第445回('06) 青梅線を乗りつぶしてJR東日本を完乗&御岳山へ | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2006年12月29日~31日、2006年の年末は2泊3日の日程で関東・甲信越方面へ。
未乗路線を次々と乗りつぶしていきました。

今回は2日目序盤戦の日程です。青梅線を乗りつぶして今度こそJR東日本の全路線(2006年当時)を踏破できました!
その後は御岳山のケーブルカーとリフトにも乗りました。
今回の日程 2006年12月30日(土) 【その1】

立川639(青梅線・615レ『四季彩』)746奥多摩804(814レ『四季彩』)823御嶽/御嶽駅838(多摩バス)848ケーブル下/滝本900(御岳登山鉄道・ケーブルカー)906御岳山/御岳平1032(御岳登山鉄道・リフト)1034大展望台1037(リフト)1039御岳平/御岳山1042(ケーブルカー)1048滝本/ケーブル下1058(多摩バス)1106御嶽駅/御嶽

【その2へ続く】
この日は5時頃に目が覚め、朝食後にホテルをチェックアウトして立川駅へ。青梅線の6時39分発奥多摩行き電車(615レ)に乗車しました。この日は土曜日で休日ダイヤだったので、615レには201系4連の観光列車『四季彩』が充当されていました。車内はボックス席が並ぶ車両や多摩川を向いた椅子が設置されている車両がありましたが、私はボックス席を選択して進行方向窓側席に座りました。もう年末の12月30日だし、真冬の時期だから乗車率が低いと予想していましたが、実際には発車間際までに多くの客が乗車して、私のボックス席もリュックを持ったハイカーで埋まってしまいました。私も人のことは言えませんが、年末に観光目的で出かける人は意外に多いと感じました。

ほぼ満席の状態で列車は定刻の6時39分にに立川を発車し、まずは都市部の風景を見ながら走りますが、ようやく夜が明けてきた状態でまだ薄暗かったです。そして拝島からは初乗車区間へと入り、沿線は住宅地でしたがそれまでよりも入念に車窓風景を眺めました。そして、7時10分頃に青梅に着きましたが、側線はあるもののホームは1面のみと、イメージと反して小さな駅でした…。また、後で調べると青梅市は「青梅特快」などのイメージとは違い意外に小さな都市(約14万人)であることが分かりました。青梅といえば「青梅マラソン」を思い出すのですが、この文を書いている時に、中学生の時に「青梅国際マラソン」などと意図的に間違えて言っていた奴がいたことも思い出しました(実際には「青梅国際マラソン」という大会は存在しません)。

青梅では少数の一般客が乗車し、電車は奥多摩の山間部へと入っていきます。青梅線は駅数が多く、スピードが上がらないので車窓風景を存分に楽しめました。そして御岳山への入口である御嶽では1/3ほどの乗客が下車しました。御嶽発車後はさらに山深いところを走り、7時46分、立川から1時間7分の乗車時間で終点の奥多摩に到着しました。今度こそ、この時点でJR東日本の全路線(当時)を踏破できました! 前日のJR東海に続いてJR3社目です!!



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奥多摩駅ではホーム終端部まで行って、東京都水道局小河内線の遺構を探したのですが、駅終端部の正面には工場が建っていて、駅周辺の廃線跡は撤去されていたようです…。その後は一度改札外へと出て駅周辺を見渡してから駅舎を撮影してホームへと戻りました。そして帰りも201系4連『四季彩』の折り返し列車に乗りましたが、今度は多摩川の谷を眺めやすいように立川方へ向かって右向きに設置された折り畳み式の座席に座って御嶽駅まで戻りました。車内は一般客ばかりでしたが、ガラガラでした。



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御嶽駅にて下車後は、京王系・御岳登山鉄道のケーブルカーを踏破すべく、山麓駅に相当する滝本駅前のケーブル下まで行く西東京バスに乗車しました。乗客は10人少々でした。



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バスは多摩川を渡って山道へと入り、10分の乗車で終点のケーブル下バス停に到着しました。

バスを降りたら、早速ケーブルカーの滝本駅へ。往復のチケットを買い、改札を通ってケーブルカーに乗りました。乗車した車両は黄色い車体の「希望」号でした。私は山麓側の座席に座りました。乗客は20人ほどでした。また、このケーブルカーは軌道間隔が1,049mmと、特殊な線路幅になっています。
ケーブルカーは9時ジャストに滝本駅を発車し、いきなり鉄橋を渡って山の斜面を登っていきます。中間地点では青色の車体の「開運」号と行き違いました。山麓方に多摩川の谷や埼玉県へと続く山々が見えてくると、6分の乗車で山頂駅に相当する御岳山駅に到着しました。



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御岳山駅にて下車後、今度は大展望台へのリフトに乗るべく、御岳山駅の駅前にある御岳平駅へと向かいましたが、リフトが動いている気配がありません…。駅の案内板を見ると、「10時30分より営業」と書いてあり、1時間半も待つ羽目になりました…。さすがに御岳山駅で1時間半も時間をつぶすのは苦痛で、また折角御岳山まで来たので、武蔵御嶽神社を参拝することにしました。駅から参道を歩きましたが、上り下りの階段が多く、また距離も長かったので神社まで25分も要しました…。しかも最後は上り階段ばかりだったので前日に続きバテてしまいました…。



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武蔵御嶽神社を参拝後は歩いてきた参道を戻り、再び25分歩いて御岳山駅へ戻りました。時刻は10時20分で、リフト運転開始までの残り10分間は、休憩して待ちました。



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そして10時30分になりリフトが動き始めました。私は御岳平駅で往復チケットを買って早速1人乗りリフトに乗りました。私がこの日1人目の乗客でしたw リフトは全長僅か98mで、山麓から山頂駅に当たる大展望台駅が見えるほど短い路線でしたが、山麓方を振り返るとケーブルカーの車窓風景より素晴らしい風景を眺められました。そして2分の乗車で大展望台駅に到着しました。

大展望台駅でも山麓方の景色を眺めていましたが、下りケーブルカーの発車時刻が迫っていたため、私は3分の滞在で下りリフトに乗りました。正面に広がる山麓方の景色を眺めながら御岳平駅まで戻りました。



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その後は駆け足でケーブルカーの御岳山駅へ。そして改札の手前でポケットから往復乗車券を取り出そうとしましたが、「ない、ない…」の状態で、どうやらどこかで落としてしまったようです…。駅員にその旨を伝えると、発車時刻が迫っているせいで駅員は焦りながら「乗るのでしたら片道乗車券を買って下さい! もし往復券が見つかったら払い戻ししますから」と、無情な返答でした…。私は「仕方ないから乗って下さい」との返答を勝手に期待していましたが、世の中そんなに甘くないですね…。私的にはこの便を逃したら御嶽駅へ戻る時刻が大幅に遅れるのでこの便に乗らざるを得ず、泣く泣く片道券を買って駅員に促されながら大急ぎで下りケーブルカー(希望号)に乗りました。その直後に、おそらく数十秒遅れでケーブルカーが発車しました。5~6人の乗客には迷惑をかけてしまい、申し訳なかったです…。私は山頂方に座り、車窓風景を眺めながら下山しましたが、往復券の行方が気になってポケットやリュックを探す方に気が行ってしまい、車窓風景に集中できませんでした。そしてあっという間に山麓の滝本駅に到着し、モヤモヤした状態で御岳登山鉄道に別れを告げました。ちなみに往復券は見つからず、やはり落としてしまったようです…。

下車後は徒歩でケーブル下バス停へ。御嶽駅行きの西東京バスに乗りましたが、乗客は私だけでした。私は先頭の座席に座ると男性運転手が話しかけてきましたが、ここは東京都なので当然標準語でした。私はチケット紛失でパニクっていたからか、なぜか標準語で答えてしまい、「どちらから来られたのですか?」との問いに「兵庫県です(東京で加古川とは言い辛いですw)」と答えると運転手は「神戸の長田に知り合いがいるんですよ~」と。そして「関西なのに標準語を話すんですねぇ」と言われ、「私は子供の頃に名古屋にいましたから」などと、発車時刻までとバスの停車中に会話していました。因みに私は関西生まれの関西在住なので普段は関西弁ですが、名古屋で10年ほど生活した関係である程度標準語も話せます(名古屋弁は抜けてしまいましたが…)。なので、標準語文化圏へ行くとたまに標準語で話すことがあります。

バスの乗客は終始私1人の状態で、8分の乗車で御嶽駅に到着。運転手に別れを告げ、青梅線へと乗り換えました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:青梅線拝島~奥多摩30.3km踏破達成!
御岳登山鉄道:ケーブルカー滝本~御岳山1,107m踏破達成!
御岳登山鉄道:御岳山リフト 御岳平~大展望台 98m 踏破達成!
(参考:Wikipedia)