第281回 新見から木次線を経由して松江へ | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2004年8月13日~14日、1泊2日で山陰方面へ。
乗りつぶし区間は僅かでしたが、『青春18きっぷ』(1日目のみ)を使用して乗り鉄しました。
今回の日程 2004年8月13日(金) 【後半】

新見1227(伯備→芸備線・435D)1301東城1313(芸備線・425D)1356備後落合1427(木次線・1456D)1523出雲横田1556(1460D)1726宍道1818(山陰本線・288M)1836松江

【宿泊】
新見駅からはキハ120形単行(岡山色帯の337号)の芸備線・東城行き435Dに乗りましたが、私がホームの待合室で昼食していた時に入線したため、座席が他の乗客で埋まってしまい、私は最後部の助士側に陣取り、後方展望を楽しむことにしました。



イメージ 1

新見駅にて撮影。中国地方のローカル線ではおなじみのキハ120形気動車(岡山色)です。

列車は定刻に発車し、まずは伯備線の架線下を走ります。途中、芸備線の列車しか停車しない布原駅に停車。しかし乗降はゼロでした。そして2駅目の備中神代からは芸備線へと入り、姫新線と同じような中国山地のローカル風景の中を走ります。そして岡山県から広島県へと入り、13時01分に終点の東城着。しかし運転士が車内放送で、「この列車がそのまま備後落合行きとなります」とアナウンスしたので、乗り換えでボックス席を狙っていた私の思惑が外れてしまいました…。ちなみにこの列車休日は東城で乗り換えしなければならないのですが、この日はお盆でも平日なので暦の上での休日ではありませんでした…。勘違いしてしまいました。

東城に到着後は、12分の停車時間を利用して駅の外へ出てみました。そして車内、最後部へ戻るとまもなく、425Dと列車番号だけを変えたキハ120-337は東城を発車し、さらに山奥へと入って行きます。この付近は冬には雪が積もるらしく、JRでもスキー客向けに臨時列車を運行していた時期もありました。そして13時56分に終点の備後落合駅に到着しました。

備後落合では、木次線に乗り継ぎました。列車が到着して運転士にきっぷを提示している時に、駅舎寄りの単式ホームに木次線の列車が入線して来ました。私はきっぷを提示後、すぐに木次線の車両へ移動しました。車両はまたもキハ120形単行で、今回は木次色帯の前面をした0番台の2号でした。私は知らずに車内へ入ると、見事にオールロングシートでした…orz 木次線は観光的要素もあるローカル線なので、せめて全車両セミクロスシート車にしてほしいですね…。しかし、芸備線の乗客は半数以上が三次・広島方面の車両(広島色帯)に乗り継いだ関係でこちらはガラガラで、私はロングシートに座って車窓風景を眺めることができました。



イメージ 2

備後落合駅にて。見づらいですが、キハ120形が3両(木次色、広島色、岡山色)並んでいます。

列車は定刻に発車し、油木、島根県へと変わり三井野原と停車して、国道314号線の「奥出雲おろちループ」を見下ろしながら絶景の中を下って行きます。そしてスイッチバックを1回行い、2回目のスイッチバック地点にある出雲坂根駅に到着しました。到着と同時に乗客は一斉に車外へ出て、皆がホームにある「延命水」の方へ向かって行きました。私は並ぶのが嫌だったので今回はパスしました…。しばらくすると列車が発車し、山間部をさらに下って定刻に出雲横田に到着しました。今回も1456Dのキハ1200-2が列車番号を変えて宍道行き1460Dになるとのことでしたが、トイレ休憩がてら改札外へ出てみました。しばらくして車内へと戻りました。また、1999年の初乗車時は駅員(運転要員)がいましたが、2001年のCTC化によって無人駅になっていました。



イメージ 3

出雲横田駅にて撮影。

1460Dは少し乗客を増やした状態で出雲横田を発車し、松本清張氏の小説「砂の器」の舞台となり、そばで有名な亀嵩など各駅に停車して16時40分に木次に到着。駅に併設された車両基地には『奥出雲おろち号』の機関車と客車が留置されていました。そして木次からもローカル色濃い山間部を走り続け、定刻の17時16分、終点の宍道(しんじ)に到着しました。これにて約5年ぶり2度目となる木次線の乗り鉄は終了しました。ロングシートは残念でしたが概ね満足できました。



イメージ 4

宍道駅にて撮影。

宍道駅では山陰本線の次の上り列車まで約50分待ちなので、改札を出て駅前を散策しました。しかし疲れていたのですぐに改札内へと戻り、ホームのベンチで列車を待っていました。しばらく待っていると、3分遅れで岡山行き288Mが到着しました。車両は115系2連で、ボックス席はほぼ埋まっていたので私はドア脇で景色を眺める事にしました。
意外かもしれませんが、この時点で山陰本線の松江~宍道は未乗区間でした。それだけに車窓風景を必死に眺めました。夕暮れの宍道湖を眺めながら移動し、2分遅れの18時36分に高架駅の松江に到着。私は下車しましたが県庁所在地の代表駅だからか下車客は多かったです。

松江駅の改札を出た後はホテルにチェックイン。その後、駅近くの大型スーパー「サティ」で翌日の朝食を買い、そして店内にある「マクドナルド」で夕食のハンバーガーを持ち帰りで買ってホテルへ戻りました。そして夕食と入浴を済ませ、前日からの乗り鉄と早起きで疲れていたこともあり、21時頃に早くも眠ってしまいました…。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR西日本:山陰本線宍道→松江17.0km
(参考:Wikipedia)