![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/1a/bc/j/o0550041214425211428.jpg?caw=800)
高山本線編の第3回目は、高山からさらに北上して、2004年10月から2007年9月の間は台風の影響で運休へと追い込まれた区間も存在する山間部を通って、富山県へと至る区間、
高山~猪谷を紹介します。
高山~猪谷を紹介します。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/f9/61/p/o0305076814425211452.png?caw=800)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
高山本線 | 岐阜~富山(225.8km) | 全線単線・非電化 |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東海:高山本線 | 高山~猪谷 | 52.8km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2001年9月 |
撮影時 | 2011年8月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/b8/ba/j/o0550041214425211476.jpg?caw=800)
L特急『(ワイドビュー)ひだ』は上下列車とも駅舎に面した1番線より発着します。
また、普通列車で岐阜方面へ直通利用される際は、乗り換えとなるケースが多いです。
高山を発車すると暫くの間は住宅地を走りますが、やがて山あいの田園風景へと変わり、神通川の上流である宮川の谷を北上します。難読駅名の上枝(ほずえ)を過ぎると一瞬、宮川に沿って走り、すぐに谷が広がると左へカーブして宮川を渡ります。その後も山あいの田園風景の中を北西へ走り、飛騨国府に着きます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/72/3e/j/o0550041214425211492.jpg?caw=800)
飛騨古川を発車すると引き続き盆地の田園風景の中を杉崎、飛騨細江と北西へと進みます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/50/58/j/o0550041214425211514.jpg?caw=800)
角川を発車後は右へカーブして宮川を渡りますが、この時左手には山間の集落が望め、ここから国道360号線を西へ数十キロ走ると、特急『ひだ』の絵入りマークでおなじみの合掌造り集落で有名な世界遺産・白川郷へ行くことができます。宮川を渡った後は宮川の流れを見ながら山岳区間を北東へ走ります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/4b/ac/j/o0550041214425211536.jpg?caw=800)
坂上を過ぎても宮川の渓谷を走り、やがて北へ針路を変えて右岸から左岸へと移り、集落が現れると打保に到着します。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/14/7a/j/o0550041214425211559.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/be/fb/j/o0550041214425211582.jpg?caw=800)
杉原を発車してしばらくすると唐堀トンネルへと入り、岐阜県から富山県富山市へと変わります。トンネルを出ると宮川を渡り、一旦岐阜県飛騨市へと戻りますが、すぐに宮川を渡ると富山市へと戻り、以後は終点の富山まで富山県富山市内を走ります。列車は引き続き宮川に沿って短いトンネルをいくつも潜りながら深い谷を走りますが、やがて右手に宮川を渡る国道41号線の橋が見えてくると猪谷トンネルへと入ります。トンネルを出ると右手には神岡鉄道神岡線の廃線跡と並走し、ほどなくしてJR東海とJR西日本との境界駅である猪谷に到着します(駅はJR西日本が管理)。尚、ずっと寄り添っていた宮川は、この付近では神通川と名を変えています。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/14/s-limited-express/cc/16/j/o0550041214425211601.jpg?caw=800)
普通列車で引き続き富山方面へ直通利用される際は(その逆も)、必ず乗り換えなければなりません。
尚、写真中央の線路のない切欠きホームは、2006年に廃止された神岡鉄道神岡線のホーム跡です。
(つづく)
今回の区間では、名古屋と富山を結ぶL特急『(ワイドビュー)ひだ』が5往復運転されていて、うち1往復は飛騨古川以南の運転です。使用車両は全列車キハ85系です。
一方の普通列車は全列車が各駅停車で、運転本数が少ないです。概ね2~3時間に1本の運転ですが、データイム以降は最大4時間近く間隔が開くことがあり、『青春18きっぷ』での旅は難易度が高いです。
運転区間について、約半数が高山~猪谷間の運転ですが、一部は高山方で下呂や美濃太田、岐阜まで直通しますが、猪谷からJR西日本エリアへ直通する列車は皆無で、またJR西日本の列車も全て猪谷以北の運転です。
また、高山以南~飛騨古川・坂上間運転の区間列車が一部あります。
また、高山以南~飛騨古川・坂上間運転の区間列車が一部あります。
普通列車の使用車両はキハ40系の独壇場で、キハ11形やキハ120形に当たる心配はありませんw
尚、2015年春に武豊線が電化された際には、現在当線で使用されているキハ25形とキハ75形が余剰となり、高山本線・太多線への転用が予定されています。
尚、2015年春に武豊線が電化された際には、現在当線で使用されているキハ25形とキハ75形が余剰となり、高山本線・太多線への転用が予定されています。
高山~猪谷の所要時間は、特急で50分~1時間、普通列車では1時間01分~1時間18分の間で、両者の開きはそれほど大きくないです。
乗換駅 | 乗換路線 |
高山駅 | JR東海:高山本線(美濃太田・岐阜方面) |
高山駅 | 新穂高ロープウェイ【第1ロープウェイ】 (新穂高温泉駅までバスで1時間40分) |
猪谷駅 | JR西日本:高山本線(富山方面)。神岡鉄道:神岡線(2006年廃止) |
(参考:Wikipedia)