今回は、岡山市街南部に位置する宇野線の大元駅から分岐して、臨海部の岡山港駅まで延びていた
岡山臨港鉄道線の廃線跡について超簡単にレポートします。
岡山臨港鉄道線の廃線跡について超簡単にレポートします。
元々は戦時中に岡南(こうなん)地区にある軍需工場への路線として建設されましたが、開業は戦後になりました。
旅客輸送より貨物輸送の比重の方が高かったのですが、国鉄の貨物輸送縮小のあおりを受け、
1984年12月30日をもって廃止されました。
旅客輸送より貨物輸送の比重の方が高かったのですが、国鉄の貨物輸送縮小のあおりを受け、
1984年12月30日をもって廃止されました。
尚、今回の区間は自転車で軽く辿っただけなので調査が不十分なことをお詫び申し上げます。
また、9年前の訪問だったので、現在は色々と変化しているかもしれません。
また、9年前の訪問だったので、現在は色々と変化しているかもしれません。
今回も廃線跡の教科書であるJTBキャンブックス『鉄道廃線跡を歩く』シリーズ、
そして『私鉄廃線25年』を随分と参考にさせて頂きました。
そして『私鉄廃線25年』を随分と参考にさせて頂きました。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/39/b1/j/o0640048014425263024.jpg?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 廃止日 |
岡山臨港鉄道:(正式路線名不明) | 大元~岡山港 | 8.1km | 1984年12月30日 |
探訪・撮影時 | 2004年4月、7月 |
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/7e/29/j/o0500035114425263038.jpg?caw=800)
現役当時は地上駅でしたが、廃止後は宇野線が高架になり、その際に整備されて面影がなくなりました。
廃線跡は、大元をスタートすると宇野線と並行して進みます。廃線跡は遊歩道となって高架下を南下します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/f0/12/j/o0500035114425263048.jpg?caw=800)
その後も住宅街の中、遊歩道と変わった廃線跡を進みます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/00/d8/j/o0500035114425263054.jpg?caw=800)
本当のホーム跡なのかどうか分かりませんが、この駅跡は休憩所になっています。
この先も廃線跡は南下し、岡南泉田駅跡を過ぎると道路となって左へカーブして東南東へ針路を変え田園地帯を進みます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/95/14/j/o0500035014425263072.jpg?caw=800)
駅跡には現役当時からの倉庫が残っていましたが、現在はどうなっているのでしょうか…。
その後は住宅地を進みますが、廃線跡は道路から住宅地へと変わり、廃線跡を辿れなくなります。
少し南側にある道路を進むと、住宅地と化した並木町駅跡に着きます。
その後も住宅地と化した廃線跡に沿って進み、右へカーブして、末期の終着駅であった岡南元町駅跡に着きますが、こちらも駅跡は住宅地・歯科へと変わっています。
少し南側にある道路を進むと、住宅地と化した並木町駅跡に着きます。
その後も住宅地と化した廃線跡に沿って進み、右へカーブして、末期の終着駅であった岡南元町駅跡に着きますが、こちらも駅跡は住宅地・歯科へと変わっています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a8/f3/j/o0500035214425263081.jpg?caw=800)
本社前にはディーゼル機関車のD13102号が静態保存されています(下手な写真ですみません)。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/3f/38/j/o0500035014425263093.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/90/57/j/o0500035114425263105.jpg?caw=800)
橋桁は現役時代の橋梁を流用したようにも見えますが、実際のところは調査不足で定かではありません…。
南岡山駅跡を過ぎると廃線跡は岡山臨港の倉庫や工場へと転用されています。この間の廃線跡は辿れませんが、地図を見れば一目瞭然です。
西側の道路を迂回して南下すると、岡山港駅跡付近へたどり着きます。この地点には8kmポストが残っていて、交差していた道路から見ることができます。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/3a/12/j/o0500037514425263116.jpg?caw=800)
廃線跡は岡山臨港の事業所に転用されています。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/56/a0/j/o0500037514425263130.jpg?caw=800)
こちらも岡山臨港などの事業所に転用されています。
また、駅のすぐ先は児島湾が広がっていて、その先には児島半島の山々を望めます。
この区間の廃線跡は距離がさほど長くないので、徒歩での探訪も可能です。また、南岡山駅跡周辺にも路線バスが走っているので、片道訪問も可能です。徒歩ではしんどい、という方は岡山駅でレンタサイクルを借りれば、楽に廃線跡を探訪することができます。
私はほとんど写真を撮らずに後悔しています…。また機会があればもう一度訪問してみたいですね…。
乗換駅 | 乗換路線 |
大元駅 | JR西日本:宇野線【瀬戸大橋線】 |
(参考文献:JTBキャンブックス『鉄道廃線跡を歩くⅥ』『私鉄廃線25年』)
(参考:岡山臨港のHP、Yahoo!地図、Wikipediaなど)
(参考:岡山臨港のHP、Yahoo!地図、Wikipediaなど)