第385回('06) 日光へリベンジ! 明智平ロープウェイ乗車&中禅寺の廃線跡 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2006年のゴールデンウィークは5泊6日の日程で東日本へ乗り鉄旅行へ出かけました。

今回は4日目前半の行程です。
前月に日光へ行ったのですが気象条件が悪くて明智平ロープウェイ乗車と中禅寺温泉ロープウェイの廃線跡探訪を実現できなかったので、今回はリベンジをするべく、むりやり旅行日程に組み込みました。
今回の日程 2006年5月1日(月) 【前半】

新白河624(東北本線・2122M)648黒磯651(564M)657那須塩原703(東北新幹線・なすの264号)719宇都宮736(日光線・827M)825日光(徒歩)東武日光駅837(東武バス日光)909明智平917(明智平ロープウェイ)919展望台927(ロープウェイ)929明智平1005(東武バス日光)1009中禅寺温泉1010(徒歩)1105中禅寺温泉ロープウェイ・茶ノ木平駅跡1125(徒歩)1148中禅寺温泉1151(東武バス日光)1229東武日光駅

【後半へ続く】
この日は5時頃に起床し、朝食後にホテルをチェックアウトしました。7時までホテルにいれば、おにぎりのサービスを受けられたのですが、7時以降に出発だと遅すぎるので今回は自腹で朝食を食べました。チェックアウト後は新白河駅へ直行し、宇都宮までのきっぷを買って改札内へと入り、黒磯行2122Mに乗りました。455系の3連×2で、空いていたので私はボックス席を独占しました。山間部の風景を楽しみ、24分の乗車で終点の黒磯に到着しました。



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黒磯駅にて。当時活躍していた455系電車です。

黒磯駅では3分の連絡で上野行564Mに乗り継ぎました。当時は上野口で大活躍していた211系5連×2で、グリーン車は非連結でした。ここでも車内は空いていたので私はロングシートに座り、1駅だけ乗車して那須塩原駅にて下車しました。このまま564Mに乗っていては先々の行程が遅れるので、東北新幹線へ乗り換えることにしました。

そして那須塩原駅では新幹線特定特急券を買い、東北新幹線に乗り換えました。そして当駅始発の『なすの264号』に乗車しました。E2系10連+E3系6連で、東京駅到着後に『はやて・こまち』として八戸や秋田を目指すかもしれません。普通車は全車自由席で、車内はガラガラだったのでE2系の3人席を独占しました。また、車内には通勤客が少なからずいましたが、この『なすの264号』は新幹線の通勤電車に相当する列車です。発車後はトンネルが多いながらも車窓風景を楽しみ、次駅の宇都宮で下車しました。入れ替わりに多数の通勤客が乗車して、東京へ向けて『なすの264号』は去って行きました。

宇都宮では一旦改札を出て、コインロッカーに荷物を預けました。そして日光までのきっぷを買い直して再入場しましたが、この時「なぜ新白河~日光の乗車券を買わなかったのか」ということに気付きました…orz 新白河~日光は100kmを超えていて、新白河が東京近郊区間を外れているので、通しのきっぷで途中下車が可能です。しかも通しで買った方が安上がりで、130円損しました…。
その後は気を取り直して日光線の日光行827Mに乗車しました。107系の2連でした。過去に乗りつぶした路線ということもあり、今回は着席しましたが、発車直前に多数の高校生が乗り込んで来て、車内は一気に満員となりました。とても車窓どころではなく、私は宇都宮駅で買ったスポーツ新聞を読んでいました。
827M電車は宇都宮を発車し、早くも次の鶴田で大勢の高校生が下車して、車内には余裕が生まれました。しかし学区境界を挟んで鹿沼では多くの高校生が乗車してきました。やや混雑した状態で文挟、下野大沢と進み、下今市では高校生が全員(と記憶しています)下車し、一気にガラガラ状態となりました。最後は東武日光線と並走しながら上り勾配を進み、51分の乗車で終点の日光に到着しました。



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日光駅にて。2013年に日光線から撤退した107系電車です。

日光駅を下車後はすぐに徒歩で東武日光駅まで移動して、駅構内でバスのチケットを購入しました。そしてバスターミナルへ急ぎ、中禅寺温泉行きのバス(東武バス日光)に乗りました。何とか窓側席を確保できました。つい1ヶ月前も見た景色をもう一度見ながら車窓風景を楽しみました。そしてバスは馬返から第二いろは坂を登り、今回は明智平にて下車しました。
前回は強風で運休していた明智平ロープウェイでしたが、今回は通常通りの運転ということで、ひとまずホッとしました。すぐにチケットを求めて改札内へ。明智平ロープウェイはダイヤがなく随時運転ということで、搬器が到着したらすぐに乗車し、すぐに発車しました。乗客は私だけでした。搬器は16人乗りで小さかったです。発車後は明智平駅のあるドライブイン「明智平パノラマレストハウス」やいろは坂の下に位置する清滝地区を見ながら上昇し、僅か2分の乗車で山頂の展望台駅に到着しました。



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展望台駅では明智平などの展望を楽しみました。また、華厳の滝や中禅寺湖、男体山まで望めて、感動しました。そして下りのロープウェイに乗って下山しましたが、ここでも乗客は私だけでした。明智平駅到着後はバスの発車時刻まで30分以上あったのでレストハウスへ。かつて馬返と明智平を結んでいたケーブルカーの駅跡を見ることができました。その後はバス停へ向かい、しばらく待っているとバスが来ましたが、満席だったので通路で立席に。しかし乗車時間は4分だったので苦にはなりませんでした。そして終点の中禅寺温泉にて下車し、中禅寺温泉ロープウェイの廃線跡を確認しましたが、前月は積もっていた雪も全く見られなくなっていました。

その後は前月と同様に茶ノ木平へ登る登山道をひたすら歩きました。登っても残雪はなく、スムーズに登ることができました。そして休憩しながら登ること約40分、ようやく目的地の茶ノ木平に到着しました。前回の失敗があったので、今回の登頂成功はとても嬉しかったです!
そしてすぐに駅跡の遺構を確認しましたが、駅舎などは撤去されていました。しかし、ホーム部分の法面には石垣が残っていたり、駅舎とホームを結ぶ部分に階段状のコンクリート構造物が残っていたり、少しは遺構が残っていました。また、駅跡からは男体山を綺麗に望めました。本当はロープウェイに乗って風景を眺めたかったですね…。



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駅跡を調べた後は駅周辺を歩き、中禅寺湖眺めながら休憩してから同じ登山道を通って下山しました。下りは30分で登山道入口まで行くことができました。そして中禅寺温泉バス停へ向かい、JR日光駅行きのバスに乗りました。何とか窓側席を確保できました。今度は第一いろは坂を通って山を下り、私は終点のJR日光駅前ではなく東武日光駅前にて下車しました。そして窓口にて霧降高原までのバスのフリー乗車券(往復運賃より割安)を購入し、それから昼食を確保しようと駅前でコンビニを探しましたが、すぐには見つかりません…orz 結局、昼食にありつけぬまま時間の関係でJR日光駅へと徒歩移動し、次の行程へ進むのでありました…。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
明智平ロープウェイ 明智平~展望台 300m 踏破達成!


今回新たに徒歩で訪問した廃線跡

路線名区間距離備考
中禅寺温泉ロープウェイ 中禅寺温泉~茶ノ木平 1,043m 2003年廃止
(参考:Wikipedia)