第268回 函館市電を乗りつぶし。そして『日本海』で帰宅。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2004年5月22日~5月27日の間、仕事を一週間休み、『周遊きっぷ(北海道ゾーン)』を使用して北海道へ。
昨年に続いて北海道の路線を乗りつぶしました。

5日目、5月26日の午後は、札幌から函館へ。函館市電などを乗り鉄した後に今年も寝台特急『日本海』に乗って帰宅しました。
今回の日程 2004年5月25日(火)~5月26日(水) 

札幌834(函館→千歳→室蘭→函館本線・5006D特急『スーパー北斗6号』)1153函館(徒歩)函館駅前1210(函館市電大森→湯の川線)1239湯の川1247(湯の川→大森→本線→宝来・谷地頭線)1330谷地頭1343(宝来・谷地頭線)1350十字街(徒歩)山麓1410(函館山ロープウェイ)1413函館山頂1440(ロープウェイ)1443山麓(徒歩)十字街1456(函館市電本線)1503函館どつく前1512(本線)1523函館駅前(徒歩)函館1639(函館→江差→海峡→津軽→奥羽→羽越【車内泊】→信越→北陸→湖西→東海道本線・4004レ寝台特急『日本海4号』)957大阪1050(東海道本線・745T快速)1116三ノ宮1120(東海道→山陽本線・3431M新快速)1147加古川

【帰宅】
この日は朝6時30分頃に起床。7時からホテルのサービス朝食(おにぎり)を食べてからチェックアウトし、札幌駅へ向かいました。
ホームでは朝ラッシュ時の様子を見ながら函館行きの特急『スーパー北斗6号』の入線を待ちました。しばらくすると列車が入線しました。キハ281系の9両編成でした。私は『周遊きっぷ』利用だったので9号車の自由席に乗車しました。発車直前にはほぼ満席となり、定刻に札幌を発車しました。そして昨年もそうでしたが、苫小牧と東室蘭で自由席の乗客が大量に下車し、車内は一気にガラガラとなりました。途中の長万部駅では駅弁(かにめし)が積み込まれるとのことなので、車内販売員が回ってきた時に予約をしました。そして長万部を過ぎてしばらくすると私の元に「かにめし」が届けられました。そして列車が駒ケ岳付近を通過時に食べました。美味しかったです。ちょっと早いかなぁ~と思いつつも、前日に昼食を食べれなかった苦しみを味わったので…。



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函館駅にて撮影。キハ281系『スーパー北斗』です。
NHK大河ドラマ「新撰組」のラッピングが施されていました。

早い昼食で満腹になった頃に『スーパー北斗6号』は終点の函館に到着しました。下車後、改札外の観光案内所(だったと記憶しています…)にて函館市電の『市電1日乗車券』(600円)を購入し、この日のうちに一気に函館市電を乗りつぶすことにしました。
まず最初は、函館駅前から最も遠い終着駅である湯の川を目指すことにしました。やって来たのは5系統で、車両は単行の723号でした。車内は空いていました。
函館駅前を12時10分に発車し、北海道らしく広々とした市街地を走ります。しばらく走ると結構賑やかな地区へと入り、五稜郭公園前に着きました。駅前にはデパートやダイエーなどがあり、何だか函館駅前より人通りが多い気もしました。ここで10人程乗車し、座席の大半が埋まりました。その後も市街地を東へ進みますが、目に付いたのが「ダイエー」の多さです。と言ってもイオン系のマックスバリュ程の食料品中心と思われる店舗が多い印象でした。現在はグルメシティになっているようです。さらに進むと、車窓右手に函館競馬場のスタンドが見えました。一度寄ってみたかったのですが、時間の関係で断念…。その後は駒場車庫などを見てから湯の川温泉街を進むと、12時39分に終点の湯の川に到着しました。函館駅から結構離れていますが、結構賑やかな感じでした。

湯の川では1本やり過ごして、今度は谷地頭へ向かう2系統に乗車しました。車両は715号でした。函館駅前までは先程見た景色をもう一度眺めながらでした。車内はさほど混雑していませんでした。そして函館駅前からは初乗車区間へと入ります。相変わらずガラガラの状態で市街地を進み、十字街で左折して函館山の東側を走ります。そして途中には結構な上り坂があり、ようやく上りきったと思ったら今度は下り坂へと変わり、アップダウンの激しい路線だなぁ~と思いました。そして坂を下りきると終点の谷地頭に到着しました。周囲は住宅街で、西側や南側には函館山の斜面が接近していました。



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谷地頭駅にて撮影。背後は函館山です。

谷地頭駅でも電車を1本やり過ごして、次発の電車(2系統・3001号)に乗って十字街まで戻りました。私は十字街で下車し、徒歩で坂を登り約10分、函館山ロープウェイの山麓駅に着きました。そして往復券を購入し、いざロープウェイに乗り込みました。搬器は125名乗りと大型で、団体輸送に対応していました。私の乗った便は乗客5~6人と少なかったです。
ロープウェイは山麓駅を発車するとぐんぐん高度を上げ、函館市街を一望できました。そしてわずか3分で山頂駅に到着しました。
山頂駅に到着後は展望台へと上がり、函館市街や津軽海峡などを眺めました。夜景もきれいなことと思いますが、写真を撮らなかった事だけは後悔しています…orz
山頂駅で眺望を楽しんだ後はロープウェイに乗車し山麓駅まで戻りました。



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函館山ロープウェイです。

ロープウェイに別れを告げ、今度は坂を下って十字街駅へ戻りました。今度は本線を走る5系統(723号)に乗って西へ。車内はガラガラでした。市街地を走りますが、車窓左手にはテレビでもよく出てくる坂道を見ることができました。そして7分の乗車で終点の函館どく前(「つ」は小文字ではない)に到着しました。この時点で函館市電の乗りつぶしを完了しました。かつての駅名は「函館ドック前」でした。駅前は海に近い住宅地でした。駅の北側に函館どつく(造船会社)の工場を確認できました。
ここでも折り返し電車をやり過ごして、1本後の5系統・湯の川行き(2001号)に乗車して函館駅前まで戻りました。函館どつく前を発車時点では3人しか乗客がいませんでしたが、15人程に増えました。そして11分の乗車で函館駅前に到着。私をはじめ、約半数の乗客が下車しました。

これをもって函館市電の乗り鉄を終え、そして北海道の乗り鉄を終えて、帰路につくことにしました。コンビニで買い物をしてからJR函館駅へと向かいました。
今回も前年と同様に寝台特急『日本海4号』(JR西日本担当・24系客車)に乗りました。ブルートレインは何度乗っても楽しいです。そして今回もA寝台個室『シングルデラックス』で、優雅に一夜を過ごしました。出費は伴いましたが…。函館発車時点でA個室は半分位の入りでした。



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2枚とも函館駅にて撮影。『トワイライトエクスプレス』との並びも見られました。

今回も江差線~海峡線と景色を眺め、青函トンネルを抜けて本州へ入り津軽線を走行中に夜になりました。その間に函館駅弁の『かまめし弁当』を食べました。そして青森で機関車付け替えのため長時間停車しましたが、今回は車外へは出ませんでした。青森からは日本海縦貫線を走りますが、もう真っ暗なので車窓風景は諦めました。そこで備え付けのビデオ(VHS)を見ようとしたのですが、故障しているらしく使えませんでした…。せっかく札幌の中古販売店で2本(しかもアニメ…)買ったのに…残念です。仕方ないので寝ることにして、弘前を過ぎた頃に眠ってしまいました。

翌日、目が覚めたのは新潟県の親不知海岸付近でした。もう眠くなくなったので、前日に買ったおにぎりを食べて、前年と同じようにずっと景色を眺めていました。そして福井辺りまで来ると「もう福井か」と思い、大阪が近づいてきたことを実感しました。敦賀からは湖西線を経由し、最後は東海道本線を通り、今回は定刻通りの9時57分に終点の大阪に到着しました。名残を惜しみつつ、『日本海』に別れを告げました。

その後は改札を出て「ヨドバシカメラ」で買い物をしました。一度の旅行で札幌と大阪・梅田のヨドバシカメラで買い物とは…何だか不思議な感じがしました。
買い物後はJR神戸線の快速(223系8連)で加古川までのんびり乗ろうと思いましたが、やはり新快速のスピードは魅力で、三ノ宮で新快速(223系8連)に乗り換えてしまいました。そして11時47分に加古川着。最後は自転車で帰宅しました。自転車預け料金は6日間で900円もしました…。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
函館市電:大森線函館駅前~湯の川0.5km踏破達成!
函館市電:湯の川線松風町~湯の川6.1km踏破達成!
函館市電:宝来・谷地頭線十字街~谷地頭1.4km踏破達成!
函館市電:本線函館駅前~函館どつく前2.9km踏破達成!
函館山ロープウェイ 山麓~山頂 835.06m
(参考:函館山ロープウェイのHP、Wikipedia)