第339回 津軽線と十和田観光電鉄線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2005年8月10日~8月13日、お盆休みは3泊4日の日程で、主に『青春18きっぷ』を使って東北地方へ乗り鉄の旅に出かけました。
しかし、尿管結石が治って2ヶ月、体力や食欲が目に見えて回復していたのですが、大事を取って長期休みの割には小規模な乗り鉄旅行になりました。

今回は初日の模様をUP致します。私にとってお盆休み2日目でしたが、前日は神戸でいとこの結婚式があり、その翌日から乗り鉄の予定を入れたため、ハードスケジュールになりました。

初日は伊丹空港から飛行機で一気に青森へ。青森県内の未乗線区を少しずつ乗りつぶししました。
今回の日程 2005年8月10日(水) 

加古川602(JR神戸線・3402M新快速)650大阪(徒歩)梅田706(阪急宝塚本線・急行)720蛍池727(大阪モノレール線)730大阪空港(徒歩)大阪<伊丹>空港830(日本航空・JAL2151便)1004青森空港1015(青森市営バス)1052青森駅前(徒歩)1059青森(津軽線・329M)1135蟹田115(331D)1234三厩1253(津軽線・336D)1334蟹田1347(338M)1428青森1449(東北本線・1022M特急『白鳥22号』)1537三沢1613(十和田観光電鉄線)1640十和田市1655(十和田観光電鉄線)1721三沢1734(東北本線・26M特急『つがる26号』)1748八戸

【宿泊】
この日は4時30分頃に起床し、朝食後に自宅を出発しました。そして加古川駅にて『18きっぷ』のスタンプが押されました。そして6時02分に発車する新快速・大阪行き(223系8+4連)に乗りましたが、この日は平日ダイヤだったので早朝に新快速で高速移動ができました。しかも空席があったので快適な移動ができました。

今回は三ノ宮ではなく大阪駅まで一気に移動し、梅田駅から阪急宝塚線の急行(8000系2連+7000系6連)に乗って蛍池にて下車。最後は大阪モノレール線(1000系4連)に乗り継いで堅実に大阪空港駅(伊丹空港)まで移動しました。

そして伊丹空港では搭乗手続きと保安検査を済ませて搭乗の時を待ちました。今回が6回目の搭乗ですが、さすがに飛行機の利用方法はマスターできました。
今回の青森行き飛行機は日本航空のJAL2151便で、機種はマクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)のMD90(定員150名)でした。座席配置は3列+2列と、新幹線と同じでしたが、前回に新千歳から伊丹まで乗った際MD81と同様に座席のの前後間隔が狭かったように記憶しています。搭乗が始まると機内へと移動し、私は前寄りの窓側席に座りました。時期的に帰省客と観光客が多く、ほとんどの座席が埋まっていました。

飛行機は伊丹空港を離陸し、阪神競馬場を見ながら上空へ。離陸時はいつまで経っても怖いです…。道中は空中写真と同じような風景を見ながら過ごし、その後サービスのコーヒーを飲みました。そしてほぼ予定時刻通りに青森空港へと着陸し、到着しました。私は前寄りの座席だったので比較的早く飛行機から降りることができました。そして足早にバス乗り場へと移動し、青森市街のアスパム行きの青森市交通部のリムジンバスというより路線バスの車両を使った空港連絡バスに乗りました。乗客は多かったです。

バスは発車後に丘から平地へと下り、青森信号場を跨ぐ青森中央大橋を渡って市街地へ。少しずつ下車があり、私が下車した青森駅前ではすべての乗客が下車しました。そしてバスは空気輸送の形で三角屋根のアスパムへと向かって行きました。

青森駅到着後は『18きっぷ』を提示して入場。ホームで駅弁を購入して、津軽線の蟹田行329Mに乗車しました。秋田色の701系3連は既に満席で、私はドア脇へ。満席なのには驚きました…。電車は津軽線を軽快に走りますが、特に車窓左側には防風柵があって景色をまともに見られない場面もありました…。そして329Mは定刻に終点の蟹田に到着。殆どの乗客が乗り通していました。私は一度改札外へ出て戻りました。そして数分後には函館行きの特急『スーパー白鳥1号』が到着し、先程の329Mに乗っていた乗客の大半が自由席に乗車しました。ほぼ全員『18きっぷ』または『北海道&東日本パス』の利用者でしょう。蟹田~木古内は特急しか旅客列車が走っていないので、特例で自由席に乗車できます。



イメージ 1

蟹田駅にて。701系電車です。北海道へ向かう旅行者が多かったです。

私はこの後に入線してきた津軽線・三厩行き331Dに乗車しました。キハ40系2連で、乗客はファンを中心に20人ほどでした。私はボックス席を独占し、非冷房だったので窓を開けてから青森駅で買った駅弁『むつ湾産帆立釜めし』(900円)を食べました。食事中に331Dは蟹田を発車し、新中小国信号場で海峡線が分岐すると、本格的なローカル区間へと入ります。山間部を走り、津軽二股で海峡線と再会しました。海峡線には津軽今別駅が設置されていますが、駅の規模は全く違います。津軽今別駅は新幹線の駅が設置される予定です(仮称:奥津軽駅)。その後は海峡線と分かれて平地へと出て、右手に津軽海峡を眺めながら走ると最後は内陸へと入り、定刻に終点の三厩(みんまや)に到着しました。殆どの乗客が乗り通していました。



イメージ 2

三厩駅にて撮影。キハ40系気動車です。
かつての駅の読みは「みうまや」でした。

三厩駅にて下車後は駅や駅前を撮影してから列車へと戻り、折り返しの336Dに乗って蟹田まで戻りました。大勢のファンも私と同じように336Dに乗っていました。
そして蟹田では青森行き338M(701系3連)に乗り継ぎましたが、北海道からの客は往路ほど多くはなく、今回はロングシートに着席して青森駅まで戻りました。

青森駅からは、十和田観光電鉄線の乗りつぶしをするために東北本線(現・青い森鉄道線)で三沢駅まで移動しますが、普通列車は16時10分まで待たなければならないので、特急でワープすることにしました。一旦改札を出て三沢までの乗車券と特急券を購入してから再入場しました。乗車列車は函館発八戸行の『白鳥22号』。リニューアルされたJR東日本の485系3000番台で、私は自由席の空いている席に座りましたが、車内は空席が残っていました。
特急は定刻に青森を発車し、陸奥湾などの景色を眺めながら48分の乗車で三沢に到着。私は下車して、十和田観光電鉄線に乗り換えましたが、まずは三沢駅舎を見て、あまりのレトロさに驚きました! 



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三沢駅にて撮影。

駅舎へ入り、きっぷを購入してしばらく待っていると十和田市からの列車が到着し、乗客が全て下車した後に改札が始まりました。車両は7200系2連で、東急からの譲渡車でした。乗客は10人ほどで少なかったです。
列車は定刻に三沢を発車し、古牧温泉を見ながら走ると左側からJRに通じる貨物用の連絡線が合流し、その後は丘陵に広がる農村風景の中を淡々と走りました。途中駅での乗降はほとんどありませんでした。また、途中の七百駅には車庫がありました。そして最後は市街地へと入り、三沢から27分で終点の十和田市に到着しました。

十和田市駅の改札口はホームとは道路を挟んで南側の駅ビル内・2階にありました。改札を出ると駅ビルがスーパーの「ダイエー」になっているのにビックリしました。私は駅ビルを出て線路の終端側へ。手抜きながら旧駅跡を撮影しましたが、用地へは入れなかったので細かいところまでは確認できませんでした。旧駅跡は現在、商業施設へと変わりました。



イメージ 4

イメージ 5

2枚とも十和田市駅にて撮影。

その後はすぐに駅へと戻り、往路と同じ7200系2連の電車に乗って三沢まで戻りました。乗客は往路より多かったです。

そして三沢駅からは再び東北本線に乗って八戸を目指したいのですが、ここでも特急との接続は良いのですが、一方で普通列車との接続がすこぶる悪く、私は1時間以上待たされるのを嫌って再び特急で移動することにしました。今度乗ったのが津軽地方の中心都市・弘前と南部地方の中心都市・八戸を結ぶ青森県内特急『つがる26号』で、元々は盛岡~青森間の『はつかり』で使用されていたE751系6連でした。自由席は満席で、乗車区間が短いこともあり私はデッキのドア脇で景色を眺めながら苦痛に耐え、14分の乗車で終点の八戸に到着しました。

八戸にて下車後は改札内のスタンドで月見そばを食べてから改札外へ。コンビニで買い物をしてから橋上駅舎の東口から外へ出て駅前を軽く散策しました。そして駅舎横にあるJR東日本系列の「ホテルメッツ八戸」へ予約を入れていたのでチェックイン。入浴後は乗り鉄をはじめ、仕事の疲れが溜まっていたのか、20時頃には寝てしまいました…。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:津軽線中小国~三厩24.4km踏破達成!
十和田観光電鉄:十和田観光電鉄線三沢~十和田市14.7km2012年廃止
(参考:Wikipedia)