第471回('07) 富山地方鉄道不二越・上滝線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2007年5月26日~28日、この年に応募した富山県・黒四発電所などを見学する黒部ルート(関西電力の物資輸送ルート)の見学会に当選したので、
2泊3日の日程で、富山県方面へ乗り鉄旅行に出かけました。
また、同時に立山・黒部アルペンルートも踏破して、富山県の乗りつぶしを完了しました(一般乗車できない路線を除く)。
今回の日程 2007年5月26日(土) 【前半】

加古川520(JR神戸線・704K快速)632大阪711(東海道→湖西→北陸本線・4001M特急『サンダーバード1号』)944金沢/金沢駅東口955(北陸鉄道バス・40系統)1010野町(徒歩)1013野町駅1027(徒歩)野町1033(北鉄バス・41系統)1046金沢駅東口/金沢1117(北陸本線・1011M特急『はくたか11号』)1152富山/電鉄富山1216(富山地方鉄道本線→不二越線→上滝線)1247岩峅寺1254(立山線)1319立山

【後半へ続く】
この日は少し明るくなりかけた4時に起床し、朝食を食べてから5時前に自宅を出発。加古川駅からJR神戸線の上り1番列車(223系12連)に乗車し、座って大阪駅まで移動しました。

そして大阪駅では駅改良(?)工事中で、北陸特急が発車する11番線は使用停止となり、当時は9番線からの発車となっていました。少し待って、大阪7時11分発富山行きの北陸本線特急『サンダーバード1号』に乗車しました。681系の6連+3連で、私は基本6両編成の4号車禁煙指定席の窓側席に座りました。特急券は予め購入していました。車内はさほど混雑してなくて、半分以上の座席が空席でした。そして定刻の7時11分に列車は発車しました。



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『サンダーバード1号』は新大阪、京都に停車してから湖西線へと入りましたが、京都での乗車が多くて8割ほどの座席が埋まりました。私は湖西線~北陸本線の車窓風景を楽しみ続けました。そして9時44分に金沢到着。今回の目的地は富山でしたが、少し寄り道したくて9時44分着の金沢で途中下車しました。予定通りの行動です。

金沢駅では改札を出て、まずは西口側へ出てみました。どうやらこの日に西口駅ビルがオープンするようで、10時の開店へ向けて式典が行われていました。地元マスコミの姿も見られました。



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その後は東口側へ回りましたが、数年の間にドーム状の広場や門ができていたので驚きました。



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私は東口のバスターミナルから北陸鉄道バスの40系統に乗車して北陸鉄道石川線の野町駅を目指しました。40系統は半分ほどの座席を埋めて金沢駅東口を発車し、百貨店「めいてつ・エムザ」のある武蔵ヶ辻からは中心部の香林坊や片町を通りました。人が多くて賑やかな街でしたが、道路の狭さが気になりました。そしてバスは犀川を渡り、15分で野町駅最寄りの野町停留所に停車。私はここで下車しましたが、下車したのは私だけでした。金沢駅から北鉄石川線を利用する人は西金沢駅経由のルートを使う人が多いのでしょうか?

バスを降車した後は2~3分歩いて北鉄の野町駅に到着しました。今回、私の目的は石川線の乗車ではなく、2002年に石川線を乗りつぶした時に野町駅の写真を、改札外を中心にほとんど撮っていなかったので、今回は野町駅の写真を撮るために駅を訪問した次第です。そして私は目的通りに野町駅の写真を撮りまくりましたが、時間内には北鉄デビューしたての石川線には1編成しか存在しない元・京王井の頭線3000系の7700系だったのはラッキーでした。浅野川線には同型車の8800系が沢山いますが…。



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野町駅にて写真撮影をした後は野町バス停へと戻り、今度は北鉄バス・41系統に乗って金沢駅へ戻りました。乗客は多かったですが、片町や香林坊で半数以上が下車して金沢駅東口に到着した時点ではガラガラに近い状態でした。
また、金沢駅に着いた後は、北陸鉄道浅野川線の地下区間に沿って地上を歩きましたが、付近は再開発が終わっていて地上線時代の面影はありませんでした…。



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金沢駅からは再び北陸本線に乗車して富山駅を目指します。今回乗車したのは越後湯沢行きの特急『はくたか11号』で、JR色の681系6連+3連でした。乗車する前に、移動中に昼食を済まそうと駅弁の売店へ。しかし、殆どの駅弁は売り切れていて、幕の内弁当しかありませんでした…。私は仕方なく幕の内弁当を買ってから付属3両編成の7号車・禁煙自由席へ。ガラガラでした。私は窓側席に座り、早速幕の内弁当を食べました。

『はくたか11号』は定刻の11時17分に金沢を発車し、食事をしながら建設中の北陸新幹線の高架橋などを見ました。食事を終えて津幡を通過すると倶利伽羅峠越えの山間部を進み、富山県へ入って石動からは平野部を走りました。途中、高岡に停車して富山に到着したのは11時52分、金沢から僅か35分のショートトリップでした。また、富山駅は北陸新幹線建設にともない駅が工事中でした。



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私は富山駅で下車して南口改札から外へ出ました。そして、いつも買い続けている「ナンバーズ」を買うために宝くじ売り場を探しましたが見つかりません…。そこで、北口側へ回ってみると地下道の出口辺りに売場があり、何とか買うことができました。その後は南口側へと戻り、JR駅の東側にある富山地方鉄道の電鉄富山駅へ向かいました。そして自動券売機で立山までのきっぷを買ってから改札内へと入りました。実は私、恥ずかしながら富山地方鉄道の鉄道線に乗るのは今回が初めてでしたw

まず最初は、不二越線・上滝線経由で立山へ向かうことにしました。12時16分に発車する岩峅寺行き列車は元・京阪3000系(初代)の10030形2連で、車内は京阪当時からの転換クロスシートが並んでいました。車内はガラガラで、私は窓側席に座りました。



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電車は定刻に電鉄富山を発車し、複線で東へ進みます。やがてポイントを通過して右側へ分かれて稲荷町駅に着きました。不二越線のホームと本線のホームは離れていて、間には車両基地がありました。稲荷町を発車後は市街地を南下して、不二越駅に着きました。駅の東側には駅名・路線名の由来となった不二越の工場があります。その後も市街地を南下し、右側に市内線の路面電車が見えてくると南富山に着きました。ここでは10数人乗ってきました。市内線からの乗換客も多いかもしれません。この南富山からは上滝線に名を変えて住宅地を進みますが、駅ごとにローカル色が増していき、それと連動するように乗客が減っていきました。そして右手に山並みが接近してくると路線名と同じ上滝に着きました。ここで殆どの乗客が下車してしまいました。

上滝を発車後は落石覆い(?)の中にあり、かつては富山地方鉄道が運営していた「大川寺遊園」の最寄駅であった大川寺(だいせんじ)を過ぎると立山連峰を水源とする常願寺川を渡って、31分の乗車で終点の岩峅寺(いわくらじ)に着きました。



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イメージ 9改札内より撮影。

岩峅寺駅は古風な駅舎を構えているのですが、私は立山までのきっぷを買っているので途中下車できなかったのが悔しかったです…。
そして私は立山線の立山行き普通電車に乗車しました。14760形2連で、こちらも転換クロスシートが並んでいて、大半の窓側席に乗客が座っていました。私は窓側の空席に座りました。
電車は岩峅寺を発車し、次第に山の中へと入っていきます。横江を過ぎるとスピードが落ち、山岳路線の様相を呈してきました。何だか南海高野線の山岳区間に似ている感じがしましたが、こちらは南海より勾配は緩く、また20m車両も入線できるようです。

千垣を発車後は常願寺川を渡りましたが、川は深い谷底を流れていました。その後は有峰口、本宮と停車し、深い山間部を走ります。尚、途中の駅では乗降がほとんどありませんでした。
電車はなおも山間部を走り続け、やがて山間部を抜けると再び常願寺川を渡りました。そして25分の乗車で終点の立山駅に到着しました。



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立山駅では立山黒部アルペンルートの立山ケーブルカーに乗り継ぐ客が多かったですが、私は翌日にアルペンルートを踏破する予定だったので今回はパスしました。今回立山駅へ来た目的は他にあるのでした。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
富山地方鉄道:本線電鉄富山→稲荷町1.6km
富山地方鉄道:不二越線稲荷町→南富山3.3km踏破達成!
富山地方鉄道:上滝線南富山→岩峅寺12.4km踏破達成!
富山地方鉄道:立山線岩峅寺→立山14.0km
(参考:Wikipedia)