第502回('07) 気仙沼の大島で亀山リフトに乗車。そして大船渡線で盛(さかり)へ移動 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…
2007年8月11日~15日、まずは新幹線で東京まで移動し、『青春18きっぷ』などを使用して東日本を乗り鉄しました。
中でも、3日目~4日目は宮城県と岩手県の三陸方面を旅したのですが、訪問地が2011年の東日本大震災で大きな被害を受けてしまいショックでした…。

今回は4日目、8月14日前半の模様です。
午前は気仙沼から船で大島へ。観光リフトの亀山リフトに乗りましたが、大島も4年後の3月11日、東日本大震災の津波が押し寄せ、リフトも被害を受けました。
そして気仙沼へと戻り、大船渡線で終着駅の盛(さかり)まで移動しました。しかし、大船渡線も津波の影響で甚大な被害を被り、特に「奇跡の一本松」が残った陸前高田付近での被害が大きかったようです。
今回の日程 2007年8月14日(火) 【前半】

ホテル730(徒歩)740気仙沼港【商港】805(大島汽船 <フェリー> )825大島浦の浜港827(徒歩)830山麓駅836(亀山リフト)848山頂駅908(リフト)920山麓駅930(徒歩)935大島浦の浜港1000(大島汽船 <フェリー> )1025気仙沼港【エースポート】1030(徒歩)1100気仙沼1121(大船渡線・329D)1221盛

【後半へ続く】
この日は6時頃に起床し、ホテルで朝食を済ませてからチェックアウトしました。そして魚市場の横を歩いて気仙沼港(商港)に着きました。
港では船のチケットを買ってから大島(浦の浜港)へ向かうフェリーに乗りました。フェリー(船名:『大島』)には自動車が満載でした。また、乗客も観光客を中心に多かったので私は上層のデッキに陣取り、外で眺望を楽しむことにしました。



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フェリーは8時05分に気仙沼港(商港)を出航し、リアス式海岸を見ながら大島を目指して進みます。途中、他の客がカモメに餌をあげていましたが、多くはトンビが横取りしていました。そのような光景も見ながら20分、8時25分に大島(浦の浜港)に着きました。



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船を下りた後は、港から東へ歩きました。そしてすぐに目的の亀山リフト・山麓駅に着きました。



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亀山リフトは見た限り昭和時代から続く古風な1人乗りリフトでした。少しだけ駅の周囲からリフトを撮影してから窓口へ行きました。窓口では、ホテルで貰ったリフトの割引券を提示して、2割引でチケットを購入しました。そしてすぐにリフトに乗車して、山頂を目指しました。
まずは平地を緩やかに登り、途中から山の中へと入っていきました。蝉の鳴き声が響き渡りましたが、私は半袖だったので、虫刺されを心配してしまいました…。しかし、観光リフトにしてはバラエティに富んだ車窓風景を楽しんで、12分の乗車で山頂駅に着きました。

山頂駅に着いた後は展望台へ。若干霞んでいましたが。晴れていたので大島の反対側(東側)も一望できました。



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その後は山頂駅へと戻り、亀山リフトで下山しました。



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リフトに別れを告げて、浦の浜港へ戻りました。今度は気仙沼港(エースポート)行きの船に乗りました。今度はフェリーではありませんでした(船名:『海王』)。乗客は地元客と観光客が半々といった感じで、約30人ほどでした。
船は10時ちょうどに浦の浜港を出航し、魚市場などを見ながら船は北へ進みます。近くには複数の大きな漁船が係留されていました。そして今回は25分の乗船で気仙沼港(エースポート)に着きました。このエースポートは観光港で、遊覧船も出ていました。



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エースポートを後にして、徒歩で気仙沼駅へ向かいました。しかし、地図で見るより駅は遠いです…。撤退したと思われるスーパー「ハマダ」のビルや気仙沼市役所を見ながら西へ歩きますが、今度は上り坂になって汗だくになりました。そして歩くこと30分、ようやく気仙沼駅に着きました。駅前にある灯台のモニュメントが印象的でした。



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気仙沼駅では自動券売機で盛までの820円のきっぷを買ってから入場し、少し待ってから到着した大船渡線・一ノ関発盛行きの329Dに乗車しました。



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キハ100形3両編成で、私は空席のある中間車両に乗車し、海側ボックス席の進行方向窓側席に座りました。そして、エースポートから気仙沼駅へ移動する道中で寄ったコンビニで買ったおにぎりを食べました。食べ終わる頃にはさらに乗客が増えて、私のボックス席の対角線上には男性客が座りました。

329Dは11時21分に気仙沼を発車しましたが、三陸海岸沿いを走るイメージとは裏腹に列車は内陸部を走ります。そして山間部で宮城県から岩手県へと変わり、やがて市街地へ出ると陸前高田に着きました。周辺は市街地でしたが、この陸前高田の市街地も東日本大震災の津波によって壊滅的被害を受けてしまいました…。この陸前高田には松原がありましたが、ほとんどが流失してしまい、その1本は「奇跡の一本松」として今も保存されています。
陸前高田から先は、ようやく三陸の海を眺めながらの走行となりました。私はずっと車窓風景を見入っていました。



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やがて列車は大船渡市街へと入り、こちらも市街地が壊滅的被害を受けた大船渡駅を経て、12時21分に終点の盛(さかり)に着きました。なお、盛駅も震災時に津波が押し寄せましたが、比較的被害は軽微だったようです。



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(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
気仙沼市営:亀山リフト 山麓駅~山頂駅 不明 2011年の津波被害により運休中
(参考:Wikipedia)