シン・エヴァンゲリオン劇場版(2回目) その4 | 想像と好奇心でできている

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野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

その3 の続き。

 

ネタバレしてます。ご了承ください。

 

 

 

 

ストーリーを見ると、シンジがマリといっしょに、ゲンドウと冬月を追いかけて、違う世界(マイナス宇宙、とか言われてる。異次元の世界?)でゲンドウと戦うシーンが後半なのかな。

 

最後、シンジとマリの「行こう!」 → 実写の世界に二人が出ていくエンディングまで、いろいろあるんだけど、少し疲れてきたので省略。

ここからは気になったこととかをいくつか。

 

 

トウジ、生きてたんですね。

『破』で、シンジがネルフで着たシャツがトウジのものだとわかったとき、もしかしてニアサードインパクトで亡くなったのかなと思ったけど。

 

シンジに「あんたバカ?」と言っていたアスカが、最後に自分(正確には、自分のオリジナル)に「おバカさん」と言われるって。

アスカの性格を考えたらすごい悔しいと思う。

 

『シン』の予告に出てきたカヲルは、シンジの回想。

でも、その場にいるかのようにシンジとカヲルが会話してる。これはカヲル復活して出てくるのかなって誤解させるよなぁ。

 

シンジの初号機はカシウスの槍を持ち、ゲンドウは13号機でロンギヌスの槍を持ち、エヴァ VS エヴァが一騎打ちで戦う。

けど、何度立ち向かってもシンジは倒されてしまう。なぜか、ミサトの部屋や、教室、レイの部屋になり、人間のサイズになってるエヴァ。

戦うのをやめ、ゲンドウと話そうとする。

すると、ゲンドウの過去が語られる。

 

そこから、シンジがゲンドウ、アスカ、レイ、カヲルとそれぞれ一対一で対話し、それぞれの過去や、気持ちがわかっていく。テレビ版エヴァの、心の世界を思いださせるような。

 

「ユイ、ユイ!」とうろたえた様子のゲンドウの声。おそらく、ユイがエヴァの起動実験で消失したときの声。

ユイをもとにレイがつくられたけど、ゲンドウにとって、レイ=ユイ、にはならなかった。

 

ゲンドウはユイにもう一度会いたくて人類補完計画を実行したわけだけど、それでものすごい数の人類が消されて。

たった一人の人間の願望のせいで、とんでもないことになってるわけで。(苦笑)

 

そして、『シン』でも出てきた、巨大な女性。人類補完計画、またしてもこの地球規模の大きな人。

青い髪だったので、レイかと思ったけど、顔を見るとユイなのかな? 顔が、アニメっぽくなくて、写実的な絵のような描かれ方。

ただ今回は、手首だけ。腕がなくて、手首から手だけが浮いてる。
 

首から上がない白い女性の体が無数に出てきたり。

これは『THE END OF~』で、制服姿のレイが大量にあらわれて、ネルフの人たちをLCL化させたレイを思いださせる。

 

どちらも、『THE END OF EVANGELION』で出てきた巨大レイと、大量のレイより不気味で、非人間的。

 

 

『シン』で、驚いたことが2つ。

ひとつは、トウジやケンスケたちが生きていたこと。

もうひとつは、加持リョウジと渚カヲルが知り合いだった(「渚司令」と呼ばれていたので、カヲルのほうが役職が上)こと。

 

レイが、妊婦さんを見ていたり、赤ちゃんや小さな子どもを興味深く見ていたりしていたけど、これってレイがもともとユイからつくられているから、まだ幼かったシンジを残して亡くなった、ユイの記憶の名残なのかな、と思ったんだけど。

 

ゲンドウと冬月がよく二人で話している場所と同じ場所で、カヲルがいすに座ってる(ゲンドウが座ってる場所と同じ?)。

 

シンジが幼いときにカヲルはシンジと会っていて、シンジに手を差し出されたカヲルが涙ぐんでいて。

序で、すでにシンジのことを知っていたかのようなことを言ったのは、実は何回も会っていたからだった。

 

 

テレビ版のエヴァと、映画『THE END OF EVANGELION』を見てる人なら、「あっ」って思うようなシーンがいくつか。

例えば、アスカの記憶の世界で、アスカのリュックにさるのぬいぐるみがついていて。

これってテレビ版のアスカが小さいときに持っていたのと同じ。

 

シンジがレイと記憶の世界で対話してるとき、スタジオの中みたいな場所で、セットみたいなものがあって。

これはテレビ版の最終話に出てくる、エヴァの世界をシンジが外側から見てるシーンを思いだすし。

 

アスカが横たわっていた海辺は、映画版の最後、シンジとアスカだけが生き残った世界と同じような場所。

なんでアスカのプラグスーツ、あちこち穴あいてるんだろうと思ったけど、YouTubeの考察動画で、あれはエヴァがいらない世界をシンジが望んだことで、エヴァの呪いがなくなり、アスカが成長したから、と言われて、あーなるほどと納得。

急にセクシーなアスカが出てきて、なんだろうこれと思ったんだけど。(笑)

 

最後、マリとシンジが駅で話していると、駅の反対側にアスカ、アスカと少し離れたところに、二人で会話しているらしいレイとカヲルが。

あちら側とこちら側のホーム。これになにか意味があるんだろうけど、なんだろう?

私は、シンジとマリ → 両親がいる レイとカヲル → 両親がいない。もともと使徒だった? 人工的に作られた アスカ → 親はいないけど、人間をもとにつくられたクローン の違いなのかな、と思ったけど。

 

でも、マリはゲンドウとユイと同級生のようだし(研究室らしき場所で、赤ちゃんを抱えてるユイといっしょに、赤い眼鏡をかけてるマリと思われる女性が映ってる写真が出てくる)。

はっきりとわからないけど、もしかしたらマリとシンジもクローンかもしれないし。(「運命を仕組まれた子ども」がエヴァのパイロットだとしたら、エヴァのパイロットになれる人はみんな、仮称アヤナミレイのように、なにかしら人工的につくられた人間、ってこと?)

 

もしくは、シンジとマリ → 生きてる人 アスカ、レイとカヲル → 実はもうこの世にいない なのかな、と。

こちら側(シンジとマリ)がこの世で、あちら側(アスカ、レイとカヲル)があの世で。

 

これもYouTubeの考察動画で見たけど、最後までDSSチョーカーをつけていた、つけていかったの違いではないかと。ああ、なるほど。