くま川鉄道湯前線(熊本県・2003年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回は、熊本県南部の人吉盆地を走る第3セクター鉄道路線、くま川鉄道湯前線を簡単に紹介します。
尚、訪問時が2003年とかなり以前ですが、ご了承願います。

 

2020年の豪雨災害により全線不通が続いていましたが、2021年11月28日に肥後西村~湯前が復旧します。  

(2021年11月27日追記)   

  
  

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(Yahoo!地図を使用)

 

路線名  区間  営業キロ  備考 
くま川鉄道:湯前線  人吉温泉~湯前  24.8km  全線単線・非電化 
 
踏破達成時・撮影時  2003年11月、2012年12月

  

  

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くま川鉄道の人吉温泉駅入口は、JR人吉駅から独立しています。
なお、JR人吉駅からも改札を出ずにくま川鉄道のりばへ行くことが可能です。


 

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くま川鉄道湯前線は島式ホーム1面2線(4、5番線)で、ホーム上には事務所があります。

 

人吉温泉駅を発車すると、しばらく市街地の中をJR肥薩線と並走し、肥薩線が右へ分かれる地点に相良藩願成寺駅があります。その後はくま川鉄道の会社名の由来となった球磨川沿いの険しい地形の中を走り、周囲が田園風景に変わると川村です。川村を過ぎると球磨川を渡り左岸へ移り、


 

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川村~肥後西村にて。球磨川(右側~手前)を渡ります。
左側から球磨川へ合流する川は支流の川辺川で、五木村方面から流れてきます。

 

肥後西村からは一貫して人吉盆地の平坦な田園地帯を一武、木上(きのえ)と進みます。


 

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一武~木上にて。広大な田園風景の中を走ります。

 

木上の次は入場券が売れそうなおかどめ幸福駅ですが、残念ながら?入場券はその次のあさぎり駅(旧称・免田駅)で発売されています。


 

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あさぎり駅は相対式ホーム2面2線で、線内で唯一列車の行き違いができる駅です。
また、列車交換時にはタブレット交換が行われます。

 

あさぎり駅周辺は民家などが多いですが、発車するとほどなくして田園風景に戻ります。東免田、公立病院前を過ぎ、沿線に民家が増えてくると多良木に着きます。


 

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多良木駅にて。かつて『はやぶさ』として活躍していたブルートレインが列車ホテルとして第二の人生を送っています。

 

多良木を過ぎるとまたまた田園地帯に戻り東多良木、新鶴羽と進みます。宮崎県との境界をなす山地が徐々に接近してきます。
そして新鶴羽を発車後しばらくすると正面に市街地が見え、右へカーブすると終着駅の湯前に到着します。


 

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湯前駅は相対式ホーム2面1線の終着駅で、普段は駅舎に面した北側のホーム(写真右側)を使用しています。



 

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湯前駅ホームにて終端方を望む。



 

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湯前駅の駅名標です。



 

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湯前駅の駅舎内部です。この駅は有人駅です。



 

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湯前駅の駅舎です。かなり年季がはいっています。
現在も建て替えられずに使用されているみたいです。

  

  
乗り鉄の注意点 (2010年時点)  

運転されている列車はすべて人吉温泉~湯前の全区間運転で、終日概ね1~2時間に1本の割合で運転されています。
土曜、休日には昼間の1往復(13D~14D)が『観光列車KUMA』で運転されます。
人吉温泉~湯前の所要時間は、40分~50分程度です。

 

また、乗りつぶしの際などには『くま川鉄道1日フリー乗車券(大人1,000円、こども500円・全線1日乗り降り自由)』が人吉温泉駅で発売されています。湯前までの往復乗車でもフリー乗車券の方がおトクです。

  

  

のりかえ  

乗換駅  乗換路線 
人吉温泉駅  JR九州(人吉駅):肥薩線 
 
(参考:JTB時刻表、Wikipedia)