散歩 | サト_fleetの港

サト_fleetの港

ブログで取り上げる話題はノンセクションです。
広く浅く、幅広いジャンルから、その時々に感じたことを “おとなの絵日記” のように綴っていきます。

6月、梅雨入り前の ある昼下がり。

郊外の道を通っていると、わきの野原に ちょこちょこと動く影が!

刈り取られた枯れた下草が、ワラのように敷き詰められた一角にいたのは キジ(オス)。
車を停めて、大急ぎでスマホのレンズを向ける。
(スマホのズーム機能では限界があるので、画質がよくないのをご了承ください)

敏感にこちらの様子に気付いたキジくんは、そそくさと繁みの中へ。
わずかに、しっぽの方だけ残して隠れてしまった。
ちなみに、
“頭隠して 尻隠さず”
という ことわざは、キジのこのような姿からきているらしい。

このあと、車を降りて、もっと近付いて撮ろうとしたが、その時はもう、キジくんの姿はなかった。
すると、やや離れたあたりから “クェッ クェーッ!” という かん高いキジの鳴き声が聞こえてきた。
“散歩の邪魔するなよ” と言っているように聞こえた。

しかし、郊外とはいえ このあたりは、近くに住宅街や幹線道路があって、人や車の通行もある場所。
キジは、野禽(やきん)の中でも、比較的 人の住むエリア近くにも生息する鳥らしい。

このあと、
ふと視線を近くの水田の方に移すと…
あぜ道を悠々と歩む白い影。
ご常連の シラサギだ。

シラサギは、どこか別の場所に巣があって、エサ探しをかねて時おり飛んでくるので、市内のあちこちで見かける。

平和そうな鳥たちの いとなみを邪魔してはいけないので、私はその場をあとにすることにした。