シン・エヴァンゲリオン劇場版(2回目) その2 | 想像と好奇心でできている

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野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

その1 の続き。

 

ネタバレしてます。ご了承ください。

 

 

 

アスカは使徒に侵食されたし、シンジはレイを助けようとして使徒の中に入っていったし、2人とも使徒と接触してるし。

エヴァのパイロットになったこと以外にも、人間じゃなくなってしまう(「ヒトを捨てた」という言い方をされる。ヒトではない、なにか別の生き物になってしまうらしい)理由があるのかな?

 

そういえば、アスカがなにか食べてるシーンって、『シン・エヴァ』に出てきたっけ? 出てきてないような。

 

ケンスケと出かけるシンジ。山に入り、案内される。「ヴィレのおかげでコア化されずに済んでる」「ミサトさんのおかげだよ」とケンスケ。

封印柱(ふういんちゅう)という、黒に赤いラインの入ってる、大きな柱が地面に刺さってる。その向こうには、ゆっくりと動くエヴァ。この封印柱によってバリアのようなものがつくられていて、人々が普通に暮らすことができている。

 

レイ、シンジに名前をつけてもらいたい、と言う。でも、アヤナミはアヤナミだよ、とシンジ。

ケンスケの父親のお墓に手を合わせるアスカとシンジ。

電車の下にいた猫に子猫が生まれる。

 

レイ、ツバメに絵本を読んでいると、自分の右手を見つめた。てのひらに黒い穴と、赤い粉のような光が。

急に、ばたっと倒れてしまう。

(私は、ここでしか生きられない)レイの心の声。

黄色い液体、LCLの中から、もう一人の制服姿のレイを見ている。

 

『シン・エヴァ』に出ているレイは、初号機に取り込まれたレイと違う人で、2人目、ってことでいいんだよね?(で、その1人目のほうも、ストーリー後半に、シンジと対話する形で出てくる)

 

次の日、またシンジに会うレイ。

名前が思いつかなかったというシンジに、名前を考えてくれたことが嬉しい、とレイ。レイの黒いプラグスーツが、足もとから上へだんだんと白くなっていく。

「稲刈り、楽しかった」「ツバメ、もっと見ていたかった」「みんなと、もっといっしょにいたかった」そう言いながら、シンジから後ずさって離れていく。眼を閉じて、「さよなら」と後ろに倒れていく。

レイの体が黄色い液体と化し、プラグスーツだけが残った。残ったプラグスーツを抱きしめるシンジ。

 

そっか、自分の残り時間がもう長くないとわかって、最期にシンジに会いに来たんだな……。最期にシンジに言ったことは、「もっと生きたかった」以外の何物でもないし。人間的なことを思えるようになったのに、このタイミングで命が尽きてしまった。

 

 

アスカを撮ってるケンスケ。実はこのカメラ、監視対象者を撮ってるものだった。テープはアスカから、トウジの妹でヴィレの一員、サクラのもとへ。

ヴィレに戻ってきたシンジ。自分の首にDSSチョーカーがないことに気づく。

アスカ、マリの部屋をたずねる。本だらけの部屋。

 

白い部屋の中にいるミサト。「スイカ」というプレートを見てる。そこにリツコが。

加持が残した「3A(スリーエー)ヴンダー」は、多種多様な生命の種が保存できるもの。

加持はサードインパクトを止めるため、特攻をして亡くなっていた。そのとき、水色の布をミサトに渡した。加持がケガをしていたのか、ミサトに渡された布には血がついてる。

ミサトもいっしょに行きたかったけど、そのときミサトは妊娠していたので行けなかった。
 

『破』と『Q』の間の時間に、どんなことが起きたかまたひとつ明らかになったけど。

トウジとヒカリのあいだに子どもがいたこととか、ミサトが加持の子どもを産んでいたとか、親と子の関係性がよく出てくる。

そして、後半にはシンジVSゲンドウから、シンジとゲンドウの親子としての対話になっていく。

『シン』は、親子がテーマの話でもあるのかな。

 

ネルフのゲンドウと冬月、黒き月と共に南極へ移動。

アスカとマリ、新しい白いプラグスーツを着る。(このときの立ち位置が、13号機に乗る前、プラグスーツを着たシンジとカヲルを思いださせる。その後、1人は生き残って1人は犠牲になるところとか)

 

シンジのいる部屋に、アスカとマリが来る。マリ、シンジの後ろから眼を隠す。

ここで初めて自己紹介するマリ。また、シンジの匂いを嗅いで、初めて会ったときと匂いが変わった、と。

アスカ、シンジに、「(シンジのことが)好きだったかもしれない」と。

(もういまはシンジのこと好きではない、っていうのはわかるけど、時が過ぎているとはいえ、これって一応、告白?)