2011年6月現在、岩泉線はバス代行輸送中です。
そして、2014年4月1日に廃止されました。
尚、写真が2003年当時のもので、かつ画質が悪いですがご了承願います。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR東日本:岩泉線 | 茂市~岩泉 | 38.4km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時・撮影時 | 2003年12月 |
山田線との接続駅、茂市駅の駅舎です。有人駅です。駅前はひっそりしています。
茂市駅は単式、島式ホームを合わせ持った2面3線で、岩泉線列車は駅舎に面した1番線を使用します。
ホームの柱には「岩手和井内・岩泉方面」と記されている案内板があります。
この案内板が無くならないことを願っています。
この案内板が無くならないことを願っています。
茂市駅を発車すると、山田線(盛岡方面)が左へ分かれ、岩泉線は刈屋川沿いの谷間を北西へ進みます。沿線は旧・新里村の中心部で民家や公共施設がちらほらと。そして工場や民家が密集した集落が見えてくると岩手刈屋駅に着きます。
岩手刈屋駅を発車後も、民家が点在する光景の中を進み、右側から国道340号線が寄り添うと中里駅で、その後も岩泉線らしくない(と言ったら失礼ですが…)民家が割と多い地域を通り、宮古から来た列車が1往復のみ折り返す岩手和井内駅に到着します。岩手和井内駅はかつて2面2線で、木造駅舎がありましたが、現在は1面1線化、木造駅舎も撤去され印象が変わりました。
岩手刈屋駅を発車後も、民家が点在する光景の中を進み、右側から国道340号線が寄り添うと中里駅で、その後も岩泉線らしくない(と言ったら失礼ですが…)民家が割と多い地域を通り、宮古から来た列車が1往復のみ折り返す岩手和井内駅に到着します。岩手和井内駅はかつて2面2線で、木造駅舎がありましたが、現在は1面1線化、木造駅舎も撤去され印象が変わりました。
岩手和井内駅を発車すると、右手に和井内地区の集落を見ながら北上します。短いトンネルを抜けてしばらくするとついに集落が途切れ、いよいよ岩泉線らしい?山越え区間に入り、深い谷間を上って行きます。岩泉線は昭和時代に順次開業した比較的新しい路線の為、川が蛇行する所はトンネルで直線的に進みます。そして少しだけ谷が開けると押角駅に着きます。かつてはスイッチバック駅で、現在では秘境駅として有名です。
押角駅を発車後もさらに高度を上げながら北上し、線内最長の押角トンネル(2987m)に入ります。トンネルの途中で宮古市から岩泉町に入り、トンネルを抜けると今度は深い谷を下りますが、トンネルが多いです。連続カーブの途中にある岩手大川駅を過ぎ、並行する幅の狭い国道340号線より恵まれた線形?で北東へ進み、かつての「小本線」時代は終着駅だった浅内駅に着きます。浅内駅も以前は列車行き違いが可能でしたが、現在は棒線化されてしまっています。
押角駅を発車後もさらに高度を上げながら北上し、線内最長の押角トンネル(2987m)に入ります。トンネルの途中で宮古市から岩泉町に入り、トンネルを抜けると今度は深い谷を下りますが、トンネルが多いです。連続カーブの途中にある岩手大川駅を過ぎ、並行する幅の狭い国道340号線より恵まれた線形?で北東へ進み、かつての「小本線」時代は終着駅だった浅内駅に着きます。浅内駅も以前は列車行き違いが可能でしたが、現在は棒線化されてしまっています。
浅内駅発車後も深い谷間を進み、二升石駅を過ぎると東へ向きを変え、何度も川を渡りながら進んで行くと、やがて左手に岩泉の市街地が見えてきて、終点の岩泉駅に到着します。
終着駅の岩泉は単式ホーム1面1線ですが、開業当時の延伸計画の影響か、線路はもう少し先まで延びており、ホームは島式ホームに変更できるような構造です。
岩泉駅の駅名標です。「二升石」の反対側は延伸計画が幻に終わり空欄のままですが、
これから先、駅名標自体の存在が危ぶまれます。
これから先、駅名標自体の存在が危ぶまれます。
先端側を望む。さらに先にレールが延びていますが、林の中で途切れています。
建設当初は同じ岩泉町の海沿いに位置する小本まで延伸される予定でした。
建設当初は同じ岩泉町の海沿いに位置する小本まで延伸される予定でした。
ホームから駅舎へ階段を下りる際、「ようこそ岩泉へ」と書かれた歓迎看板が目に付きます。
岩泉駅の駅舎です。輸送実態に対して相当立派な駅舎です。
「乗って守ろうみんなの岩泉線」と書かれた横断幕が駅舎の壁に掛けられていました。
「乗って守ろうみんなの岩泉線」と書かれた横断幕が駅舎の壁に掛けられていました。
地元の観光名所「龍泉洞」へはバスに乗り換えです。
また、少し遠いですが徒歩でも行けます(40分~50分)。
また、少し遠いですが徒歩でも行けます(40分~50分)。
岩泉線は1日3往復(ほかに茂市~岩手和井内間1往復)のみの運転で、しかも岩泉側に接続路線がなく、茂市で接続する山田線も運転本数が少ないという、乗りつぶし難易度が非常に高い線区です。
全線通し運転の3往復の列車は、朝・夕・夜に各1往復の運転です。一応、茂市駅では山田線宮古方面との乗り継ぎは考慮されていますが(宮古~岩泉間運転の列車もあり)、盛岡方面は夕方の1往復と夜の下り列車のみとしか接続していません。
盛岡から日帰りで行く事も可能ですが、その際は夕方の1往復のみに限定されます。東京方面からの乗り鉄の際は、岩泉、盛岡、宮古辺りで1泊された方が無難でしょう。
全線通し運転の3往復の列車は、朝・夕・夜に各1往復の運転です。一応、茂市駅では山田線宮古方面との乗り継ぎは考慮されていますが(宮古~岩泉間運転の列車もあり)、盛岡方面は夕方の1往復と夜の下り列車のみとしか接続していません。
盛岡から日帰りで行く事も可能ですが、その際は夕方の1往復のみに限定されます。東京方面からの乗り鉄の際は、岩泉、盛岡、宮古辺りで1泊された方が無難でしょう。
また、岩泉からは盛岡や三陸鉄道北リアス線の小本方面へのバス路線がありますが、これらもあまり有効ではありません。
ちなみに、茂市~岩泉の所要時間は片道50分~53分、1往復だと約2時間~2時間半ほどです。
乗換駅 | 乗換路線 |
茂市駅 | JR東日本:山田線 |