第444回('06) 身延線の北部区間を乗りつぶしてJR東海を完乗! | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2006年12月29日~31日、2006年の年末は2泊3日の日程で関東・甲信越方面へ。
未乗路線を次々と乗りつぶしていきました。

今回は初日後半の日程です。身延山を下山して乗り鉄を再開。身延線を乗りつぶしてようやくJR東海の全路線を踏破できました。
甲府からは中央本線で立川まで移動しました。
今回の日程 2006年12月29日(金) 【後半】

奥の院1200(身延登山鉄道・身延山ロープウェイ)1207久遠寺(徒歩)身延山【門前町】1230(山交タウンコーチバス)1244身延駅/身延1404(身延線・3741G)1516甲府1531(中央本線・552M)1721立川

【宿泊】
身延山ロープウェイで奥の院へ登って富士山などの展望を楽しみ、そして休憩した後は再びロープウェイ(1号搬器『ぼたん号』)に乗り下山しました。そして今度は先程ヘトヘトになった久遠寺の階段を下って門前町のバス停へ。乗客7~8人だった山交タウンコーチの路線バスに乗って身延駅まで戻りました。

身延駅からは身延線に乗って甲府まで行く予定ですが、1時間以上も待ち時間がありました…。はじめは駅周辺を散策したり、富士川を眺めたりして時間をつぶしましたが、それでも20ぷんほどしか稼げませんでした…。仕方ないので駅舎へ入って待ち、その後はホームへ移動しました。記憶では列車別改札を実施していなかったと思いますが、今のところJR東海の駅で列車別改札を実施している駅は知りませんね…。そしてホームで延々と待っていると、発車5分前になってようやく身延始発甲府行きの3741G普通列車が入線しました。車両はJR東海の電化ローカル線ではお馴染みの313系3000番台……かと思いきや、行先表示器がLED化されている新型の3100番台2連でした! 車内はボックス席が並んでいました。私は難なく進行方向窓側席をゲットできました。発車直前には各車両10人ほど乗車していました。



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3741Gは定刻に身延を発車しました。はじめは富士川に沿って走りますが、途中からは山間部を進みました。そして鰍沢口からは甲府盆地の田園地帯を走るようになりました。また、市川大門辺りからは徐々に乗客が増えてきました。電車は笛吹川を渡り、どんどん市街地へと近づいていきます。そして、身延線の前身である富士身延鉄道が建てた駅舎が今も現役である南甲府からは市街地へと入り、その市街地の東側を迂回する形で進みます。やがて右側に中央本線の線路が見えてくると善光寺に着きますが、中央本線側には駅は有りません。善光寺を発車後は中央本線に寄り添い並走するようになり、金手(かねんて)に着きますが、やはり中央本線側に駅はありません。さらに中央本線と並走しながら西へ進むと左手に舞鶴城跡が見えてきて、身延から1時間12分で終点の甲府に着きました。元私鉄の駅らしく、中央本線の駅とは少し離れていて、東側にホームがありました。また、この時点でようやくJR東海の全路線を乗りつぶしできました。営業キロが短いJR東海ですが、乗りつぶしには結構時間を要してしまいました…。



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甲府駅では一度改札外へと出て駅舎や駅前を見てからすぐに改札内へと戻り、中央本線上り、立川行き552M普通列車に乗車しました。長野色115系6連で、私は空いているボックス席に座りました。この552Mは小淵沢始発でしたが、松本方面からの列車と接続していない列車だったので車内はガラガラで、発車直前に地元客中心に約半数の席が埋まりました。



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552Mは定刻の15時31分に甲府を発車し、先程通ってきた身延線と並走します。善光寺駅の手前で身延線が右へカーブして分かれ、こちらは果樹園(ブドウ園?)の中を走ります。右側車窓には富士山が見えました。その後は石和温泉駅から緩い上り勾配が続き、塩山を過ぎると右手には甲府盆地の風景を遠くまで望めました。そしてスイッチバック構造の遺構が残っている勝沼ぶどう郷(旧・勝沼)を過ぎるとトンネルが続く山間部へと入り、長大トンネルである笹子トンネルを抜けると大月市へと変わります。その後、笹子や初狩でもスイッチバック構造の名残を見ることができました。
そして富士急行線との乗換駅である大月からは乗客が増えてきました。列車はなおも山間部を走りますが、12月という時期もあり徐々に暗くなってきました。そして電車区間との境界駅である高尾駅到着時には殆ど真っ暗になってしまいました。大半の中距離列車はここ高尾止まりなのですが、私が乗車した552Mは立川まで足を延ばします。また、高尾からは都市部を走るので乗客が増えるのかと思いきや、552Mは東京まで直通しないからか乗って来る客はさほど多くなく、ほとんどの座席が埋まった状態で高尾を発車しました。
552Mは【中央線快速】区間でも各駅に停車していきました。八王子では乗車より下車の方が多かったです。この区間でボックス席に座って移動する快適さ、そして違和感を味わいながら列車はラストスパートに入り、17時21分、甲府から1時間50分で終点の立川に到着しました。私は立川で改札を出たのですが、駅構内や駅前には多数の人が。あまりの人の多さに圧倒されました…。私は子供のころ、甲府も立川も大して規模が変わらないと思っていましたが、少なくとも人の数は立川の方が桁違いに多かったです。

私は改札を出て南口側へ。駅前にある「ケンタッキーフライドチキン」で早目の夕食を済ませてからコンビニへ寄って、「立川ワシントンホテル」にチェックイン。私は乗り鉄では大体6,000円以下のホテルに泊まるようにしているので、「ワシントンホテル」クラスは敷居が高かったのですが、昨今のホテル競争の激化やデフレの影響などで2000年以降は宿泊料金の値下げ競争が激しく、ネットで今回の「ワシントンホテル」が5,000円とあったので、私は飛びつくように予約しました。

チェックインして自室へ入った後はすぐに入浴し、その後はテレビを観ていましたが、身延山久遠寺での疲労が尾を引いて、21時頃には寝てしまっていました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東海:身延線身延→甲府44.9km踏破達成!
(参考:Wikipedia)