田川後藤寺駅にて。400形気動車です。
今回は、福岡県筑豊地方、福智町の金田駅を発車して伊田線から分岐し、糸田町を経て田川市の中心地の一つである田川後藤寺駅へ至る、かつては石炭輸送で活躍していた短距離第三セクター路線、
平成筑豊鉄道糸田線を紹介します。
平成筑豊鉄道糸田線を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
平成筑豊鉄道:糸田線 | 金田~田川後藤寺 | 6.8km | 全線単線・非電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2005年10月 |
撮影時 | 2012年6月 |
金田駅は単式・島式ホームが1面ずつで、島式ホームの田川後藤寺方に切り欠き式ホームがある計2面4線の構造で、構内には車両基地が併設されています。
糸田線の一部列車は伊田線へ乗り入れて直方まで運転されます。
糸田線の一部列車は伊田線へ乗り入れて直方まで運転されます。
金田を発車すると複線の伊田線と並走して住宅地の中を走ります。
右へカーブして田園地帯へ出ると右へカーブして伊田線と分かれます。
その後すぐに福岡県・福智町から糸田町へと変わり、左へカーブし始めると豊前大熊に着きます。
豊前大熊を発車後は住宅地を見ながら左へカーブし、その後は中元寺川に沿って走るようになると松山(カモの駅)に着きます。
松山を発車後も右側を流れる中元寺川に沿って走ります。
また、反対側の左手にはローカル風景を見ながら南下します。
これらの風景を見ながらしばらく走ると糸田に到着します。
糸田駅にて。路線名と同一名称の駅で立派な駅舎がありますが、単式ホーム1面1線と寂しい駅構造です。
糸田を発車すると田園地帯へと変わり、中元寺川がようやく離れると田川市へと入ります。「チロルチョコ」で有名な松尾製菓の本社工場を右手に見ながら住宅地へと入ると国道201号線をアンダーパスして大藪に着きます。大藪駅は当初貨物駅として明治時代に開業しましたが、昭和29年に廃止となりました。しかし、平成2年に貨物駅と同じ場所に旅客駅として開業した経緯があります。
大藪を発車後は炭鉱跡も多数存在していると思われる、住宅などが立地する丘陵地を走ります。
やがて市街地へと入り、国道322号をアンダーパスすると左側から日田彦山線が、続いて右側から後藤寺線が合流すると終点の田川後藤寺に到着します。
平成筑豊鉄道糸田線の田川後藤寺駅は単式ホーム1面1線で、日田彦山線ホームと後藤寺線ホームに挟まれています。
両路線のホームとは跨線橋で結ばれています。
両路線のホームとは跨線橋で結ばれています。
糸田線では全列車が普通列車で、かつ全列車が糸田線内の金田~田川後藤寺を通し運転しています。また、平日の朝~昼間帯、土休日の昼間帯~夕方は大半の列車が伊田線の直方まで直通運転しています。尚、直通列車の運転がない時間帯も金田駅での伊田線列車との接続は良好です。
終日にわたり概ね1時間間隔の運転で、平日朝ラッシュ時は増発されます。
使用車両は400形気動車です。
所要時間ですが、金田→田川後藤寺は13分、逆方向の田川後藤寺→金田は12分です。
(参考:Wikipedia)