第289回 宮崎空港線と日南線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回のつづき…

2004年9月23日~27日の間、『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用して、
4泊5日の行程で九州へ乗り鉄旅行に出かけました。

3日目は宮崎県・延岡からスタート。宮崎空港線と日南線を乗りつぶししました。
今回の日程 2004年9月25日(土) 【前半】

延岡657(日豊→日南→宮崎空港線・3711M『さわやかライナー1号』)819宮崎空港829(宮崎空港→日南→日豊本線・728M)838宮崎852(日豊本線・6755D→日南線・1929D)1141志布志

【後半へ続く】
この日は5時30分頃に起床し、朝食を食べてから6時30分頃にホテルをチェックアウト。延岡駅へと直行し、改札口で『周遊きっぷ』を提示して入場しました。そしてホームでしばらく待っていると、延岡始発宮崎空港行きのホームライナー『さわやかライナー1号』が入線してきました。車両は『ハイパーサルーン』こと783系5連で、宮崎空港駅では折り返し『にちりん8号』になる編成でした。先頭はパノラマグリーン車でした。私は普通車ではなくグリーン車に乗車しましたが、乗客は私1人でした。普通車にはそこそこ乗客が乗っているようでした。



イメージ 1

延岡駅にて撮影。『さわやかライナー1号』で乗車した783系電車です。

列車は定刻に延岡を発車し、次の南延岡を発車後に車掌が回ってきて、私は南宮崎までのグリーン券を求めましたが、JR九州では普通列車で50km以上のグリーン料金は700円なので、普通車でも乗車整理券の300円が必要なことを考えると、かなりお得感がありました。ちなみに車内で買ったのは、延岡駅の窓口でグリーン券を求めたところ、係員に「車内で車掌から買ってほしい」と言われたからです。それだけグリーン車の需要がないという事でしょうか?
グリーン券を購入後も豪華な座席に座りながら、旧・リニアの実験線などの車窓を眺めながら快適なひとときを過ごしました。結局、グリーン車は私一人の貸切状態で宮崎に到着。その後も誰も乗ってきませんでした。そして列車は南宮崎から日南線へと入りますが、宮崎空港線が電化路線で開業する関係で日南線も南宮崎~田吉の1区間だけが電化されました。そして宮崎空港線への分岐駅として開業した田吉駅を過ぎると左へ分岐して宮崎空港線へと進みました。岐阜にも住んでいた私からしたら、田吉駅は何だか名鉄竹鼻線と羽島線の接続駅である江吉良駅と似ている(田吉駅の方が規模は大きいですが)感じがしました。まぁ、名鉄の方は竹鼻線の江吉良以遠(大須方面)が廃止されて実質的に一中間駅と化してしまいましたが…。その後、列車は高架橋へと上がり、空港施設や滑走路を見ながら進むと、あっという間に終点の宮崎空港駅に到着しました。頭端式ホーム1面2線と小規模ですが、空港直結なので便利な駅である印象を抱きました。



イメージ 2

宮崎空港駅にて撮影。南国の雰囲気が漂っています。

宮崎空港駅では一度地上へ下りましたが、長時間滞在はせずに、すぐにホームへと戻りました。そして延岡行きの728Mに乗車しましたが、今回は普通列車用の817系2連×2で、前年に福北ゆたか線で乗って以来2度目でした。817系は転換クロスシートかつカーテンなしで、私の大好きな車両です。空いている一部革張りのクロスシートに座り、宮崎駅まで戻りました。

そして宮崎駅からは、高鍋始発の志布志行き列車に乗って日南線を乗りつぶそうとしました。車両はキハ40形の後ろに転換クロスシートを備えるキハ31形が繋がれていて、私は「ラッキー」と思い後方のキハ31形に乗り、いとも簡単に転換クロスシートにありつけました。しかし、宮崎を発車すると車内放送で「次の南宮崎で後ろの車両の切り離し作業を行います」と…。慌てて私は前方のキハ40形へと移動しましたが、案の定、車内は混雑していて、後の祭りでした…orz どおりでキハ31形がガラガラだったわけです。遠方へ乗り鉄に行くと地元客と一部のファンしか知らない車両運用があるので注意が必要です。私は一気にドア脇へと追いやられ、そして南宮崎からはキハ40形の単行となったので、さらなる混雑に苦しみましたが、何とか車窓風景だけは眺められました。そして先程通った田吉を過ぎ、3駅目の運動公園駅で学生の乗客が大勢下車しました。部活の練習や試合でもあったのでしょうか? だいぶ混雑は和らぎましたが、これでも座席は埋まったままでした。しかし3駅目の青島ではまたも大勢の乗客が下車、一気に車内は閑散として、私は海側のボックス席を独占できました。青島は読売巨人軍のキャンプ関連の番組で見た事がありますが、有名な観光地のようですね。



イメージ 3

青島を過ぎると海沿いを走りました。
「鬼の洗濯板(鬼の洗濯岩)」と呼ばれる侵食地形に見入ってしまいました。

そして伊比井からは山間部へと入り、長いトンネルを抜けると北郷を経て日南市の三大中心地(?)である飫肥、日南(吾田<あがた>地区)、油津と停車し、この3駅で約半数の乗客が入れ替わりました。油津からは海沿いを走りましたが、南郷では多数の乗客が下車し、残った乗客は3~4人にまで減ってしまいました。南郷からは山間部を走り、串間では乗客が少し増えました。その後は海沿いへと出て、秘境駅で有名な福島高松を過ぎると宮崎県から鹿児島県へと入りました。そしてダグリ岬遊園地などを見ながら走ると次第に港町の風景が近付き、やがて市街地に入ると宮崎から3時間弱で終点の志布志に到着しました。志布志駅は大隅線と志布志線の廃止後、単式ホーム1面1線と側線数本の駅に縮小されてしまいました。ちなみに志布志駅の所在地は、

鹿児島県志布志市志布志町志布志二丁目28-11

で、「志布志」が3回連続で、「志」の字は6回使用されています。混乱しそうです…。



イメージ 4

イメージ 5

2枚とも志布志駅にて撮影。以前はもっと広い構内を有していたのですが…。

そして、志布志駅では停車中の折り返し列車の車内で、宮崎駅で購入した駅弁『椎茸めし』を食べて、午後の移動に備えました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR九州:宮崎空港線田吉~宮崎空港1.4km踏破達成!
JR九州:日南線南宮崎→志布志88.9km踏破達成!
(参考:Wikipedia)