第453回('07) 松山から伊予大洲まで一周乗車。その後は奥道後へ | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2007年初めての乗り鉄は2月になりました。
2月3日~4日、『周遊きっぷ(四万十・宇和海ゾーン)』を使用して1泊2日の日程で四国へ。
残っていた未乗路線を乗りつぶしていきました。

今回は2日目・2月4日前半の日程です。
朝は予讃線・伊予長浜経由の旧線を乗りしました。
松山へ戻ると今度は奥道後温泉にある奥道後ロープウェイ(現在は休止中)を乗りに行きました。
今回の日程 2007年2月4日(日) 【前半】

勝山町628(伊予鉄道松山市内線・5系統)638JR松山駅前/松山649(予讃線(内子経由)・1051D L特急『宇和海1号』)722伊予大洲758(予讃線(伊予長浜経由)・726D)948松山/JR松山駅前1014(伊予鉄道バス・52系統)1055湯之元(徒歩)奥道後【つつじ苑】1100(奥道後ロープウェイ)1107山頂【望海楼】1130(ロープウェイ)奥道後【つつじ苑】1137

【後半へ続く】
この日は5時に起床し、朝食・休憩後にホテルをチェックアウト。ホテルの目の前にある勝山町電停から伊予鉄道松山市内線の5系統(2109号)に乗ってJR松山駅前まで移動しました。車内はガラガラでした。まだ暗かったのと6時台ということもあり、繁華街の大街道はひっそりと寝静まっていました。

松山駅では『周遊きっぷ(ゾーン券)』で入場し、予讃線下り特急『宇和海1号』に乗車しました。車両は2000系気動車4連でした。
私は2号車禁煙自由席窓側席に座りましたが、早朝にもかかわらず半数ほどの席が埋まっていました。
列車は6時49分に松山を発車し、前日通った予讃線新線、内子線ルートを快走しました。松山発車時点ではまだ暗かったのですが、次第に明るくなってきました。そしてすっかり明るくなった7時22分に伊予大洲に到着しました。松山から大洲まで33分とはめちゃめちゃ速いです!マイカーではとても敵わないです…。



イメージ 1伊予大洲駅にて。
イメージ 2キハ58系に遭遇しました。

伊予大洲駅では一旦下車して駅前を軽く散策し、その後は再入場して伊予長浜経由の松山行き726Dに乗車しました。ボックスシート設備のある車両を期待していましたが、残念なことにオールロングシート・トイレなしの実質レールバスであるキハ32形の単行でした…。このキハ32形は私の中でJR最低ランクの車両に認定していますw 車内はガラガラだったので私はロングシートに腰掛けて車窓風景を眺めることにしました。

列車は伊予大洲を発車し、肱川沿いに旧線を進んで行きます。そして長時間停車の伊予長浜では多くの客が乗ってきそうだったので私は車窓風景を眺めるために席を離れて最後方へ移動しました。案の定、伊予長浜で大半の座席が埋まりました。



イメージ 3伊予長浜駅にて。

その後、私は後方ドアや窓から伊予灘を眺めました。



イメージ 42010年撮影。

そして伊予灘沿いの区間が終わると向井原で新線と合流し、伊予市に着きました。伊予市からは平野部を走りますが、駅ごとに乗客が増え、単行の車内は軽く混雑してきました。そして伊予大洲から1時間50分で終点・松山に到着。特急の3倍以上の時間を要しました。



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松山駅では改札を出て、今度は奥道後ロープウェイを乗りに行くために伊予鉄道の路線バス・52系統に乗りました乗客は10人ほどで、何とか窓側席に座れました。



イメージ 6

バスは路面電車と同じ道を通り、松山市駅へ寄ってから再び路面電車ルートで道後温泉駅まで走りました。バスの方が路面電車より速かった印象でした。
そして道後温泉駅ではバスがターンするスペースがないので、一角にターンテーブル(転車台)が設置されていました。バスは乗客が乗ったまま転車台へ進入し、180°ターンしてから出場しました。鉄道では乗ったままターンするなんてまず無理で、バスでも転車台を体験できたのは嬉しかったです!



イメージ 7

その後バスは山間部へ向かう国道317号を進み、JR松山駅前から41分で下車停留所の湯之元に着きました。この時点で乗客はほぼいませんでいた。

下車後はロープウェイのあるホテル奥道後へ。旅館施設を見ながら少し歩くと、ロープウェイ駅(奥道後【つつじ苑】駅)を発見しました。そして駅へと入り、券売機でチケットを買おうとすると女性係員が「御宿泊の方ですか?」と聞いてきたので「違います」と答えると、「チケットをお求め下さい」と。私は訳がわからなかったのですが、券売機には「ご案内」の張り紙があり、どうやら宿泊客は料金が割引またはタダになっていたようです。私は外来客なので普通にチケットを買ってから改札を通り、搬器に乗りました。搬器は40人乗りで、すでに家族連れが山麓側の座席に座っていたので私は山頂側に陣取りました。そしてロープウェイは私が乗った直後に発車しました。山頂方は眺めが悪く、不完全燃焼気味の7分間となりました…。

山頂【望海楼】に着いた後は、展望台から松山市街を一望できました。その後は少しだけ駅周辺を散策しましたが、散策はすぐに切り上げ、下りのロープウェイが発車する15分前から改札前に並びました。何としてでも山麓側のポジションを取るためですw そして発車5分前に改札が始まると、私は真っ先に山麓側の席へ駆け込み、見事ゲットできました! しかし、乗客は私だけでしたが…。今度は山麓方の素晴らしい眺めを堪能して奥道後駅まで戻りました。



イメージ 8

途中ですれ違った搬器には7~8人ほど乗っていましたが、真冬とはいえ日曜日でこの寂しい乗車率ですと、先行きが心配になりました…。その後、ホテル奥道後は経営再建へ乗り出し、その一環かどうかは分かりませんが、奥道後ロープウェイは休止状態が続いているとのことです。眺望は素晴らしいだけに何とか復活してほしいものですが…。また、施設の老朽化も気掛かりでした。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
奥道後ロープウェイ 奥道後【つつじ苑】~山頂【望海楼】 1,168m 現在は休止中
(参考:Wikipedia)