第514回('07) 長野から志賀草津ルートの索道に乗りながら草津まで移動 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…
2007年9月14日~16日、2泊3日の日程で関東甲信越を乗り鉄しました。今回は新幹線も使いました。

今回は2日目、9月15日前半の模様です。
長野から長野電鉄長野線に乗って湯田中へ。長電バスに乗り換えて志賀高原にある複数の索道(リフトなど)に乗ってから群馬県草津町の白根火山ロープウェイに乗りました。
今回の日程 2007年9月15日(土) 【前半】

長野629(長野電鉄長野線)736湯田中/湯田中駅740(長電バス)821硯川826(前山リフト)830前山山頂849(前山リフト)853硯川901(長電バス)912のぞき919(横手山スカイレーター)923中間駅924(横手山スカイリフト)930横手山頂935(渋峠ロマンスリフト)946渋峠959(長電バス)1012白根火山/白根レストハウス1024(草津町営シャトルバス)1028白根山頂【逢の峰】1032(白根火山ロープウェイ)1040白根山麓【殺生河原】1051(ロープウェイ)1059白根山頂【逢の峰】/山麓駅1108(本白根山リフト)1114山頂駅1122(本白根山リフト)1128山麓駅/白根山頂【逢の峰】1151(草津町営シャトルバス)1155白根レストハウス/白根火山

【後半へ続く】
この日は5時に起床し、朝食後にホテルをチェックアウト。この日は晴天に恵まれました。まずは地下にある長野電鉄長野駅へ向かいました。湯田中までのきっぷを買ってから改札を通り、3500系2連の湯田中行き普通電車に乗車しました。車内はガラガラだったので、私はロングシートに着席して車窓風景を眺めることにしました。

電車は6時29分に長野を発車し、須坂までは主に住宅地を走ります。千曲川を渡る村山橋は新しい橋の建設が進んでいました。当時はまだ旧橋を渡っていました。須坂からはリンゴ園などの中を走り、左側車窓には長野市街を遠望できました。信州中野を過ぎると連続上り勾配が続き、7時36分に終点の湯田中に到着しました。湯田中駅は1996年9月に改修工事が行われ、名物だったミニスイッチバックが廃止されましたが、私は改修後初訪問で、駅の変わりように驚きました。線路が延びていた終端部には線路を寸断するように通路が設けられていました…。



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しかし駅舎は以前のままで、少し安心しました。

湯田中駅では志賀高原へ向かう長野電鉄の長電バスに乗り換えました。窓口で硯川までの乗車券を購入して、既に停車していたバスに乗車。私は最前部の席に座りました。乗客は2名だけでした…。



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バスは7時40分に湯田中駅を発車し、湯田中温泉や渋温泉を走ります。そして国道292号線を通って志賀高原へと入り、前年の2006年に訪問した志賀高原ロープウェイ(2011年廃止)の最寄バス停である蓮池を過ぎると、さらに山を登っていきます。景色も段々と素晴らしくなってきました。そして8時21分、バスは終点の硯川に到着しました。最後まで乗り通した客が私だけでした…。



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バスを降車後は、硯川バス停から見て国道292号の向かい側で営業している前山(サマー)リフトに乗車します。



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まずは山麓駅に相当する硯川駅にあるリフトの運転室で往復券を求め、早速前山リフトに乗りました。リフトは2人乗りでした。周りは草むらで木が生えていなかったので眺望は良かったです。そして4分の乗車で前山山頂駅に到着しました。

前山山頂駅到着後は、駅周辺を散策しました。近くには「渋池」という沼のような池がありました。



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しばし渋池を眺めてから、私は前山山頂駅に戻りました。そして、次に乗るバスに間に合わせるために早々と下山しました。下山時の眺望は素晴らしかったです。



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下山後は、硯川を9時01分に発車する長電バスの白根火山行きに乗車しました。乗客は7~8人でした。バスはさらに高い場所を走り、カーブの途中からは長野盆地や北アルプスの山々を一望できました。立山黒部アルペンルートにも決して見劣りしない風景だと思います。そして11分後の9時12分にバスは「のぞき」バス停に到着。私を含む数人が下車しました。
「のぞき」からの眺望は覗かなくても素晴らしかったですww

「のぞき」からは横手山スカイレーターに乗車します。まずは渋峠までのチケットを買ってから、私は先頭に並びました。このスカイレーターは、見た目はスロープ型の動く歩道といった感じで、ダイエーのハイパーマートにあるような動くスロープと似ていました。但し、1基しかないので、時間を区切って上り・下りと交互運転していました。私が来た時は下り運転中でしたが、係員が1人乗っていただけでした。まだ早い時間ですから、下山する一般客はいなかったようですw



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そしてスカイレーターは上り運転に切り替わりました。私は1番に乗りましたが、後続には20人ほど並んでいました。我々は工場で生産された製品のようにベルトコンベアー状のスカイレーターで少しずつ上っていきました。山麓方を見ると素晴らしい景色を眺められました。そして4分の乗車で山頂側の乗場(中間駅)に到着し、下車しました。歩けば速く移動できそうですが、スカイレーターを歩く行為は禁止されていました。



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中間駅に着いた後は、落ち着く間もなく横手山スカイリフトに乗り継ぎました。このリフトで横手山まで登るのですが、上りは景色が悪いです…。しかし、後ろを振り返ると大パノラマの風景が展開していました! 結局、私は道中の半分以上が後ろ向きの状態でした…。そして6分の乗車で横手山頂駅に着きました。



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横手山頂では休憩したかったのですが、早く渋峠へ行かないとバスに乗り遅れてしまうので、滞在は5分にとどめて、群馬県側の渋峠ロマンスリフトに乗車しました。横手山頂の歩道でいつの間にか長野県から群馬県へと変わっていました。渋峠ロマンスリフトは下りの乗車だったので正面の展望を期待したのですが、残念ながら群馬県側はガスがかかっていて眺望はイマイチでした…。このリフトは長く、山麓駅に相当する渋峠駅まで11分かかりました。



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標高2,172mの渋峠ではバスが来るまで13分待ちました。もう少し横手山頂に滞在しても良かったですね…。そして13分後の9時59分、白根火山行きの長電バスがやって来ました。乗客は2~3人ほどと少なかったです。
バスは山々の尾根線を走りますが、少しずつ標高が下がってきました。



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高原の景色の中を走り、10時12分に終点の白根火山バス停に到着しました。



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今度は草津町が運営する白根火山ロープウェイに乗ります。しかし、バス停から白根山頂駅へは距離があります。「歩くのしんどいなぁ~」と思っていたところ、バス停と白根山頂駅を結ぶ料金不要のシャトルバスの案内の看板が! これは助かります。しかもバス発車時刻が10時24分で、さほど待たずに乗れたのが有難かったです。シャトルバスはマイクロバスで、5~6人が乗車しました。



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バスは逢ノ峰を迂回するように進みますが、狭い道路には歩行者も多く、スピードは上がりません…。それでも約1kmの道のりを4分で走破して、白根山頂駅に到着しました。

白根山頂駅に到着後はすぐに往復チケットを買いましたが、今回は山頂側から山麓へ下るルートを往復するので違和感がありましたw
チケット購入後はホームへ。ここのロープウェイは循環式で、6人乗りゴンドラリフトに乗りました。利用客は少なく、相席にはなりませんでした。ロープウェイは険しい火山地形を下ります。沿線は、冬はスキー場として使われているようで、リフトも確認できました。ロープウェイはどんどん下りますが、周りに木々は少なく、何だか殺風景に感じました。



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そして8分の乗車で山麓駅に到着しましたが、この地域は殺生河原と呼ばれていて、「なるほど」と思いました。

山麓駅には駐車場とスキー場のレストハウスがあるだけだったので、長く滞在せずにトイレ休憩だけにとどめて、すぐに上りのロープウェイに乗って白根山頂駅に戻りました。



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白根山頂駅到着後は白根火山バス停へ戻らなくてはならないのですが、その前に、南側にある本白根山へ登る本白根山リフト(本来はスキーリフト。現在の名称は「本白根山コマクサリフト」)が夏期営業していたので、乗ることにしました。2分ほど歩くと山麓駅に到着しました。そしてお金(350円)を払ってチケットを貰おうとしましたが、チケットはないとのことで、ただ現金を支払っただけでした。また、片道ごとの決済で、下山する際は山頂駅でお金を払って下さい、とのことした。その後、私は2人乗りリフトに乗車し、木々の少ない道中を登っていきます。沿線にはゲレンデもありました。そして正面に本白根山を見て6分、山頂駅に到着しました。

白根山頂駅では北側にそびえる白根山や、火山湖の「湯釜」の外縁部を望むことができました。その後は再び350円を支払い、本白根山リフトに乗って下山しました。



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下山後は、今のうちに昼食を…ということで、白根火山ロープウェイの白根山頂駅舎内にある食堂へ。誰も人はいませんでした…。700円くらいの焼カレーと350円の出来合いの まいたけごはんがありましたが、私は費用節約、焼きカレーだと時間がかかりそう、などの理由で出来合いの まいたけごはんを買いました。食堂の主人は焼カレーが自信作のようで、私に焼カレーを勧めてきましたが、私は前述の理由で「いや、まいたけごはんで」と、押し切りましたw

私は食堂でさっさと まいたけごはんを食べて、駅の外へ。すぐにやって来たシャトルバスに乗って11時55分に白根火山バス停へ戻りました。

次に乗車するバスは12時30分発だったので、バスが来るまでの間は白根火山を観光することにしました。バス停の近くに「湯釜」があるので、5分ほど歩いて見物しました。前月に訪問した蔵王の「お釜」と同じような感じでしたが、「湯釜」の方が水の色が白系でした。



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上が「湯釜」、下が蔵王の「お釜」です。

「湯釜」を見物後はバス停に戻りましたが、バス停の近くには駐車場や売店がありました。売店では「五平餅」が売られていて、美味しそうだったので私は1本買って食べました。まいたけごはんが少なかったので、これで腹八分目になりましたw

五平餅を食べた後はバス停へ戻り、旅を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
前山リフト 硯川~前山山頂 不明 踏破達成!
横手山スカイレーター 山麓→山頂 200m 踏破達成!
横手山スカイリフト 山麓→山頂 410m 踏破達成!
渋峠ロマンスリフト 山頂→山麓(渋峠) 約892m 踏破達成!
白根火山ロープウェイ 山頂~山麓 2407.53m 踏破達成!
本白根山リフト 山麓~山頂 326.89m 踏破達成!
(参考:Wikipedia)