「傷物語〈Ⅱ鉄血篇〉 その1」の続き。
エピソードと対峙する暦。階段の上から見下ろしている。
エピソード、ギャル男みたいな口調。夜空には、ドラマツルギーのときと同じように満月が。
「ま、後遺症が残らない程度に殺してやるよ」とエピソード。その発言にちょっと引いたような反応の暦。
そこに、大きな胸を揺らしながら走ってくる羽川さんが。え、なんで来たの?
「言っておくが、手加減してもらえると思うなよー。俺は弱い者いじめは大っ嫌いだが」十字架をかまえるエピソード。「悪い者いじめは大好きなんだ」
「僕は悪い者か」
「そりゃそうだろ。化け物なんだから」あざ笑ったのか、口もとがにっと笑ってる。
それを聞いて、怒った暦。牙が口からちらっと見えた。「おまえだって……」
そのあと、「おまえだってなんだよ。言いたいことがあれははっきり言えや!」と言われても、「いや、なんでもない。なにも言いたくない」言うのをやめた暦。
そのあとに続くのは、「化け物だろう」、もしくは「吸血鬼だろう」かな。
十字架を投げつけられる暦。と同時に、すごい速さで動くエピソード。ブーメランみたいに飛んでくる十字架をなんとかよけるものの、たまに体にぶつかる。十字架が地面のコンクリートを削りとった跡が。
「阿良々木君! まだあきらめちゃダメ!」
羽川さんが現れた。
「相手は、きりなんだから!」
ん、きりってなに?
エピソード、十字架を投げ、羽川さんの胸に深い傷が。右の脇あたりから出血しながら、回転して倒れていく羽川さん。それを走って近寄り、倒れる直前で抱きかかえる暦。羽川さんの体から大腸が零れ落ちた。(うわーグロい)眼鏡も落ちた。
まだ息があった羽川さん。「しっかりして、相手は、きりでしょ……」 暦に抱きかかえられ、動かなくなった羽川さん。二人の周囲に広がっていく血液。
それを見てエピソード「ちょーウケる」。その発言の感覚がわからない。サイコだ。
羽川さんの言った「きり」は、「霧」で、暦、ビルの外壁走ったり(もう人間にはできない、人じゃない動き)、コンクリの地面に穴をあけたりして、砂をまきあげた。姿が見えたエピソード。どうやら、素早く動くことがこれでできなくなった。
エピソードにつかみかかり、首をしめる暦。羽川さんが殺されて、止められなくなってる暦に、「そこまでだ」と後ろからふっと方に触れて止めたのは、忍野さん。
「それ以上やったら、人間じゃなくなる」
このセリフ、式神の斧乃木余接が暦に言ったのを思いだすなぁ。いつのエピソードか調べてみたら、『憑物語』のとき。余接が、神社で手折正弦を殺してしまったあと。
押野さんが止めたおかげで、エピソードは気絶。暦の勝ち。人殺しにならずに済んだ。
でも、忍野さんは、一般人の彼女の件は関係ない。「委員長ちゃんの分の料金てことで、もう200万くらいは払えたってかい?」軽口たたくような言い方で、別料金を、と。
大腸出てるし、右わきからあばら骨らしきものも見えてるし、眠っているかのよう。もう助かりそうにない羽川さん。
「200万? 300万だって払ったよ!」と感情的になってる暦。
それを見て、立てていた指を2本から3本に。300万で、「冗談じゃなくて、商談成立だ」と押野さん。一人血まみれで亡くなり、もう一人は暦に絞殺されかけてるのを見ていたのに。冷静な、いや、無慈悲なビジネス感覚。
忍野さんにヒントをもらい、不死身の吸血鬼の血になっている、自分の血液を羽川さんにかけた暦。羽川さんの傷口がふさがり、生き返った羽川さん。
4月5日。眠っているキスショットの、胸やおしりが大きくなり、背が伸び、外見が大人に。子どものときの白いノースリーブワンピースから、白に下半分が黒い、肩とデコルテが露出してる大胆なドレスに衣装チェンジ。黒いリボンで金髪はひとまとめに。だいぶ元通りになってきた様子。
でも、「あくまでも、これまでより死ににくくなっただけじゃの」と、戦うことはまだできないと。最後の一人は、ギロチンカッター。戦闘力すごそうな名前。
ほかの二人と違い、完全に人間。聖職者。でも、キスショットはこの人に両腕を奪われた。一番強いのかも。
暦と羽川さん、雑草が海のように広がり、遠くに工場地帯がある場所で二人っきり。鉄骨が積み上げられいて、ベンチ代わりに。デートみたい。新学期に待っていて、と約束する暦。
なんだか青春の甘酸っぱいシーン……。と思いきや、羽川さんがパンツを脱ぎだし、次に会ったときに返して、という謎の行動を。やっぱり羽川さん、スケベ、というより変態ではないか? 説が。(笑)
とんでもないものを渡された暦も、「パンツは返さないけど、その代わり、恩は返す」 返さないんだね。後半、いいセリフのように聞こえたんだけど、返さないんだね。(2回目)このあと、羽川さんが、ギロチンカッターに勝って、的な応援の言葉を言い、良いシーン。なんだけど、羽川さんノーパンで帰宅。
スカートだし、風吹いてたし、大丈夫?
廃墟の塾の、広い講義室で羽川さんを思いだして微笑んでる暦。そこへ下駄を鳴らして走って入ってきた忍野さん。
「悪い。ミスった」「委員長ちゃんがさらわれた」
左手で羽川さんの首をつかんでるギロチンカッター。両手をあげて、降参するように言う。羽川さんを安心させたあと、両手をあげた暦。負ける……。のではなく、暦の腕が避けるチーズみたいになって、のびて、片方はギロチンカッターを捕まえ、片方は羽川さんを抱えて取り戻した。(途中、暦が夜の街の中を光速で走っているような映像が間に入ってくる)
黒い十字架にはりつけにされてるギロチンカッター。羽川さんをお姫様抱っこしてる暦。両手が、黒いロープが何本もたれてるようなものになってる。もはや人間の手の形ではない。
忍野さんに言われた通り、人間であることをあきらめた暦。
「これはもう確かに、人間じゃない」「人間を捨てている。わかっている」
画面が黒一色に。「……僕はもう、化け物なのだから」。
次の予告で。
ここに書くのをためらうようなことを羽川さんが暦に言っていた。「ノーブラおっぱいを」(以下、自主規制)
え?! はあ?
結論。羽川さんは、黒髪でみつあみで、清楚に見えるけど、ああ見えてスケベで変態だ。(笑)
見た目、清楚な女子なのに、実はそうじゃない、って聞いたことあるしな。
私は実際会ったことないけど、いるよねそういう人。
「人を見た目で判断しちゃいけないな」って、『ご近所物語』でも言ってたしなぁ。懐かしい。(笑)