第434回('06) 島根県へ。三瓶観光リフトに乗車し、一畑電鉄の廃線跡も訪問。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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快晴に恵まれた2006年10月14日、日帰りの日程で、自動車を運転して島根県へ。
三瓶山(さんべさん)にある三瓶観光リフトに乗車し、その後はドライブがてら一畑電鉄(旧・出雲鉄道)立久恵線や一畑口~一畑の廃線跡を車で辿り、木次線の出雲坂根駅を訪問して「おろちループ」を通りました。
結果的に島根県にある2つのスイッチバック駅を同じ日に訪問することができました。
今回の日程 2006年10月14日(土) 

自宅610(マイカー・加古川バイパスから播但道経由で中国道へ。三次ICからはR54など一般道を走行)1005山麓駅1013(三瓶観光リフト)1024山頂駅1037(リフト)1048山麓駅1100(マイカー・立久恵線の廃線跡経由)1205出雲市駅1210(マイカー・日本海側から一畑駅跡付近へ。廃線跡経由)1355一畑口駅1405(R314など経由)1510出雲坂根駅1515(R314→東城ICから往路と逆ルート→最後は加古川バイパス)1840自宅

【帰宅】
この日は5時頃に起床し、朝食を済ませて完全に目を覚ましてから6時10分頃に兵庫県加古川市の自宅をスタート。まずは加古川バイパスと姫路バイパスを経由し、播但道で福崎ICまで北上してから中国自動車道に乗りました。中国道は山陽道が全通してから交通量の減少が著しいと聞いていましたが、確かに車の量は少なく、結構勾配やカーブが多いもののスムーズに走れました。しかし、米子道が分岐する落合JCTを境に交通量が半減し、しかも新見を過ぎるとヤバいくらいに車が少なくなりました。広島県へ入り東城~庄原では工事の為に車線規制をしていましたが、渋滞するはずもありませんでした。庄原からは多少車が増えましたが、やはり加古川バイパスや姫路バイパスと比べると快適そのものです。そして私は三次ICで下車しました。

三次からは国道54号を北上しました。三江線の尾関山周辺を車から眺められました。山間部を進みますが、渋滞もなくスムーズです。島根県へ入って頓原で左折して県道や国道184号を走りました。そして加古川から4時間弱で大田市は三瓶山の東側、三瓶観光リフトの山麓駅に到着しました。ここも冬期はスキー場のリフトとして営業していて、春~秋は観光用としてリフトを年中フル活用しているようでした。



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私は駐車場に車を止めて、窓口で往復チケットを買いました。すぐにリフトに乗車し、スキー場のゲレンデの中を上昇していきます。周りに木々がないので山麓方、山頂方とも景色は抜群でした! そして11分の乗車で山頂駅に到着しました。

山頂駅からは三瓶山への登山はせずに、付近を少しだけ歩いて展望台から眼下を眺め、すぐに下りリフトに乗って下山しました。土曜日なのに利用客が少なかったのは気になりましたが…。



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下山後はトイレを済ませてから再び車を走らせ、今度は出雲市方面へ向かいました。途中から国道184号へと入り、しばらく走ると「立久恵峡」の看板が。この付近の道路は方向別に分離されていて、私の通る出雲市方面への一方通行の道が出雲鉄道立久恵線の廃線跡だそうです。



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また、その他にも廃線跡を国道に転用した場所がありました。立久恵峡を過ぎてからも山道を走りますが、やがて平地へと出て市街地へ入ると出雲市駅に着きました。



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ここでトイレ休憩をして、飲食店を探しながらさらに北へ車を走らせます。ロードサイド店が並ぶ国道9号線へ出ると「マクドナルド」を発見! 店内へ入って昼食を済ませました。

昼食後はさらに北へ。一畑電車大社線を渡り、さらに進むと山の手前でT字路になり、私は右へ曲がって国道431号線を東へ走りました。次は一畑電鉄北松江線の一畑口~一畑の廃線跡を訪ねるのですが、北側の一畑側から行ってみようと思い、雲州平田駅を過ぎた辺りで私は日本海側へ車を走らせました。そして途中から県道23号線を進むと、平田から10数分で日本海側へ出ました。小伊津地区からの景色が素晴らしかったです。



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しばらくは快適な走行でしたが、坂浦の漁村を過ぎると急に道幅が狭くなり、対向車とすれ違うのも大変な山道に入りました。「ええい、ままよ」と私はそのまま走り続け、一方で「対向車来るなよ」と思ったりもしましたが、案の定、対向車が来ました…。しかし待避スペースがあったので難なくすれ違えました。その後も山道を走り続けるとようやく道幅が広がり、何だかホッとしました。



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そして一畑電鉄の廃線跡を転用した道路を走り、一畑口駅に着きました。しかしながら、一畑駅の場所を特定できませんでした…。まぁ、5年後にバスで現地を再訪問したのですが…。



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一畑口駅にて休憩後、今度は南へ車を走らせて木次線の出雲坂根駅を目指しました。宍道湖沿いから出雲空港(現在の愛称:出雲縁結び空港)の近くを通り、国道9号と54号を走って木次へ。木次から国道314号へと入り、一畑口から1時間少々車を走らせて出雲坂根駅に到着しました。



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駅前に車を止めて、駅舎内を観察してからホームへ。「延命水」も少しだけ飲みました。
尚、出雲坂根駅は2010年に新駅舎へと建て替えられました。



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列車も見たかったのですが、列車が来る時刻までは時間がありすぎるので待つのは断念して出雲坂根駅を後にしました。本当は車でなく列車で来るべきだったと反省していますが、何しろ列車でも行きにくい場所なので…。因みに私が訪問した時、駅には誰もいませんでした。

その後は木次線の三段式スイッチバックと共に見所として有名な「奥出雲おろちループ」を走りました。しかし、いざ車で走ると、あまりスケールの大きさを実感できませんでした…。



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2011年、木次線列車の走行中車内より撮影。

そして「道の駅 奥出雲おろちループ」にて休憩してから再び車を走らせ、今度は三井野原駅へ寄り道しました。こちらも他に訪問客はいませんでした。



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三井野原駅訪問でこの日の予定は全て終了し、あとは帰るのみです。島根県から広島県へと戻り、備後落合駅前を経由して国道314号を東へ。その後、東城ICから中国自動車道へと入りました。相変わらず車の量は少なかったです。途中の大佐サービスエリアではお土産を買って給油もしました。その後はノンストップで走り続け、最後は加古川バイパスや加古川市内で渋滞にはまりましたが、18時40分頃、無事に帰宅できました。やはり長距離の運転は疲れます…。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
三瓶観光リフト 山麓~山頂 856m 踏破達成!


今回新たに自動車で訪問した廃線跡

路線名区間備考
一畑電気鉄道:立久恵線出雲須佐→出雲市(18.7km)1965年廃止。一部廃線跡のみ通行
一畑電気鉄道:北松江線一畑→一畑口(3.3km)1944年休止→1960年廃止
(参考:Wikipedia)