第242回 仙石線と仙台市営地下鉄南北線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2003年12月27日~31日、年末年始の長期休みを利用し、主に『青春18きっぷ』を使用して4泊5日の行程で東北や関東の路線の乗りつぶしの旅に出かけました。
初日の後半は、仙台周辺を軽く乗り鉄しました。

今回の日程 2003年12月27日(土) 【後半】

仙台駅西口(徒歩)あおば通1252(仙石線・3227S快速うみかぜ13号)1353石巻1406(仙石線・3426S快速うみかぜ16号)1511あおば通(徒歩)仙台1518(仙台市営地下鉄南北線)1533泉中央1545(地下鉄)1613富沢1622(地下鉄)1634仙台

【宿泊】
仙台駅近くの「吉野家」にて昼食後は、徒歩で地下にあるJR仙石線のあおば通駅へ。地上にある出入口を見た限りは地下鉄の駅そのものでした。



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あおば通駅にて撮影。この通りの地下にコンコース・線路・ホームがあります。

そして地下へ下り、改札口で『18きっぷ』を提示してホームへ向かいました。ホームに停車していたのは205系4連の3227S快速『うみかぜ13号』。石巻方の先頭車両を見ると車内は「デュアルシート」と称される、近鉄のL/Cカーのようにロングシートとクロスシートの両方に設定できる座席がクロスシートの状態で並んでいました。ぜひ座りたかったのですが、既に窓側席が乗客で埋まっていて、私は仕方なく最後部車両のロングシートに座りました。車内はガラガラだったのでロングシートでも車窓を眺められると思ったからです。

しかしその思惑は見事に外れました…。あおば通発車時は確かにガラガラだったのですが、地下区間を少し進んで到着した仙台からは大勢の帰省客と思しき乗客が一斉に乗車し、車内は通勤電車並みの混雑となってしまいました。私の定位置?であるドア脇へ行く事もできなくなり、隣の客に気遣いながら首を横に向けてわずかに見える車窓風景を眺めるしかありませんでした。この日は晴天でしたが、背後の窓のカーテンを下ろそうとする客がいなかったのは不幸中の幸いでした。もし下ろそうとしても私は拒否していたと思いますが…。
仙石線を多賀城市、塩竈(しおがま)市と進むにつれ乗客が減り、観光地の松島海岸でも相当減りました。しかし車内は立客がまだいる状態で、結局は車窓風景を満足に眺められないまま終点の石巻に到着しました。仙台での大量乗車を予測できなかった自分が悔しくて、この後は石巻線を乗りつぶす予定だったのですが、急遽予定変更して仙石線を往復乗車することにしました。『18きっぷ』を使用していたので予定変更ができました。しかし、帰りこそは、と狙ったデュアルシートも既に窓側席が埋まっていて、行きでの教訓から今度は最後部のドア脇に立ち、車窓風景を確実に眺める事にしました。



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石巻駅にて撮影。当時は103系から205系への移行時期でした。

3227Sの折り返しの3426S快速『うみかぜ16号』は定刻に石巻を発車し、行きの行程ではあまり眺められなかった車窓風景を楽しみました。陸前小野~野蒜の旧・鳴瀬川橋梁付近の旧線跡や、東名~陸前富山の海沿いを走る区間などの景色を堪能しましたが、この付近(東松島市)は2011年に発生した東日本大震災による津波で大きな被害を受けた区間です。一部区間の線路を内陸に移設して復旧させるとのことですが、一日も早く全てが復興することを願っています。



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陸前富山~陸前大塚にて2010年撮影。このような景色を見たくて往復乗車しました。

その後も松島海岸~東塩釜で東北本線と絡みながら走る場面などを眺め、東塩釜からは市街地を走り、苦竹を過ぎると仙台市街の地下区間となりました。そして仙台で大半の乗客が下車して席が空いたため、私は最後の1区間だけデュアルシートを体験して終点のあおば通に到着しました。復路は何とか満足できた仙石線往復乗り鉄でした。

あおば通駅からは近くにある仙台市営地下鉄(現・仙台市地下鉄)仙台駅へ向かいました。そして自動券売機でプリペイド式のストアードフェアカード「スキップカード」(1,000円分)を購入。そして自動改札機を通り、エスカレーターを下って地下鉄ホームに着きました。
まずは泉中央方面を乗りつぶしします。すぐに来た泉中央行き電車は1000系の4連で、20m級4扉でした。車内は少々混雑していて、私はドア脇で立席となりました。
途中の北仙台駅までは乗降が少なかったですが、新興住宅地の目立つ台原駅や旭ヶ丘駅では降車が目立ちました。そして黒松駅からは地上の高架線を走り、八乙女駅を経て終点の泉中央駅に着きました。終点まで乗り通した乗客が多かったです。


泉中央駅はニュータウンの駅といった感じで駅前の町並みはまだ新しかったです。しかし長居はせずにすぐに改札内へと戻り、今度は富沢行きの電車に乗りました。仙台駅までは結構混雑していましたが、仙台駅を過ぎると車内は比較的空いてきました。そして長町南を過ぎると今度は地上に出て高架線となり、南の終着駅である富沢駅に到着しました。南北線の全区間を28分で走破しました。

富沢駅でも車両の写真を撮った後に改札を出て少し駅前を歩いた程度ですぐに戻り、泉中央行き電車に乗りました。そして車内でデジタルカメラで先程撮った写真を確認しましたが、車両の写真がブレていて撮影失敗したことに気づきました。これを悔しく思ってしまい、また富沢駅へ戻ってリベンジしようと思いましたが、この日は疲労が蓄積して元気がなかったので断念して予定通り仙台駅で下車して駅の外へ出ました。



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富沢駅にて撮影。撮影失敗しました…orz

仙台駅へ戻った後は、そのまま駅北側の花京院地区にある「ロイネットホテル仙台」(現在はリッチモンドホテル仙台)へ。チェックインを済ませ、自分の室内へ入ると、宿泊料5,200円ではありえないような豪華な客室にビックリしました。私がこの時点まで乗り鉄で宿泊したホテルの中で一番豪華な客室でした。そしてデスクにはホテルの1階に入っているレストラン「ロイヤルホスト」の割引券が置いてあったので、私は有り難く使わせてもらうことにして、時刻表と筆記用具を持って早速1階の「ロイヤルホスト」へ。夕食を食べながら時刻表で翌日以降の行程を再調整しました。その後は近くのコンビニで翌朝の食事などを調達し、再び客室に戻り、入浴後に就寝しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:仙石線あおば通~石巻50.2km踏破達成!
仙台市地下鉄:南北線泉中央~富沢14.8km踏破達成!
(参考:Wikipedia)