想像と好奇心でできている

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『テレビの感想文』



探している絵本について。



こちら から

あの、アンディとミランダが、再び。

 

ネタバレしています。ご了承ください。

 

 

 

 

最初、くもっていた鏡を手でふきとり、鏡に映ったアンディ、(デコルテから上がヌード)、歯を磨いている。

 

ジャーナリストとして働いていたアンディ。

賞を受賞したのに、その席で、いきなりアンディや仕事仲間たちのスマホがいっせいに鳴った。

 

スピーチをするため、人々の前に立つアンディ。さっき、自分も含めてみんな、解雇されたと話すアンディ。ざわつく場内。

こんなこと……と、その場で思ったことをそのままスピーチ。

 

 

一方、「ランウェイ」の親会社の会長のアーブは、移動中の車内でお怒りだった。となりには、息子のジェイが。

 

ミランダが、劣悪な労働環境で搾取をしていたブランドを「ほめた」ことで、数多くの高級ブランドが、イメージが傷ついたと大クレーム。編集者がだまされて書いた記事を読んだミランダ。

 

つまり、正しくない情報のせいで、ミランダも被害者の立場なのに、その責任はミランダがとらないといけなくなっていた。

ネットで炎上しているミランダ。彼女の写真を使って、顔がつけられた折れ線グラフが下がっていたり、ファーストフードの店員の姿になって「嘘を召し上がれ」とキャプションをつけられた画像が。パソコンで、ミランダへの中傷的な画像を見ているアンディ。

 

ところが、そんなときでも、ファッションのイベントに参加しないといけない。ミランダのお付きの方(第1アシスタント)は、黒人の、黒いシックなドレスを着た女性。この人、仕事できそう……。

 

ミランダは、アーブがネットで偶然見た、記者会見の映像で白羽の矢が立てられた。

 

「ランウェイ」の、ミランダのいる部屋に来たアンディ。久しぶりの再会に嬉しそう。

ところが、ミランダはアンディを見ても、ノーリアクション。「この人誰?」えっ、忘れてる?

 

もう20年も経ってるし。でも、ミランダにもナイジェルにも、アンディが来ることは知らされていなかった。ナイジェルに、以前、彼女はここで働いていたと言われても、表情がそんなに変わらず、クールなミランダ。

 

ナイジェルは、アンディに「アウトレット」「サイズ6」と。ナイジェルらしい言葉。これは「久しぶり」と言ってるようなものですね。

 

 

 

ブランドに謝罪に行かないといけなくなった、ミランダとアンディとナイジェル。

ミランダ「何をむしりとられるのか」

 

最初に向かったのは、ディオール。

あの、アンディにしょっちゅう嫌味を言っていたエミリーは、ディオールで働いていた。

 

久しぶりの再会に、笑顔のアンディ。対して、再会して早々、「信じられない」とあいさつのように嫌味を言うエミリー。

雑誌の広告主のブランド。エミリーは、今回、立場上、ミランダより「上」ってことになるのか。

 

おわびとして、エミリーから、広告を6ページ、と言われ、ナイジェル「4」。「5」まるでオークション。1ページ増やすかどうかの攻防。

 

建物から出てきた3人。こんな感じで、この後も高級ブランドからページを要求されるということか。「歯にはさめるくらい」雑誌のページが「薄くなるわよ」とミランダ。

アンディを車に乗せないミランダ。アンディは地下鉄で。

 

一人、ぼう然としている立ちつくすアンディ。道路の向こうには、地下鉄の出入り口が。

後ろにあった車の横にいたエミリー、首をかしげて、「あなたはあっちでしょ?」みたいなしぐさ。

 

ストーリーの後半で、なぜ、エミリーが「ランウェイ」ではなく、ディオールにいるのかがわかる。

「2」でのエミリーは、ミランダやアンディの「敵役」になっていた。

 

 

 

紙の雑誌「ランウェイ」にも、デジタル化の波が。

 

組織のトップが変わり、経営方針が変われば、「ランウェイ」も影響を受け、変わってしまうことから逃れられない。人々は、ダウンロードで、スマホで見る。

 

現実の世界でも、日本では雑誌が休刊、廃刊になったり、ファッションに限らず、情報はネットで、が当たり前になっている。そもそも、雑誌を売る本屋が減ってるしね。

 

 

 

元ジャーナリストのアンディ。彼女なりに、少しでも読まれるものを、と原稿を書く。

ところが、「ランウェイ」に戻ってきたばかりのアンディは、言うことも、文章の内容も、まだジャーナリストの色が消えない。やる気が空回りしてるというか。ちょっと浮いてるように見えた。

 

ネットで読まれない、アンディの記事。求められているのは、まじめな内容ではなく、人々が興味を持つ、「バズる」もの。

 

アンディ、ミランダに、めったに取材を受けることがない億万長者の女性、サーシャ・バーンズのインタビューをする、とミランダの前で宣言してしまう。でも、コネもない。言ってしまった以上、やらなければ。

 

後ろに飾ってあった絵画。アンディの友人のリリーから、つてをたどった。アンディのこの頑張りが、奇跡を生んだ。

インタビューすることができた。彼女は、アンディが書いた原稿を読んで、良い印象を持ってくれていた。バズらなかったけど、まじめな文章だったことで、良い印象を与えていた。

 

 

 

 

20年経って、変わったのは雑誌だけではない。

ミランダにも変化があった。まず、部下への態度や、言葉遣い。

 

「ランウェイ」の編集部に戻ってきたミランダが、「2」の新キャラたちに会っていくシーン。

 

アジア系のメガネをかけた女の子、ジン。

最初にミランダに同行していた、仕事できそうな女性、アマーリ。

 

アンディが、ジャーナリストの仕事には合わなかったから、シャネルを「全部あげたわ」といまは持っていないと聞いて、アンディがいなくなってから「シャネルをあげた?」と信じられない、という表情。

 

第2アシスタントで、「チェアーのチャーリー」。第1アシスタントのアマーニに、ずっといすに座ってるように命じられている。彼は、かなりのぽっちゃり体型。

 

アンディとチャーリー、離婚したサーシャ・バーンズの話をしていた。この女性、夫婦共々お金持ちのパワーカップル。

会って間もないのに、サーシャ・バーンズの話で盛り上がり、打ち解けていく2人。

前作で、第2アシスタントだったアンディは、仕事中に誰かと話す、なんてまったくできない状態だった。

 

あれ? そういえば、『プラダを着た悪魔』では、「ランウェイ」で働く人たちに、体型のふくよかな人はいなかった。

どう見ても「やせてる」体型のアンディですら、「太ってる人」扱いをされていた。

 

でも、2回目か3回目くらいの雑誌のミーティングで、「ボディ、ボディ……」おえっという表情をするミランダ。

「ボディポジティブ」を、言いたくなかったらしい。

あったなぁ、いまから1年くらい前だったかな。自分の体型を肯定しよう、っていう価値観。

 

そういえば、ミランダは体型に厳しい人だった。前作では、女性のモデルが「太ってる」から、と変えるように指示していた。

 

これも、時代の、価値観の変化ということか。

 

 

 

ミーティングは、細長ーいテーブルの左右に座っている編集者の人たちと、上座にいるミランダという位置関係で行われる。

役名はなかったけど、その中いた、新人らしきアジア系の男性。プレゼンを始めた。

 

モニターに映っている動画。モデルが3人、どこかの建物の門の前でぐるぐると回転して歩いている。覇気のない感じ。それを見たミランダ「ドラッグ」やってる「ガリガリ」の人が歩いてるみたいだと、痛烈に批判。

これはファッションをよく知らない素人の私でも、あんまり良くないな、というのはわかる。

 

この、ミランダの容赦ないダメ出し。前作を思いだす。そうそう、こういう人だった。

 

すると、ミランダのすぐ近くにいるアマーリが、小声で話しかけた。言ってはいけないことを注意していた。ミランダも、パワハラやコンプライアンスを気にするようになったんですね。

 

アンディも「自分でコート掛けるの!?」と驚いていたけど、ミランダが、自分のコートを自分でコート掛けにかけるようになっていた。

ガラスのドア越しにアンディが観ていると、ミランダ、背中を壁にくっつけて、反った姿勢になっている。ストレッチかな。お疲れ? 

 

 

 

「ランウェイ」には、2回、大きく「変わってしまう」危機があった。

 

1回目は、アーブが誕生日パーティーで倒れ、亡くなってしまい、息子が会長になったとき。

 

アーブから言われていた、ミランダが「グローバル統括」になる話は、彼が亡くなったことで何もなくなってしまう。アンディに、ずっとにんじんをぶらさげられている、なんて嬉しそうに言っていたのに。

 

新CEOのジェイが、ミランダのいる部屋に来た。会議をする場所は外ではなく、社内のカフェテリアを提案される。

行ったことがない、カフェテリアが社内にあることすら知らなかったミランダ。

 

カフェテリアにミランダと新CEOが現れる。すると、カフェテリアにいた人たちが、みんなミランダを見ている。

不意に静まり返ったカフェテリア。みんな、どんだけ驚いてるんだよ。(笑)

 

外部からコンサルタントを入れ、ミランダ、自分以外の10人くらいのスーツを着た人たちと、新CEOと会議。

 

息子さん、経費削減すると。アンディが入った部もなくなることに。不要と判断されたら、そぎ落とされ、なくなってしまう。

こういうのは嫌、とアンディ「魂を抜いて、側だけきれいにする」

 

ミランダの不満とやるせなさ、嘆きのこもったこのセリフに「ああ……」と思った。中身が以前より劣化したものになっていたとしても、表面、外側がきれいだったら、はたして、それを見た人は、その変化に気づけるだろうか。

 

 

 

そして、2回目は、「このままではランウェイが……」とアンディが奔走。スカーフを巻いてサングラスで顔を隠し、車に乗るエミリー。それを、窓から見下ろしているミランダが。ミランダにばれないように動いていたアンディとエミリー。

小型ボートに乗って、海を走る2人。「007」のスパイのよう。

 

ミランダとアンディ、「最後の晩餐」の絵を眺めている。

絵を見ながら、裏切り者がいる、と、アンディが何かひそかに行動していることをわかっているかのような発言をするミランダ。

 

それに気づき、アンディはエミリーに、もうバレているから、ミランダに打ち明けよう、と。

 

エミリーに協力してもらった。……はずだった。

エミリーのお金持ちの恋人、ベンジーが「ランウェイ」を買い取り、ミランダをはずし、エミリーが「ランウェイ」の支配者に。それはそれで、「ランウェイ」が変わってしまうことは避けられない。話が違う。

 

敵を欺くには、まず味方から、か。そうとは知らず、ミランダではなく、エミリーにとって有利な話に力を貸してしまっていたアンディ。

 

 

 

エミリーの恋人、ベンジー。

ミラノのティファニーネックレスを後ろからつけてあげている。

 

それをお店の外から眺めているアンディに、ナイジェルが話しかけてくる。あの人、モネやクリムトをプレゼントしたという。とんでもないリッチな人だ。

 

ただ、ミラノの晩餐会で冗談を言っていたベンジーは、人前で「男性器」なんて言葉を言えるような人だった。「ランウェイ」に合う人かというと……。

 

ミランダ、ベンジーに話しかける。伝統を重んじるかどうか、という問いに、彼は、イタリアのポンペイを例えに出し、いつか溶岩の下になったように、時代の流れに押し流され、変わっていくものだと話す。ああ、この人、「ランウェイ」の良いところを残さないと、なんて微塵も思ってない。これといって、雑誌をどうするかという考えも方針もなさそう。

 

このときミランダが着ていたジャケットにはビジューがたくさんついていて、宝石がついているように見えた。でも、時代が変わり人々の価値観が変わったら、宝石だってその価値が変わり、「価値のないもの」と認識されることだってある。昔と同じままではいられない。ファッションの流行りだって、ずっと同じではないように。

 

身も蓋もない言い方をすれば、世の中、お金だ。何度も出てくる、高級ブランドのロゴ。見て、すぐにわかる、高そうなドレスやスーツ。雑誌の「ランウェイ」も、ファッションのイベントも、編集者の人件費も、みんなお金とつながっている。

 

経費削減で、いままでのようにできなくなった。

ミーティングでナイジェルが、上層部からの指示で「ウーバーイーツで」と言ったら、編集者の人たちに「がっかり」の空気が広がっていた。

 

ミランダが飛行機で、エコノミークラスに。周囲から聞こえてくる、人々の声、雑音。

ミランダのとなりの席には、ハンバーガーにかぶりついている男性が。それを信じられないものを見るような表情で見ているミランダ。

アマーリがCAに「彼女にシャンパンを」と言っても、エコノミークラスでシャンパンは出ない。

するとアンディが「おやつボックスがあります」と笑顔で提案。ミランダに「おやつボックス」! 似合わないって。(笑)

 

 

 

海に面した、ベンジーの豪邸。その庭で、新CEOのジェイと3人で一堂に会していた。「私を表紙に」なんてベンジーに言ってるエミリー。おいおい。この人たちが、「ランウェイ」を変えてしまう人たちか……。

 

ところが、ジェイのスマホが鳴った。別の人に売却した、と。ジェイ、「おまえら」と1回言ったね。(笑)もう、エミリーたちに用はなかった。去っていくジェイ。残されたエミリー、「どういうことよ!」とベンジーに激怒。

 

なぜ、エミリーはこんなことをしたのか。

少し前のシーンで、アンディの前で、エミリーが、ミランダが自分をディオールに「雇わせた」と言っていた。自分をなぜ、「ランウェイ」に残してくれなかったのか。

 

ミランダは、はっきりとエミリーに言う。「あなたは編集長には不適格、小売業者がせいぜいね」「資質がないから」こういう時のミランダは、情け容赦ない。

そういえば前作でも、ミランダのエミリーへの評価はそんなに高くなさそうだった。新しく入ったアンディに「優秀な人が欲しい」と言っていたし。

 

エミリーとしては、納得がいかなかったし、自分がミランダにされたことへの仕返し(復讐、だと大げさな気がする)のようなものだったのだろう。(でも、「ランウェイ」から、「ディオール」に転職、って、それってだいぶすごいことだと思うけど)

 

「ランウェイ」を買い取ったのは、あのサーシャ・バーンズだった。彼女は、ベンジーの元妻でもある。

すべてのカードがひっくり返った。その後、ヘリコプターから降りてきたミランダとアンディが。勝者の余裕が漂う。

 

 

 

 

『プラダを着た悪魔2』は、日々、仕事を頑張る人へのエール、人間賛歌の映画でもあった。

 

人前に立ち、光の暴力のようなカメラのフラッシュを浴びせられ、人々の視線にさらされる中、さっそうと歩くミランダ。

 

同時刻、アンディは一人、ホテルの部屋にいて、スマホでいろんな人に電話をかけまくっていた。「うちのボスはあなたのボスより怖いのよ!」

 

華やかな「表」の仕事をするミランダ。人々に知られることのない、でも必要な「裏」側で仕事をするアンディ。

1つのファッションショーや、イベントが完成されるまで、誰かが身を粉にして働いている。

 

急遽、別の場所に行かなければならなくなったミランダは、ナイジェルにスピーチの代役を頼んだ。

いままで、ずっとミランダのそばで、影のように寄り添い、サポートをし続けてきたナイジェル。このスピーチの原稿を書いたのも、ナイジェルだった。

 

ナイジェルに、いままでの感謝の言葉を。このとき、ミランダが「私を助けて」と言っていたのが、すごく意外だった。ミランダも、歳を重ねて丸くなったのか。

 

ようやく、その仕事ぶりが認められたんですね。

スピーチでナイジェルが言ったのは、「愛」。ファッションへの愛。

ナイジェルにとっての「ランウェイ」は、ただの雑誌ではない。仕事への愛が強い人。

 

そうか……、「お金」が「愛」に勝つこともあるんだ。

スピーチをしていたナイジェルを見て、「やっと認められて……、良かったね……」ちょっとじーんとした。

 

 

 

「2」に出てきた、アマーりは出世して、チャーリーが第1アシスタントに。第2アシスタントは、また、新しく人が入ってきた。

 

ジンは、最初、アンディと出会った時は、髪にシルバーのヘアピン(つけるときパチンと音がするので、パッチン留めと言っていた。正式名称は「スリーピン」)をつけていた。左右に3つぐらいだったかな。

 

着ていた服は、トップスが薄いグレーでのチェック柄、ボトムスも薄いブラウンのチェック柄。おしゃれではない。それに、職場なのに、ファッションがちょっと学生っぽいような。

 

カフェテリアで「アイス食べます?」と言い、ミランダとナイジェルを驚かせていた。あれがZ世代か。

 

(前作で、初めてカフェテリアで食事をしたとき、コーンスープをとっていたアンディに、ナイジェルが「コーンスープか、興味深いね」と、カロリーを気にしてない様子のアンディに遠回しに言っていた。

 

「2」でも、スープをとっていたアンディに、ナイジェル「どろどろ」と言って、やっぱりスープは飲まなかったナイジェル)

 

ジン、新CEOとコンサルタント、ミランダのカフェテリアでの会議中、席の後ろでわざとアイスを落とし、ひろうふりをしてスマホを床に置き、会話を録音。ミランダに、どんな内容だったか教えていた。

ただ、アイス食べたかっただけじゃなかった。やるなぁ、Z世代。

 

映画が終わる直前。

ジンが着ていたのは、黒いドレス。(ディオールだったか、D&Gだったか)

ブランド物だけど、中古で、「値札が間違っていて」安く買えたと笑顔でアンディに話していた。昔のアンディのように「ランウェイ」で働く人たちは、みんなファッションセンスが良くなって、おしゃれになっていく。

 

あの、ミーティングに参加していたアジア系の男性も、グレーに白のボーダーのスーツを着ていて、「あっ、ちょっと服装、変わった」って思ったし。まわりにいる人たち、みんなおしゃれだし、自然と刺激を受けて、おしゃれになる職場なのかも。

 

ただ、たまに「?」と思うような服が出てくる。

雑誌に載せようとしているのか、帽子、上から下までマネキンを覆い隠すような、花柄のすごい色がいっぱい使われてるドレス? とか。デザイナーが持ってきた、体のラインが出ない「女性の体のライン」をすごい強調した形のボリューミーな服とか。

 

商品として販売される「着るため」の服と、ランウェイでモデルが着る、販売されない、ブランドのイメージや、アートとして「表現する」目的の服は別物。それはわかってるんだけど、ああいうのが良い、と評価されるのか。ファッションにはくわしくないので、正直言って「なにこれ」と思ってしまう。(笑)

 

服を着る人が変わると、印象が変わる。「ダサい」と「おしゃれ」は、紙一重だな、と思う。

 

 

 

 

ストーリーの前半。炎上しても、人前に立たなければいけないミランダ。でも、真っ赤なドレスを着ていた。

 

アンディは、前作で同棲していた彼氏と別れた。あれから、結婚を考えられるような人とは出会えず、友達のリリーに話していたけど、職場の人で寝たのは2人だけ。でも、「出世のために寝たわけじゃない」とあけすけに言っていた。卵子を凍結保存して、名前をつけていた。仕事が第一、だったのだろう。

 

エミリーは離婚して、2人の子どもがいる。子供の面倒を見ているのは、元夫。

後半に、元夫とスマホのテレビ電話で会話をしているシーンが出てきた。

 

いつも強気で、自分にも周囲の人にも厳しいミランダ。

でも、今回は弱い部分も垣間見えた。パーティーの席でベンジーに話しかけ、時代は変わる、という話をしたあと。

たった一人で、夜のイタリアの街(両サイド、ブランドのお店が立ち並んでる)を歩くミランダ。

 

夫に、「引き際って」こういう時かしら、と。「私には何が残る?」

彼は、双子の娘、ペットの犬、そして自分だと答えて、ミランダを抱きしめた。やさしい。

その次の日、力強く仕事に向かっていくミランダの姿が。身近な人のやさしさで、復活していた。

 

車内にいる、ミランダとアンディ。

ミランダ本人にまったく何も言ってないのに、アンディ、友人に「書く」と言って、話が進んでいたミランダの暴露本。ミランダはすでに、そのことを知っていた。まわりの人が知らせてくれるそうで。

 

自分の暴露本を書くことに、意外にも許可を出したミランダ。ただし、仕事だけではない、本当のことを。

ミランダは、ネットで中傷されたり、あることないこと書かれ、バッシングもされる。アンディを信頼しているからこそ、書いていい、と許可を出した。そう言われて、書けない、とアンディ。「書きなさい」とミランダ。アンディがもらえる報酬の金額まで知っていた。

 

ミランダは言う。

「世間は知るべきよ、仕事には代償がある。それでも私は仕事が好き」

 

結局、アンディは電話をかけ、暴露本を書く話をストップさせた。すでに送った原稿は、「売れる」と判断されるような内容だったけど。こんな風に信頼されて、自分を認めてくれたとわかった人の顔に泥を塗るようなことはできないよね。

 

人々の憧れの対象をつくり、雑誌がつくられ、華やかなファッションショーが行われる。それを手掛けている人たち。芸能人のように人に知られることはめったにないけど、日々、誰かが仕事を頑張っている。

 

 

 

エミリーと会っているアンディ。

仕事はディオールからコーチへ。あの恋人とは別れたという。でも、ベンジーのことを「パトロン」と言っていた。

 

まあ、あのベンジーって人も、すごいお金持ちだったし、次に気に入った女の子にまた高級ブランドのプレゼントあげてそうだしな。

 

アンディ、エミリーに「ブランドもパトロンも必要ない! あなたが! アイコンなのよ」と励ます。

いいこと言うね、アンディ。

 

実は、アンディと仲良くなりたかったエミリー。それを知って「仲良くなりたかったのね?!エミリー」

 

前作から変わらず、ちょっとひねくれてるエミリー。アンディにこんなこと言われるのは嫌だろう。(笑)アンパンマンと本当は仲よくなりたいばいきんまんみたいな。素直に、自分の気持ちを出せない人なんだろうな。

 

「これくらいの炭水化物、シェアすればカロリーゼロよ」なんてエミリーが言っていたけど、この映画でまさか、サンドウィッチマン伊達さんを思いだすとは。(笑)

 

あんなことがあったけど、同じテーブルで食事をしていたアンディとエミリー。大人ですね。

 

 

 

 

「2」も、豪華だった。カメオ出演で、レディ・ガガが出演。

 

ミランダとは不仲、という設定。

以前、レディ・ガガが「ランウェイ」の表紙になった時、どうも、ミランダはあまり良く思っていなかったようで。うーん。確かに、レディ・ガガの衣装を考えると、「ランウェイ」には合わないような。

 

楽屋に入ってきたミランダに、嫌そうな態度のガガ様。

「あなたは私のお気に入りなのよ」と、思ってもいなさそうなことを話すミランダ。

ミランダが出て行ったあと、「なんで楽屋に入れたのよ」と不満そうなガガ様。

 

それでも。銀色のステッキを持ってレディ・ガガが歌う中、ファッションショーが。

彼女が歌っているすぐ近くを、モデルたちが歩いている。レディ・ガガのライブ、生歌がBGM。贅沢だな。

 

今回は、何着ブランドの服が出てきたのか。きれいな、かっこいい服がいっぱい。

エンドロールを見ていたら、心がすごい満たされたのを感じました。素敵な映画でした。