第372回('06) 四国へ。徳島線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2006年3月、週ごとに日勤と夜勤を繰り返していましたが、日勤の週の土曜日に四国へ出かけました。
『徳島・香川フリーきっぷ』を使用して、四国東部(徳島・香川)の乗りつぶしをコンプリートしました。

今回は主に午前中の模様です。
今回の日程 2006年3月4日(土) 【前半】

加古川604(JR神戸線・943M)620姫路631(山陽新幹線・ひかりレールスター441号)651岡山711(宇野→本四備讃→予讃線・3127M快速マリンライナー7号)808高松820(高徳線・63D L特急『うずしお3号』)825栗林(徒歩)栗林公園833(高松琴平電気鉄道琴平線)840高松築港(徒歩)高松910(予讃→土讃線・2005D(宇多津から33D)L特急『しまんと5号』)1021阿波池田1116(土讃線→徳島線→高徳線・16D特急『剣山6号』)1227徳島

【後半へ続く】
この日は4時半ごろに起床し、朝食後に自宅を出発。加古川駅の『みどりの窓口』にて高松までの切符と新幹線自由席特急券を買い、まずはJR神戸線の下り電車(223系8連)に乗り姫路駅へ。姫路駅からは山陽新幹線の『ひかりレールスター441号』(700系7000番台8連)に乗り岡山駅まで移動しました。自由席は比較的空いていて、私は3人掛けの窓側A席に座れました。

岡山駅では瀬戸大橋線の快速『マリンライナー7号』に乗り継ぎました。5000系と223系をつないだ5両編成で、私は後方の223系・4号車に乗りました。車内はそこそこ混雑していましたが、私は窓側席に座り、瀬戸大橋からは瀬戸内海を眺めて高松駅まで移動しました。



イメージ 1高松駅にて。快速『マリンライナー』(223系5000番台)です。


そして高松駅では『みどりの窓口』へと向かい、予讃線・土讃線のそれぞれ一部区間と高徳線や徳島線などが乗り放題で、高松から一周乗車ができる特急自由席が利用可能な『徳島・香川フリーきっぷ』(6000円)を購入しました。まずは阿波池田へ向かう予定ですが、列車の発車までまだ1時間近くあるので少しだけ時間をつぶすことにしました。まずは高徳線のL特急『うずしお3号』(2000系気動車5連)に乗り、栗林(りつりん)駅まで移動しました。自由席はガラガラでした。栗林駅は昭和末期の雰囲気が出ている高架駅でした。

私は栗林駅の改札を出て、南の方へ歩きました。そして約5分で高松琴平電気鉄道(琴電、コトデン、ことでん)の栗林公園駅に着きました。ここから高松築港行き電車に乗り、終点まで
移動しました。車両は京急1000形(初代)だった1080形2連で、1091Fでした。乗客は多かったですが、瓦町で半減しました。その後も市街地を走り、高松城跡のお堀に沿って走ると7分の
乗車で終点の高松築港駅に着きました。高松築港駅では、現在は動態保存車両として活躍している1000形の120号に遭遇しました。



イメージ 2高松築港駅にて。私が乗車した1080形(右)と、長尾線電車に増結されていた120号です。


高松築港駅を後にして、徒歩3分ほどで高松駅へ戻ってきました。そして改札内へと入り、お目当てのL特急『しまんと5号』に乗車しました。N2000系と2000系を繋いだ2連で、自由席は2000系側だったので2000系に乗りました。車内はガラガラで、岡山系統の自由席とは大違いでした。これでは『しまんと』が減便されても仕方ないと思いました…。



イメージ 3高松駅にて。後方車両がN2000系気動車のL特急『しまんと』です。


列車は定刻に高松を発車し、予讃線を下ります。そして宇多津駅では前方に停車していた『南風3号』と併結して、6連となって宇多津駅を発車しましたが、自由席はガラガラのままでした。多度津駅からは土讃線へと入り、さらに琴平駅からは非電化区間へと変わります。徐々に山間部へと入り、長いトンネルを抜けて香川県から徳島県へと変わると、秘境駅で有名な坪尻駅を通過しました。そして右手に吉野川の谷を見ながら勾配を下り、その吉野川を渡ると徳島線と合流して佃を通過しました。最後は吉野川沿いを走り、広い構内が見えてくると阿波池田駅に到着しました。私はここで下車しました。

阿波池田駅では1時間ほど待ち時間がありました。この後の行程のことを考えて、ここで食事をすることにしました。駅前を散策しましたが、適当なお店が見つかりません…。そして駅へ戻ると、駅舎の隣に「うどん 祖谷そば」と書かれた飲食店がありました。阿波池田で食べなければ昼食のタイミングを失いかねないので店へ入りました。この店は地元名物の「祖谷そば」を扱ったお店でした。私は、祖谷そば定食(650円)を頼みました。しばらくすると店長(?)が持ってきて、「十割そばで、つなぎを使っていないので麺が切れやすいが、つなぎがない分おいしい」との説明を聞いたと記憶しています。もしかしたら九割そばで少しだけつなぎを使っているとの説明だったかもしれませんが…。現在、この店は「ちゃみせ」という名称で九割そばを提供しているようですが、当時の店名も忘れてしまいました(私の記録では店名が「駅前食堂」と書かれているのですが…)。まぁ、いずれにしても、祖谷そばは美味しかったです。

早めの昼食を終えた後は改札内へと戻り、徳島線特急の『剣山6号』に乗車しました。キハ185系気動車の2連で、私は当然ながら自由席の吉野川側(進行左側)窓側席に座りました。車内はガラガラでした。



イメージ 4阿波池田駅にて。特急『剣山』(キハ185系気動車)です。


列車は定刻に阿波池田を発車し、佃まで土讃線を走ってから徳島線へと入ります。吉野川の雄大な流れは「四国三郎」の面影も見られず穏やかでした。それにしても『剣山6号』はこまめに停車し、急行レベルの印象を受けました…。郊外で最後の停車駅となる鴨島発車時点では、窓側席がほぼ埋まりました。その後は平野部を走り続けましたが、南側の山並みが遠ざかったことで右側席には太陽の陽射しをもろに受ける格好となりました。しかし、車内が寒かったからか殆どの客はカーテンを閉めませんでしたが、私の反対側の男性客だけがカーテンを閉めました。私はこのように「唯一のカーテン」の影響をまともに受けるジンクスが今になっても続いています…orz 私を見るとカーテンを閉めたくなるのか!?と思ってしまうくらいです…。私は基本的に一般的な側面展望での車窓風景を左右とも楽しんでいますが、今回のカーテンのせいで私は府中駅東方~徳島駅の右側車窓を思い通りに見られなくなりました…orz
 この時点で私はリベンジを決め、もう一度徳島~府中辺りを乗ることに決めました。あと、私は決してカーテンを閉めた男性客を恨むことはなく、自分の運のなさを嘆いているだけです…。仕方ないので私は左側車窓のみに絞って車窓風景を眺め、佐古からは高徳線と並走して(この区間は高徳線の所属)、阿波池田から1時間11分で徳島県の代表駅である徳島駅に到着しました。

この後は『徳島・香川フリーきっぷ』のエリアを出て牟岐線方面へと向かいました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR四国:高徳線高松→栗林4.3km
JR四国:徳島線佃→佐古67.5km踏破達成!
(参考:Wikipedia)