第398回('06) 寝台特急『日本海』に最後となる乗車 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2006年6月22日~27日、『周遊きっぷ(札幌・道南ゾーン)』を使用して、5泊6日の日程で主に北海道を乗り鉄しました。
今回の乗り鉄で北海道の鉄道路線の乗りつぶしが完了しました。

まずは初日~2日目前半の行程です。
今回の日程 2006年6月22日(木)~23日(金)【前半】 

加古川1608(JR神戸線・3492M新快速)1658大阪1747(東海道→湖西→北陸→信越→羽越→奥羽本線・4001レ寝台特急『日本海1号』【車内泊】)832青森

【6/23後半へ続く】
今回は、6月22日と23日、そして26日と27日に仕事を休みました。
まずは22日、この日は午前中に用事と準備を済ませ、午後3時30分頃に自宅を出発しました。この日は雨でしたが、梅雨時なので仕方ありません…。加古川駅の自動改札機で周遊きっぷの『ゆき券』を投入し、JR神戸線の新快速(223系8連)に乗って大阪駅まで移動しました。乗客は多かったですが、何とか通路側の席に座れました。そして次の西明石駅では窓側席の客が下車し、早くも窓側席へ「昇格」できましたw

大阪駅にて下車後は駅構内のうどん店にて「ざるうどん」とおにぎりを食べて早目の夕食としました。その後は改札外のコンビニで夜食と翌日の朝食、そしてお菓子や飲料などを購入してから『日本海1号』青森行が入線する10番のりばへと向かいました。しばらく待っていると『日本海1号』が神戸方から入線し、写真撮影してから私は乗車しました。

今回の宿はB寝台ではなく2004年以来となるA寝台個室『シングルデラックス』です。この年の3月ダイヤ改正で終着駅が函館から青森へ短縮されたのは残念ですが、それでも十分に個室の旅を堪能できる距離・時間です。私は早速1号車のA個室へと入り、2年ぶりとなる『シングルデラックス』の雰囲気を味わいました。また、個室は大阪発車時点で半分ほどに人が入っている感じでした。そしてすぐに車掌が来てきっぷを拝見し、同時に個室のカードキーとシャワーカードを貰いました。カードキーはそのまま持ち帰ってもOKでした。



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A寝台個室『シングルデラックス』の洗面台やビデオモニターなどの設備です。

列車は定刻の17時47分に大阪を発車しました。新快速の後を特急が走るのはどうも違和感がありますが、列車のスピードが違いすぎるので仕方ないですね…。私は個室の窓から車窓風景を眺めようとしましたが、雨のせいで視界が悪く、まともに眺められませんでした…。また、個室内ではオーディオサービスの設備があり、室内のスピーカーから流すことができました。何チャンネルかありましたが、私は木村カエラさんのチャンネルを選択し、流れてきた曲は1年前の「リルラ リルハ」で、その後はベッドにて時刻表を広げて翌日以降の日程を再確認していたため、結局10回くらい「リルラ リルハ」を聴いてしまいました…。
その後はもう夜になったので車窓風景は望めず、今度は夜食用に買ったサンドイッチを食べながらVHSデッキに持参のビデオテープを挿入し、なぜか廃線跡探訪の番組を録画したビデオを見ていました。既にDVDへ移植した後なので、このテープは捨てるつもりのものでした。もっと他のテープがあったのですが、出発間際にA個室のビデオデッキの存在を思い出したため、「何でもいいや」と慌てて取ったビデオテープが廃線跡探訪の番組でした。テーマは静岡鉄道駿遠線で、東海道新幹線や東名高速道路が開通した後もしばらく走っていた…的な内容だけ記憶にあります。しかし、そのビデオを観ている途中に眠気が襲い、私はいつしか寝てしまいました…。20時半頃で、福井付近を走行中だったと思います…。

そして翌日の2時前、新潟県の坂町付近を走行中に目が覚めました。シャワーを浴びていないことに気付き、慌てて1号車後方にあるシャワールームへ行き、シャワーカードを挿入してシャワーを浴びました。お湯の出る時間が6分間だけなので、出しては止め、出しては止め、を繰り返しました。すると、意外にも2分ほど余ってしまい、最後は2分間連続で全身をもう一度洗い、更衣室のドライヤーで髪を乾かしてからシャワールームを後にして個室へと戻りました。その後は再び眠りに落ちてしまいました…。この間に、翌7月13日頃に土砂崩れが発生した羽越本線の小岩川~あつみ温泉を通過しました。あと1か月遅かったら今回の乗り鉄もできていたかどうか…。

次に目が覚めたのは6時前、秋田県の八郎潟付近でした。起床後は車窓風景を見ながら前日にコンビニで買ったおにぎりを食べ、自室の洗面台で歯を磨きました。その後は秋田県北部~青森県津軽地方の奥羽本線の車窓風景を眺め、前月に訪問した弘前の街並みを眺めつつ『日本海1号』はラストスパートとなる大釈迦越えに挑みます。しかし意外にもあっさりと大釈迦越えをクリアし、いよいよ青森の平野部へと入りました。そして4年後に東北新幹線が延伸開業予定でしたが駅前は閑散としていた新青森駅を通過して市街地へ。最後は左へとカーブして、定刻の8時32分に終点の青森に到着しました。乗車時間は14時間45分で、丸半日以上の旅となりました。



イメージ 2青森駅にて。

実はこの後、青函トンネルの『竜飛海底駅・青函トンネル記念館見学コース【竜飛2コース(白鳥3号竜飛)】』に参加することになっていて、『白鳥3号』が発車する11時57分まで空き時間となっていました。そこで、時間をつぶすために私は青森駅の西側へ回り、青森駅の北側を東西に通る青森ベイブリッジの歩道を渡って、青森駅の北側、青函連絡船の岸壁などを俯瞰しました。その後はその岸壁(青森桟橋)に繋留されている元連絡船の『八甲田丸』(連絡船廃止後、博物館の「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」として保存)に入館して船内を見学しました。また、船内にはキハ82形気動車や郵便車スユニ50形などが静態保存されていました。



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また、退館して青森駅へ戻る途中、元々線路が沢山あったであろう場所にある広場にはキハ58系や貨物列車の車掌車などが静態保存されていました。



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その後は青森駅に戻ってきましたが、まだ11時前で、『白鳥3号』の発車まで1時間ほどあります。そこで、駅舎の改札外北側にある昭和時代を彷彿とさせる食堂「つがる路」へと入り、600円の日替ランチを食べました。確か魚のフライがメインだったと記憶していますが、素朴な味でしたが美味しかったです。

食後は、函館行き特急『白鳥3号』の自由席に乗るべく、早目に『周遊きっぷ』のゾーン券を自動改札機へと投入して改札内へ。ホームの自由席車両乗車口で30分以上も前から並んでいました。

(つづく)


今回の新規踏破路線は有りません


(参考:Wikipedia)