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記事、アップ出来ましたからね~(笑)
疲れただんべさ。
アッハ。
ランラン。
チャランラチャランラチャランラチャランララン
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「病院物語」 コダイラ翔 文芸社 1470円
電子ブック ダウンロード 500円
関西弁の話し言葉で書かれている、闘病エッセイ100編です。私自身が経験した、病院で のさまざまな出来事を、書いてあります。時とすれば、重くなりがちな闘病生活ですが、関西弁ですから、読みやすいと思います。ウンコは臭いのが、当たり前なんや!私のオナラは、臭い警報が鳴るねんよ・・・・・・。
「愛のスパイス」 コダイラ翔 日本文学館 1050円
関西弁の話し言葉で書かれた、全てのものへ「愛」大切なんだという、エッセイ23編
父の遺言。言葉は大事にせなアカンでぇ、他人様あっての自分やさかいにな・・・・・・。
皆さまの応援、よろしくお願いします。(=⌒▽⌒=)
4話目です。
「最近、テツが来なくなったねぇ」
「ダムが出来るから、もっと上流の川に行くって、言っていたよ」
「テツって、言えば、自動車に轢かれた妹を思い出すよ」
「そうでしょう?私も、驚いたもの。カッパになって帰って来たのかなってね」
「テツは、子育てが嫌いだった。11匹の子猫を育てたのは、私だからさぁ。でも、優しい猫だったよなぁ・・・・・・」
「そう、私も、テツ姉さんが好きだった」
「そりゃそうさ。私みたいに小言を言わないもん」
夏が来ました。
秋が来ました。
冬が来ました。
そして、カッパのテツが来なくなって、何回目の春の訪れでしょうか?
「すねていないでさぁ・・・・・・」
「だって、必ず遊びに来るって言ったのに、淋しいよ」
「ダムの建設が終わったら、必ず来るさ。いい奴なんだろう」
「そうだけど、ダムなんか止めてしまえばいいのにさぁ」
「人間様が考えたことだよ。いいか悪いか?分からないもの」
ダムの建設は、8年間続きました。カッパのテツは、一度も来なかった。
四季は、9回目を迎えていました。
チャチャも、もう14歳のおばあちゃんになっていました。
カッパのテツは、何歳になったのでしょうか・・・・・・
チャチャの思いは、淋しくて、淋しくて、おばあさんと散歩に出かけても、元気がありませんでした。
チャチャは、年老いて、桜子姉さんの夢を毎晩見るようになりました。
散歩に出かけても、足取りは重く、桜子姉さんを引っ張っていた元気も、もう無くなってしまいました。
これからの、展開は、哀しい結末になることだけを、お伝えしましょう。
御意見を、コメント、メッセージで頂ければ、幸いです。
皆さまも、良い夢を・・・・・・。
物語が、始まってから一年が経ちました。
これからの物語は、どんな展開になるのでしょうか・・・・・・?
「ちょっと、あんた誰よ?」
「もしかして、モモコ姉さん?おいら、カッパのテツって言うんだ」
「カッパ?ふぅーん。なんで、ここにいるの?」
「チャチャと友達なんだよ」
「えっ?チャチャとかい?じゃぁ、私とも友達になれるかもね」
「よろしく、モモコ姉さん」
一年目に、カッパのテツは、猫のモモコ姉さんとやっと出会えて、お友達になりました。
初対面で、友達になれるって言うのは、モモコ姉さんが、チャチャを家族として信頼していたからです。
「チャチャよぉ、カッパのテツといつから友達になったんだい?」
「もう、一年になるよ。ホタルの日に、突然やってきてびっくりした。でもいい奴なんだ」
「ふぅーん、いい奴か。おもしろい奴だなぁ」
「人間に見られたらいけないから、夜しか来ないよ」
「何で、人間に見られたらダメなんだるね?」
「私も、よく知らない。聞かなかった」
おばあちゃんの家のすぐ横の川の、護岸工事が始まりました。
ダムの建設も始まりました。
大雨が降ったら、川は増水し、大きな岩が、ゴロンゴロンと落ちて来るのです。
部屋の中でも聴こえるくらい、大きな音でした。
ある晩、カッパのテツがやって来ました。
「チャチャ、当分会いに来れないから、心配しなくていいからなぁ」
「どうして、来れないの?」
「川の護岸工事が始まっただろう、おいら達、もっと上流に行かなくちゃいけなくなってしまったんだよ」
「いつ、会いに来れる?」
「さぁ・・・・・・?工事がいつ終わるかだよなぁ・・・・・・元気でな」
「テツも元気でね、待ってるからね」
「おぅ、おいらだって、楽しみにしているよ、じゃぁな」
そい言って、カッパのテツは姿を消しました。
コダイラ翔。作。
感想を、メッセージで頂けたら、嬉しく思います。
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