今回は、京都府京都市左京区のケーブル八瀬駅とケーブル比叡駅を結ぶ京福電気鉄道のケーブルカー路線で、
傘下の叡山電鉄叡山本線と自社の叡山ロープウェイとともに比叡山山頂へのルートを形成している、日本最大の高低差(561m)を誇るケーブルカー、
叡山ケーブル(えいざんケーブル。正式名称は京福電気鉄道鋼索線)を紹介します。
傘下の叡山電鉄叡山本線と自社の叡山ロープウェイとともに比叡山山頂へのルートを形成している、日本最大の高低差(561m)を誇るケーブルカー、
叡山ケーブル(えいざんケーブル。正式名称は京福電気鉄道鋼索線)を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
区間 | 全長 | 高低差 | 方式 |
ケーブル八瀬~ケーブル比叡 | 1.3km | 561m | ケーブルカー(135人乗り車両×2)。軌間1,067mm |
訪問時 | 2002年3月、2009年3月 |
撮影時 | 2009年3月 |
山麓駅に相当するケーブル八瀬駅は、叡山電鉄叡山本線の終着駅である八瀬比叡山口駅から徒歩約5分の場所にあります。
レトロな感じの駅舎が今も現役で活躍しています。
レトロな感じの駅舎が今も現役で活躍しています。
ケーブル八瀬駅にて。ケーブルカーでは標準的な頭端式ホーム1面2線で、階段状になっています。
車両は平行四辺形状になっていて、ケーブルカーの勾配の凄さのほどが分かります。
車両形式は「ケ型」で、1987年に阪神系列の武庫川車両工業で製造されました。定員は136人で、座席は34人分しかありません。
車両は平行四辺形状になっていて、ケーブルカーの勾配の凄さのほどが分かります。
車両形式は「ケ型」で、1987年に阪神系列の武庫川車両工業で製造されました。定員は136人で、座席は34人分しかありません。
ケーブル八瀬駅を発車しました。この付近、写真右側には側線があり、工事用(?)の貨車が留置されています。
中間地点にてケーブル比叡駅からの車両と行き違います。
この間、ケーブルカーが停車することはありません。
この間、ケーブルカーが停車することはありません。
かなり登ってきました。眼下には京都市街の風景を一望できます。
ケーブル八瀬駅を発車して9分、山頂駅に相当するケーブル比叡駅に到着しました。
こちらもホームは階段状になっていて、高低差が結構あります。
こちらもホームは階段状になっていて、高低差が結構あります。
ケーブル比叡駅の駅舎は鉄筋コンクリート造のような感じで、外観はリフォームされています。
写真手前側には叡山ロープウェイのロープ比叡駅があり、比叡山頂を目指す場合は乗り換えとなります。
写真手前側には叡山ロープウェイのロープ比叡駅があり、比叡山頂を目指す場合は乗り換えとなります。
営業期間 | 12月~3月中旬は冬期運休(要確認)。但し、1/1~1/3は特別運行。 |
営業時間 | 9:00(平日は9:05)~18:15。夏期のナイター運転実施日(要確認)は最終が21:20。 |
運転間隔 | 30分間隔。午前中は15分~20分間隔。 |
所要時間 | 片道9分。 |
料金 | 大人片道530円、往復1,040円。小人片道270円、往復520円。 |
叡山ケーブルは叡山ロープウェイとともに例年12月上旬から3月20日前後まで冬期運休します。したがって、鉄道系交通機関で比叡山を目指すには、大津側からのルートである通年営業の坂本ケーブルを利用することになります。但し、1月1日~1月3日は、比叡山延暦寺への初詣客のために特別運行します。
また、叡山ロープウェイの比叡山頂駅と坂本ケーブルのケーブル延暦寺駅の間を結ぶ道路は自動車専用道路(有料道路の比叡山ドライブウェイ)で、徒歩移動ができません。バス連絡となります。
(参考:京福電気鉄道のHP、Wikipedia)