第448回('06) 京成本線と芝山鉄道線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2006年12月29日~31日、2006年の年末は2泊3日の日程で関東・甲信越方面へ。
未乗路線を次々と乗りつぶしていきました。

今回は3日目序盤戦の日程です。大晦日の午前中は成田空港方面へ。
ユーカリが丘~成田空港が未乗だった京成本線と、東成田から芝山千代田へ延びる芝山鉄道線を乗りつぶしました。
今回の日程 2006年12月31日(日) 【その1】

浅草720(都営浅草線→京成押上線→京成本線)734京成高砂736(京成本線)746京成八幡751(本線・特急)811八千代台813(本線→東成田線→芝山鉄道線)852芝山千代田859(芝山鉄道線→京成東成田線)908京成成田914(本線・特急)924成田空港【第1旅客ターミナル】

【その2へ続く】
この日は6時頃に起床し、朝食後に浅草のホテルをチェックアウト。そして都営地下鉄浅草線の浅草駅へ。この日の私の第一目的地は芝山鉄道:芝山千代田駅で、芝山鉄道は『パスネット』未対応なので私は券売機で芝山千代田までのきっぷを買ってから改札内へと入り、京成高砂行きの普通電車(千葉ニュータウン鉄道9000形8連)に乗りました。オールロングシートの車内はガラガラでした。電車は、現在は東京スカイツリーのお膝元となった押上駅から京成押上線へ直通し、地上へ出て市街地を走り、京成本線と合流する青砥駅からは複々線区間を走り、終点の京成高砂駅に着きました。



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ここで数分待っていれば八千代台で芝山千代田行きに接続する特急が来るのですが、さすがに真冬の早朝にホームで待つのは辛く、京成八幡まで先行する普通電車に乗りました。3200形の3240編成6連で、私は先頭の3261号に乗りました。この記事を執筆中に調べると、この3261号は最後まで残った3200形のうちの1両で、翌2007年には他編成の車両と4両編成を組んで最後の活躍をしていたそうです。また、私が乗った3240編成も、当時残っていた3200形2編成のうちの1編成だったので、大変貴重な車両だったのです!なのにそれに気づかずに「旧型車か…」と思って乗っていた私は今となって後悔しています…。また、例のごとく写真撮影していなかったです…orz

京成八幡駅からは、キャリーバッグを持った客が多く乗っていた成田空港行きの特急(3700形8連)で八千代台駅まで移動しました。少々混雑していたので私はドア脇で景色を眺めていました。
そして八千代台駅では特急を待避していた芝山千代田行きの普通(3000形6連)に乗車しました。ガラガラだったので座席に座りながら車窓風景を眺めました。そしてユーカリが丘駅からは新規乗車区間へと入ります。北総線の「白井」と間違えないように車両の行先表示器には「うすい」と平仮名表記されている京成臼井駅を過ぎると一気にローカル色が強くなりました。そして京成佐倉の次駅である大佐倉駅も気になっていた駅で、「大」佐倉というからには結構大きな駅かな~と思いきや、田舎の小駅でしたw 調べると、乗降客数は京成の中で最下位だそうです…。その後もローカルな車窓風景を見ながら走りますが、車両基地のある宗吾参道からは住宅地へと入り、いつの間にかJRの成田線をアンダーパスすると市街地へと入り、京成成田に到着しました。元来は京成本線の終着駅でしたが、成田空港への延伸と高架化でいち中間駅へと変貌しました。ここで各駅から乗ってきた乗客の9割ほどが下車し、車内は超閑散状態になりました。京成東成田線、そして芝山鉄道線の現状を目の前で突きつけられました。

京成成田を発車すると近代的な高架線で丘陵地を走ります。ここは本線との重複区間です。そしてトンネルを2本抜けた後、駒井野信号場を通過し、成田新幹線用地を利用した成田空港駅へ向かう本線が左側へ分岐して地下トンネルへと続いていました。こちらはすぐに地下トンネルへと入り、かつては成田空港駅を名乗っていた東成田駅に到着しました。島式ホーム2面4線でしたが、成田空港アクセス輸送の役目を終えた現在はホーム1面を使用停止にしています。また、駅も古臭く、名鉄瀬戸線の東大手駅といい勝負です。ここでは成田空港関係の通勤客が数人下車し、私の乗っている車両には自分だけといった状態にまでなりました。ここから紀州鉄道に代わって日本一短い私鉄となった芝山鉄道線へと進むのですが、何だか不安になってきました。

東成田を発車すると地下区間をスローで走ります。しばらく走ると地上へ出て、右手には成田国際空港の滑走路や飛行機が見えました。そして左手には一面に畑が広がっていました。そして景色を見る暇もなく、電車は終点の芝山千代田駅に到着しました。



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芝山千代田駅では一旦改札を出て駅前を見渡しましたが、駅前広場の周りは空地が多かったです。尚、駅前広場とは反対側の駅西側には空港関係の施設が複数ありました。あと、到着してから7分後に発車する折り返し列車を逃すと長時間待たなくてはならないので、すぐに駅へと戻り、成田空港までのきっぷを買ってから高架ホームへと上がり、折り返し列車(京成3000形6連)に乗りました。乗客は往路よりは多かったですが、各車両1~3人といった感じでした。また驚いたのが、警察官が車内を巡回していたことです。成田国際空港は建設の経緯から今でも厳重な警備態勢が敷かれています。物々しい雰囲気ですが、安心できました。
電車は芝山千代田駅を発車し、当然ながら来た道を戻り東成田駅へ。乗降はほとんどなく、ガラガラの状態で京成成田駅まで戻りました。

京成成田駅では改札を出ずに成田空港行きの特急乗り換えました。一応、「芝山千代田や東成田~空港第2ビルや成田空港」の乗車券は売られていますが、このきっぷを買う人は少ないでしょうね…。芝山千代田から成田空港へ行く人は東成田駅を利用するでしょうし……。
特急は3500形4連×2で、車内はやはりキャリーバッグを持った乗客が多かったです。私はドア脇で車窓風景を眺めましたが、駒井野信号場までの車窓風景を眺めるのはこの日3度目となりましたw そして今回は駒井野信号場を左へ分岐し、こちらのルートでも地下トンネルへと入りました。その後は大きく右へカーブしてして空港第2ビル駅に着きました。約半数の乗客が下車しました。当駅は反対側にJRの駅もあります。
空港第2ビル駅を発車後はスローで進み、右へカーブするとほどなくして終点の成田空港駅(第1旅客ターミナル)に到着しました。こちらもJRの駅と併設状態です。

私は帰りのきっぷを買うために一旦下車しましたが、成田空港関係の駅では改札を出るとセキュリティエリア(検問所)があり、ここで強制的に手荷物検査が行われます。また、パスポートの提示も求められますが、国内線利用者や渡航目的でない客には身分証明書の提示を求められます。私は運転免許証を提示してセキュリティエリアを出ました。尚、このセキュリティエリアは最近になって検問廃止を検討していることが報じられていますが、果たしてどうなることやら…。

成田空港駅では少しだけ休憩して、再び京成線に乗って東京方面へ戻ることにしました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
京成電鉄:本線ユーカリが丘~京成成田18.0km
芝山鉄道:芝山鉄道線東成田~芝山千代田2.2km踏破達成!
京成電鉄:本線京成成田~成田空港8.1km踏破達成!
(参考:Wikipedia)