「埼玉に海をつくる」という、壮大な計画が始まった。笑
麗一人で埼玉解放戦線の人々と、千葉の……。麗に「阿久津はどうした」訊かれても答えない。
あ、そっか、演じた俳優の人が。そこイジるんだね。笑
和歌山の白浜にある白い砂を求め、船で向かうも、荒波にもまれてしまう。麗が一人だけ、白浜に倒れていた。
倒れていた麗を見つけたのは、滋賀解放戦線のリーダー、桔梗魁。BGMで、♪バラはバラは、気高く~咲い~て~、と流れてきそうな見た目。
フランスで革命について学んだ、って、これは杏さんがフランス在住だから? この映画、演じてる人のパーソナルな部分を役柄に反映させるんですね。
白浜にあるアポロンタワー。通行手形を持っていない者は、甲子園の地下にある強制労働施設に送られ、白い粉をつくらされる。
白い粉でつくったたこ焼き。けど、このたこ焼きを食べると中毒性があり、やめられなくなってしまう。
何よりインパクトがすごかった、『チャーリーとチョコレート工場』のウンパ・ルンパのミュージカルシーンをパク、いや、元ネタにしているあのシーン。
角刈りにレオタードの、ゆりやんレトリィバァの大量増殖。流れてる曲も、チャリチョコっぽい。
よく見ると、地面に生えている緑色の草の色は、あのウォンカ工場の中で見た、お菓子でできている食べられる草の色とかなり似てるような。パロディだけど、ちゃんとしてる。
でも、巨大な赤いタコがいる。これは違う。
オレンジ色とゴールドのハットにスーツの、派手な大阪府知事役、歌舞伎俳優の片岡愛之助さん。無理やりたこ焼きを食べさせらえた、麗を演じたGACKTさんの口もとのソースをぺろってなめた。これ、何を見せられてるんだろう。BL? 倒錯?
白い粉を摂取すると、言語機能がやられて関西弁になり、ツッコミを入れずにはいられなくなってしまう。禁断症状に苦しむ麗。つかまった埼玉解放戦線の仲間たちのおかげで、なんとか禁断症状を乗り越え、一人、脱出。
逃げた先は、京都・祇園。着物、和歌、烏帽子、……ってこれ何時代? 鳴くよウグイス平安京か!
うん、ツッコミ入れたくなるよこれは。白い粉のせいじゃない。
この映画、全編、ボケばっかりだからなぁ。
現代パートに。
埼玉県民の父、母、娘の依希(いの)は妊娠中。車内には「NACK5」のカーラジオが流れ、「都市伝説」として、麗たちの話が。
で、この現代パートで始まる、他県民ディスリ。
埼玉県の、市のつなひき対決の大会。
埼玉県知事は、大宮VS浦和になると、「埼玉県が崩壊する」と恐れていた。依希の父は、この大会の運営の人だった。
大阪の女を「つまみ出して」と、依希の母。追い出されそうになってもめている、クワバタオハラのくわばたさん。
麗たちの都市伝説パートに戻る。
幼少期の麗は、なぜか滋賀県の「琵琶湖周航の歌」を子守歌として聞いていた。
滋賀県の幼少期の子どもたちは、「琵琶湖は海です」と教育される。これ、洗脳教育? 笑
幼少期の麗がいた「マイアミビーチ」は、実は、滋賀県の「マイアミ浜(ビーチ)だった。
麗に子守歌を聞かせた女性は、滋賀のジャンヌ・ダルクと呼ばれた、滋賀解放戦線初代リーダー、そして、桔梗の母。
なんと、麗と桔梗、生き別れた兄と弟だった。麗と父親は埼玉県へ、桔梗と母親は滋賀県に残っていた。
2人とも、キスしなくて良かった。笑 それでも一線超えようとする麗。
そこへ、一羽のハトが。シラコバト。百美からの手紙だった。
すごいなこのハト。『鬼滅の刃』のかすがいがらすくらい優秀だよ。
甲子園球場から帰ってきた埼玉県人の様子がおかしい。あの白い粉は、顕微鏡で見るとマル阪の集合体になった。ヤバい粉だった。笑
手紙を書きながら、たこ焼きを食べてしまう百美。やめようとしても、食べてしまう。手が、勝手にツッコミをしてしまう。
阪流(はんりゅう)ブームが起きる。「大阪ラブストーリー」が大人気、ってそれ「東京ラブストーリー」を思いっきしパクってるな。「知らんけど」が流行語大賞に。
すべては、大阪府知事がやっていた、ねつ造。
しかし、奥様の神戸市長は、京都市長の旦那と浮気中。この大阪府知事の妻役、藤原紀香さん。
「洛中以外は京都だと思ってない」「京都人は、本音を言っているかどうかがわからない」京都へのディスリが。
「都会指数」が低い県は下に見られる。ダサいと言われたり、揶揄されたり。ディスリ、ディスられ。……そもそも、「都会指数」ってなんだよ。
後半、滋賀、奈良、和歌山の3県と、麗が琵琶湖を拠点に、大阪府知事率いる大阪部隊と戦に。急に戦国時代のような戦場が。
麗の提案で、「琵琶湖の水を止める」
滋賀県人、とび太(飛び出し注意の、男の子の看板)を盾に、体にフナ寿司を塗りたくって、くさい匂いで対抗。かなり捨て身な戦い方。笑
芸能人の出身地対決。
大阪は菅田将暉。対する滋賀は、西川貴教で迎え撃つ。
すると、紀香さんが「うちが息の根、止めたるわ!」と、神戸出身の戸田恵梨香、北川景子を。あっ、これ、攻撃力強い。
すると、奈良県は加護亜依、せんとくんを。さらに、和歌山生まれの奈良育ち、明石家さんまさん。
京都は、桓武天皇。平安京の立役者。相手が天皇って、
桔梗「いじりづらい!」
それは反則だ、だったらこっちも、と次に出したのは、藤原紀香。ん? なんと、和歌山出身だそうです。そうなんだ。
神戸も京都も、大阪府知事が利用したに過ぎなかった。悪い顔。
とび太、大量に地面に落ちている。琵琶湖の水を止めたことで、水中に沈んでしまった滋賀県。
青い水中に沈んでいるとび太たち。エヴァの、LCLの黄色い液体の中にいる綾波レイみたいになってる。(わかる人にはわかる)
ミサイルに白い粉を搭載し、日本を大阪の植民地にしようと目論む大阪府知事。通天閣がミサイルになって、飛んでいった。
しかし、埼玉の行田タワーのミサイルを発射。百美は無理なので、路線族(埼玉県の路線の代表。特撮の戦隊ヒーローみたいな6人)が打ち上げた。迎撃、成功。
こうして、滋賀県の犠牲と、大阪府知事、神戸市長、京都市長の3人は警察に連行され、日本に平和が訪れた。でも、滋賀県はその後、復興したそうです。
埼玉県は武蔵野線で、「ちゃっかり」ネズミーランドまでつながった。埼玉県の人口は、年々増加している。
さらに、1万円札は渋沢栄一に。着実に日本は、「埼玉化」している。
ラジオで話していたのは、百美だった。百美、麗と武蔵野線でネズミーランドへ。
エンドロールで、はなわさんの「ニュー咲きほこれ埼玉」の歌が流れたあと、ミルクボーイの漫才が。滋賀県がネタになってる。そして、また歌が流れて終わった。映画の終わりに漫才って初めて見た。
2時間30分、ボケの連続だったな。笑