まず、銀行強盗が銀行を襲うところからスタートする。
黒い全身スーツ(ナイフくらいなら通らなさそう。ちょっとヒーロー戦隊っぽい色分けが)のような、スタイリッシュな外見の強盗たち。性別すらわからない。
ささいなことで仲間割れが起き、言い争いなって発砲。覆い隠されていた顔が、あらわに。
人質たちが、いっせいに見る。そこにいたのは女性だった。
リーダーのようにふるまっていたのは、アレックスという女性。
一人亡くなったけど、遺体も引っ張り車に乗って逃げる強盗グループ。彼女以外、2人は男性。
後部座席で文句を言い続ける男に、とうとうキレたのか、運転しながらグーで顔に一発。
ただ、このアレックス以外の男性たちが、あまり頼りないというか。
銀行強盗の話を持ちかけた、元恋人(と思われる。距離感が近い)のケビン。もういっしょにこういうことはしたくない、と言ってるそばから、別の話を持ちかけ、君がいないとだめだとかなんとか。
結局、ケビンは依頼人の冷酷な男、ワシントンとその仲間に暴行され、最後はベッドに横になったまま、刺されて亡くなった。そのベッドの下に隠れていたアレックスは、ただ黙って耐えるしかなかった。涙が出ても、声は出せない。
強盗グループの一人だったし、それなりに腕の立つ人だったのかもしれない。でも、アレックスがすごいというより、男性のほうが弱いというか。肝心なところでやられてしまう。
けど、あとから出てくるケビンの妻は、一般人のはずなのに、めちゃくちゃ強かった。息子のおもちゃ(トラックか何か)で、自分より体格の大きい男をぼっこぼこに殴り続け、殺していた。
あれ? この人、諜報員だったっけ。実はすごい人?
アレックスの敵、ワシントンはなかなかサイコパスで、ねちっこく、おしゃべりで、すっごく嫌なやつ。その嫌な感じは最後まで変わらず。
ワシントンにアレックスが言った「ダサいネクタイ」は、ワシントンの最期にも影響した。
空港の前で、大量の警察官にピストルを向けられるワシントン。
そこに、アレックスが話しかけてきて、「うん?」とネクタイを触ったワシントン。
すかさずアレックスが「銃よ!」
ワシントン、いっせいに射撃され、倒れた。終始嫌なやつだったので、同情の余地なし。こういうやられ方は勧善懲悪、因果応報、見ていてすっきりする。
でも、ワシントンに依頼した、黒幕の議員はまだ、アレクシスをあきらめていない。アレックスは、アレクシスが本当の名前らしい。
この議員、9.11よりさらにひどい事件を起こし、それによって「議席を獲得する」つもりらしい。
銀行強盗で手に入れたダイヤモンドと、いっしょに入っていたUSBメモリー。
アレックスが持っていたUSBメモリーの中に入っていたのは、建物の見取り図など、その計画の全貌だったらしい。
USBメモリーの中身を知ったアレクシスは、飛行機に乗って、まだまだ続きそうな逃避行へ。
アレックスはかっこよかった。一人で立ち向かっていくところとか。うーん、ほかの男性たちがなぁ。笑