第359回 江の島へ。小田急江ノ島線と湘南モノレールを乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2005年12月29日~2006年1月2日、4泊5日の日程で、この年末も関東地方の鉄道路線を乗り鉄しました。
今回は3日目、2005年12月31日の大晦日は主に午前中の模様です。
今回の日程 2005年12月31日(土) 【前半】  

池袋741(山手線内回り)749新宿810(小田急小田原線→江ノ島線・特急えのしま21号)913片瀬江ノ島(徒歩)江島神社前・1区乗場935(江の島エスカー<1区・2区・3区> )9423区降り場(徒歩・展望灯台などを観光してから島外へ)湘南江の島1049(湘南モノレール)1104大船

【後半へ続く】
この日は6時半ごろに起床しました。この頃になると、6時間起きでも遅く感じるようになってしまいましたw そして朝食を食べてからホテルをチェックアウト。最初は池袋駅から山手線内回り電車(E231系11連)に乗って新宿駅まで移動しました。普段ならラッシュ時で車内はすし詰め状態だったのでしょうが、この日は大晦日なので混雑度は低かったです。

新宿駅では小田急へ乗り換えました。急行系の発着する地上ホームへと向かい、入線してきた特急ロマンスカー『えのしま21号』・片瀬江ノ島行きに乗車しました。車両は展望室付きの連接車ではなく、通常のボギー車タイプである30000形『EXE』10連でした。本当は展望室付きが良かったのですが、仕方ありません。30000形は通常型の車両である分、車内は広々としていました。私は前日に押さえていた、指定された窓側席に座りました。車内には十数名いて、思ったより多かったです。

『えのしま21号』は定刻に新宿を発車し、前々日にも通った小田急小田原線を淡々と走ります。そして相模大野では下車客がいましたが、乗車してきた客もいました。相模大野を発車するとすぐ西側の相模大野分岐点から江ノ島線へと入り、住宅地や畑・山林の中を南下します。そして藤沢では約半数の乗客が下車しました。その藤沢ではスイッチバックして終点の片瀬江ノ島を目指しますが、乗車区間が短いからか、誰も座席を回転させていませんでした。私も逆向きで車窓風景を眺め続け、新宿から1時間3分で終点の片瀬江ノ島に到着しました。



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片瀬江ノ島駅にて。30000形電車です。

片瀬江ノ島駅にて下車後は、徒歩で江の島へ向かいました。橋を渡って江の島に上陸し、土産物店が並ぶ表参道を歩き、約20分で江島神社に着きました。上り坂が続いたので少し汗をかいてしまいました。
そして、神社へお参りを済ませて、神社左側にある「江の島エスカー」に乗って、頂上にある江の島展望展望台を目指しました。まずはエスカー利用と展望台入場などが一緒になったチケットを購入し、エスカーに乗りました。乗りました、と言っても、エスカーは普通のエスカレーターで、計4つ(4連。1連~2連は踊り場を介して一体<1区>になっています)存在し、上りのみの運転です。また、全てが建物内にある為に、眺望はゼロです。しかし、頂上までは階段が続くのでエスカーを使うと楽に上れます。また、エスカーに使う金が惜しくて階段で上ったものの途中でバテてしまった場合、途中からエスカーに乗ることが可能です。階段移動で疲れている者を誘惑するかのようにエスカーの3連、4連の乗り場が絶妙な位置に存在していますw

私はエスカーに乗ったので、楽に上ることができました。ただ、2~3連と3~4連は出入口が離れているため、外を少し歩きます。しかも乗り継ぎの際は、階段を下る所があることが面白いです。そして私は4連まで乗って、江島神社から7分で、今度は汗をかかずに頂上に着きました。



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江の島エスカーです。普通のエスカレーターです。

頂上に着いた後は、江の島展望灯台を目指します。展望灯台は「江の島サムエル・コッキング苑(入場200円)」の中にありますが、チケットにはコッキング苑の入場料も含まれているので、私はフリーパスで入場しました。そしてすぐに展望灯台へと入り、展望の効くエレベーターで一気に展望台へと上がりました。そして展望台では、東は鎌倉市や三浦半島、南は相模湾の雄大な風景、西は西湘地区や富士山を眺め、そして北は陸地の藤沢市や湘南海岸と、この日は快晴だったこともあり360°の大パノラマを堪能できました。余談ですが、私は1996年にも江の島を訪問し、展望台に上ったことがありますが、タワーは先代の「江の島灯台」でした。



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江の島展望灯台です。
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江の島展望灯台から眺める景色です。

再びエレベーターで下りて展望灯台を後にし、今度は南国ムード溢れる植物園「江の島サムエル・コッキング苑」を見学しました。冬の時期でしたが亜熱帯(?)の植物を見ると何だか暖かく感じてきましたw
そして「江の島サムエル・コッキング苑」も後にして、一度行きたいと思っていた江の島西部を歩きました。トンネルもあって面白かったです。その後はコッキング苑入口まで戻り、エスカーに沿って階段を下り、江島神社まで戻りました。そして江の島に別れを告げて陸へと戻り、夏場は大勢の海水浴客で賑わう砂浜に寄ってから、今度は小田急でも江ノ電でもなく、京急系列と間違いやすいですが実は三菱重工業の子会社である湘南モノレール・湘南江の島駅まで歩きました。



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湘南江の島駅の駅舎です。

湘南江の島駅は小田急や江ノ電の駅のような華やかさはなく、街外れにあるうら寂れた感じの駅でしたが、駅のホームが5階にあるので駅舎は巨大なビルの様相です。私は人通りの少ない階段を上り、4階のコンコースに着きました。大船までのきっぷを買って自動改札機に通して入場し、さらに階段を上がって5階ホームに着きました。ここで驚いたのは、湘南モノレールが懸垂式だからでしょうが、ホームの高さが路面電車並みに低かったことです! 関西には懸垂式がないので、これにはビックリしました。そして入線してきた5000系3連に乗車し。空いている集団見合い式のクロスシートに座りました。車内はガラガラでした。



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湘南江の島駅にて。5000系電車です。

モノレールは湘南江の島駅を発車し、すぐにトンネルを潜りました。モノレールのトンネルも初めての体験で、楽しかったです。その後は下の道路に沿ってカーブしながら走り、少しだけ海も見えました。尚、下の道路は元々京急が鉄道線として用地を取得していたものの頓挫して、その未成線用地を私設道路に転用したものです。現在は公道になっています。
はじめはガラガラだった車内も、停車駅ごとに乗車が続き、再びトンネルを潜った後の湘南深沢ではほぼ満席になりました。その後も住宅街を進み、停車駅毎にさらに乗客が増えました。そして湘南江の島から15分で終点の大船に到着しました。湘南モノレールの旅は結構面白かったです。

下車後は駅近くの「マクドナルド」へ。少し早いですが、ビッグマックのセットを注文して、昼食を済ませました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
小田急電鉄:江ノ島線藤沢→片瀬江ノ島4.5km踏破達成!
江の島エスカー 1区乗場→3区出口 合計106m 踏破達成!
湘南モノレール:江の島線湘南江の島→大船6.6km踏破達成!
(参考:Wikipedia)