役所から阿佐ヶ谷駅と鷺ノ宮駅を経由して西武池袋線の中村橋駅までを結ぶ南北の「中杉通り」を北へ走ります。沿道はずっと市街地です。杉並区内の中杉通りは道幅が広かったですが、中野区へ入ると急に狭くなりました。そして我々は8分後に着いた鷺ノ宮駅前で下車して、弟の家へ戻りました。

弟の家では競馬中継を見たりして休憩しました。そして1時間後に私は弟の家を出発して帰ることにしました。買い物に行くという弟も鷺ノ宮駅まで見送ってくれ、定期券を持っていたのでホームで別れました。
私が乗った列車は急行・西武新宿行きでした。この日は西武ドームで西武ライオンズのデーゲームが行われていたようで、臨時の急行と定期の急行が2分間隔で雁行していました。記憶では、私は後発の急行に乗ったと思います。急行は6000系10連で、ガラガラでした。私は着席して車窓風景を眺め、次の停車駅の高田馬場で下車しました。

高田馬場駅では、予め朝に上野駅で買っていたJRの「東京都区内→加古川」のきっぷを用意して山手線へ。まずは混雑している内回り電車(E231系11連)に乗って新宿へ。ホームを移って中央線快速の中央特快(E233系6連+4連)に乗り継いで、ドア脇で車窓風景を眺めながら東京駅まで移動しました。

東京駅では普通の弁当のような駅弁(秋野菜弁当)を買ってから東海道新幹線に乗りました。乗車列車は『のぞみ137号』新大阪行きで、700系16連でした。今回は指定席の3列席窓側A席を確保しました。車内はガラガラで、私の列のBC席には誰も来ませんでした。自由席は混雑していたようですが…。



イメージ 62008年10月、静岡駅にて撮影。

『のぞみ137号』は17時46分に東京を発車し、すぐに品川に停車しました。今回は品川がポイントで、「BC席に誰も来るな…」と祈っていました。願いが通じたのか、BC席には誰も来ませんでした。この『のぞみ137号』は品川の次は新横浜を通過して名古屋まで停車しない列車で、結果として名古屋まではABC席を独占できることになりました! というのも、実はこの日、朝から超眠たかったので、どうせ夜間で車窓風景を望めない新幹線で仮眠を取ろうと思っていました。私は弁当を食べた後に3列席をベッド代わりにして、行儀は悪いですが眠気に負けてしまい寝てしまいました。しかし、自分の座席のみでの仮眠と3人分使っての仮眠とでは、全然違いました。名古屋停車直前に目が覚めましたが、ぐっすり眠れていました! ガラガラの列車でしかできない芸当です。

名古屋でも誰もBC席に来なかったので、また眠ってしまいました。そして京都手前で目が覚めましたが、さすがに京都~新大阪で新大阪止まりの列車の指定席に乗る人はいなかったようです。京都から私は座席に座って夜景を眺め、TOKIOの曲のチャイムが流れると20時19分に終点の新大阪に到着しました。指定席の私の車両は3~4人しか乗っていませんでした。

新大阪では山陽新幹線・岡山行きの『ひかり383号』に乗り継ぎました。300系16連で、今回は自由席に座りましたが、ガラガラでした。300系は700系と比較して見劣りする点が多いですが、側窓は700系より300系の方が大きいので車窓風景の点ではこちらの方が好きでした。N700系などは側窓が小さすぎます…。
列車は20時38分に新大阪を発車し、途中は新神戸に停車して、21時02分に西明石に着きました。私は下車しました。

西明石からはJR神戸線の新快速に乗車しました。223系8+4連で、この223系を見ると関西に戻ってきたな~と安心すると同時に、一気に旅を終了させられた気分にもなってしまいますw 空いていたので私は窓側席に座り、居眠りしないように注意しました。そして加古川には21時21分に到着。私は何とか下車して、家路を急ぎました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
高尾山エコーリフト 山上→山麓 872m 踏破達成!
(参考:Wikipedia)