第128回 山形から青森へ、快速『海峡』にも乗車 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回のつづき…

2002年1月10日~1月15日の間、長期間に亘り乗り鉄をしました。
1月12日~1月14日の世間の三連休の期間は、JR東日本管内の新幹線・特急の指定席が乗り放題の『三連休パス』を使用して東北地方などの廃止危惧路線を中心に乗り鉄しました。

今回は1月13日、『三連休パス』使用の2日目は、山形~秋田~盛岡~青森~東京と長距離移動をしました。
今回の日程 2002年1月13日(日) 

山形721(山形新幹線・181Mつばさ181号)808新庄814(奥羽本線・3471M快速こまくさ1号)1023秋田1031(秋田新幹線・3012Mこまち12号)1208盛岡1241(東北本線・1009M特急はつかり9号)1456青森1520(津軽線・3129レ快速海峡9号)1550蟹田1614(津軽線・3128レ快速海峡8号)1641青森1654(東北本線・1024M特急スーパーはつかり24号)1906盛岡1924(東北新幹線・『やまびこ・こまち26号』)2152東京2205(山手線内回り)2210御徒町

【宿泊】
この日も早起きをしました。そして山形駅を7時21分に発車する『つばさ181号』に乗らなくてはならないのですが、一つ悩みがありました…。
ホテルの朝食サービスの開始時間が7時からで、食事にお金をかけたくない私は、何としても朝食を頂いてから駅へ急ごうと、少々無理をしなければなりませんでした。
結局、出発の支度をして食堂へ。バイキング形式(だったはず)の朝食を大急ぎで食べて、すかさずチェックアウトした後に猛ダッシュで山形駅へ急ぎ(激走5分)、何とか『つばさ181号』の発車に間に合いました。若かったので無茶できましたが、今の私ではとても無理です…。


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2007年撮影。

息が上がった状態で乗った新庄行き『つばさ181号』は普通車が全車自由席で、車内はガラガラでした。窓側席に座り、新庄までの数十分間、雪景色を楽しみました。

新庄からは奥羽本線の快速『こまくさ1号』秋田行きに乗り継ぎます。『こまくさ』といえば485系の特急が思い浮かびましたが、今回は701系の2連でした。ロングシート車両で長距離はしんどいですが、カーテンなし車両なのでまぁ良しとしましょう…。乗車率は低く、1両に3~4人のみでした。
新庄からの区間は山間部を走ります。途中、山形県と秋田県の県境付近にある「及位駅」は通過しましたが、駅名標と「のぞき」の文字は確認できました。秋田県に入ると雪が降りだして視界が悪くなってきました。しかもガラガラだった車内は秋田県に入ると乗車が増え、このままでは車窓を眺めるのもままならなくなってきたので、湯沢停車時に席を立ちドア脇に移動しました。案の定、車内はどんどん混雑して、横手では立客で座席からは反対側の車窓が望めない状態になりました。そのまま混雑した状態が秋田まで続き、結局は雪が凄くて景色も満足に眺められないまま終点の秋田に、定刻に到着しました。

秋田からは青森を目指しましたが、奥羽本線には適当な列車がなかったので、盛岡経由のルートを選択しました。

秋田では一度改札を出て、「みどりの窓口」で『こまち12号』の指定を取ります。発車直前なのに窓側席が空いていました。盛岡までだったのが良かったのでしょうか? 『こまち』も東北新幹線区間のみの利用が結構多いですから…。
きっぷ購入後はすぐに新幹線ホームへ。E3系『こまち12号』に乗車しました。車内はほどほど席が埋まっていました。
秋田を定刻に発車し、大曲までは後ろ向きに座りながら、さっき『こまくさ1号』で通ってきた道を戻り、大曲からは田沢湖線のルートに入りますが、雪で視界が優れませんでした。しかしながら秋田・岩手県境の山岳区間も減速せずに走り、定刻の12時08分にちゃんと盛岡に

着いたのには感心しました。このまま乗り続けたい気分でしたが、今回は盛岡で下車しました。

盛岡では東北本線の特急『はつかり9号』青森行きに乗り換えました。売店でサンドイッチとコーヒー牛乳を購入し、自由席の車内に乗り込みます。車両は485系リニューアル車(3000番台)の8連で、自由席は乗車率が高かったですが、何とか窓側席に座ることができました。

電車の入線が早かったので、停車中に昼食を済ませました。そして定刻の12時41分に発車しました。
2年前に一度乗った区間ですが、当時は夏の時期で、今回の雪景色とのギャップに驚きながらも車窓風景を楽しみました。途中、至る所に2002年12月に八戸まで延伸開業する東北新幹線の高架橋などが見られました。「また乗りに来なアカンなぁー」と思いつつ、引き続き青森までの車窓を楽しみましたが、青森到着前に沿線の団地の屋根から2~3メートルの「つらら」を見た時はビックリしました! あんなものが落ちて当たったら絶対死にます! 『はつかり9号』は大雪ながらも定刻の14時56分に青森に到着しました。


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青森駅にて。傾いてしまいすみません。

青森からは、2002年の東北新幹線の八戸延伸時に廃止される可能性の高い快速『海峡』に体験乗車することにしました。
入線してきた『海峡9号』函館行きは、機関車も客車も『ドラえもん』バージョンでした。客車は14系座席車でした。
私は自由席車両に乗車しましたが、『青春18きっぷ』のシーズンにもかかわらず窓側席に着席できました。
『海峡9号』は津軽線の単調な雪景色の中を走ります。時折、車窓右手に陸奥湾が見渡せましたが雪のためにうっすらとしか見えませんでした。そして、このまま乗っていれば初の北海道上陸ができるのですが、時間の関係もあり泣く泣く蟹田で下車しました。蟹田では駅舎の外に出てみましたが、雪が凄くてすぐに駅舎に戻ってしまいました。


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蟹田駅にて。

蟹田からは上りの『海峡8号』に乗って青森へ戻りました。今度は50系客車でした。車内はあいにく満席で、指定席車両のデッキで景色を眺めていました。車内では私と同じく蟹田から乗車した若い男性客が、指定券を持っていたらしく、指定席を占領していた他の客と口論になっていました。占領客もまさか蟹田から指定席に乗ってくるなんて想定外だったでしょう…。もうひとつ想定外だったのは、デッキで車窓を眺めていると、車内から男性客がやってきて、タバコを吸い始めたではありませんか!? 当時は今ほど禁煙が騒がれておらず、禁煙車両でもデッキに灰皿が置いてあったりしました。タバコを吸わない私はその灰皿を見落としていましたorz 実は、私はタバコの煙アレルギー(?)で、タバコの煙の中に長時間いるとクシャミが止まらなくなってしまうのです。どうせ景色はまともに見れなかったので、私はしゃがみこんでタバコの煙を直接吸わないようにしました。デッキにいた他の客もタバコを吸わないみたいで、皆迷惑がっていましたが、デッキが禁煙でないのなら仕方ありません…。私のミスでした。今はほとんどの禁煙車両でデッキも禁煙で私は助かります…。

そして、デッキでしゃがみながら時刻表で翌日の日程を練っていたら、いつの間にか青森に到着しました。


青森では一度改札外に出て、これから乗車する列車の指定席券を押さえてから改札内に戻り、E751系6連の特急『スーパーはつかり24号』に乗車しました。6号車の指定席に乗車しましたが半室構造で、後方はやはり半室構造のグリーン車でした。狭い空間に窓側席が全て埋まるほどの乗車率でした。外はもう真っ暗なので景色は眺められませんでした。青森駅のコンビニで買ったおにぎりを食べながら、再び時刻表で翌日の行程を練りますが、なかなかまとまりません…。そして、ようやく整ったところで盛岡に到着しました。

盛岡からは東北新幹線のE2系『やまびこ26号』の指定席に乗車し、終点の東京まで乗り通しました。疲れが溜まってずっと眠っていました。
東京下車後は前々日に宿泊した『御徒町ステーションホテル』へ電話で予約。まだ205系が活躍していた山手線で御徒町まで移動し、夜食に吉野家の牛丼並盛(280円)を食べてからホテルにチェックインして、少々夜更かしをしながらも1時までに就寝しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:(山形新幹線)(※1)山形→新庄61.5km(※2)踏破達成!(在来線は未乗)
JR東日本:奥羽本線新庄→大曲98.4km
JR東日本:奥羽本線大曲→秋田51.7km踏破達成!(新幹線は2000年に踏破)
JR東日本:津軽線青森~蟹田27.0km
(※1)在来線は2000年に山形~羽前千歳(4.8km)を踏破済。
(※2)福島~山形~新庄の標準軌の線路は新幹線のみの乗車だが、新幹線は在来線と同じ線路を走行します(福島駅付近を除く)。

(参考:Wikipedia)