あなたの靴を見てみて下さい。
カカトがすり減っていませんか?
それは歩き方が悪いというより、太ももの筋肉が固いことが原因です。そして、その太ももの固さを手の体操で柔らかくする事ができます。
どういうことか、一緒に見ていきましょう。
〈 外側がすり減るのは、O脚が原因 〉
カカトの外側がすり減る原因は、O脚やガニ股です。
そのO脚やガニ股には2つの特徴があります。
1つは、太ももが外に捻じれた状態であるということです。この状態で歩くと誰でもカカトの外側が擦れてしまいます。
そのような脚は太ももの内側の筋肉が使えてないことが多く、その分、太ももの外側がパンパンな状態となっています。
もう1つの特徴は、股関節の動きが少ない事ことです。
股関節の動きが少ないと、歩きの中で重心移動が上手くできません。
代わりに身体を横に揺らして重心移動を行います。
その状態で脚を振り出すと、カカトの外側を擦りやすくなります。
ですので、靴の外側がすり減る原因は、
・内側の筋肉が弱い。
・重心移動に必要な股関節の動きが少ない。
この2つとなります。
<2つをまとめて解消するポイント>
先ほどの2つに対して、筋トレやストレッチをするだけでもかなり変わりますが、実は、その2つをまとめて解消するポイントがあります。
それは、みぞおちです。
がに股やO脚の方のみぞおちを触ってみると、固いことが多いです。
表面の腹直筋という腹筋が固くて、奥深くにあるインナーマッスルが上手く使えていない状態なのです。
奥にあるインナーマッスルとは、大腰筋です。
この筋肉は、太ももの内側の筋肉とつながっていますので、この筋肉が上手く使えてくると、内ももの筋肉が使いやすくなり太ももの外側の筋肉は柔らかくなります。
そして、ガニ股やO脚の改善につながります。
また、大腰筋は股関節の動きにも関与しています。
ですので、回旋が増えて重心移動がスムーズになります。
みぞおちをほぐして、インナーマッスルを使いやすくする体操はコチラ
https://youtu.be/TZDr1ZVrxW8
<もっと手軽に行う方法>
みぞおちの固さは緊張した腹直筋が原因ですが、もっと簡単に腹直筋の緊張を落とすことができたら良いですよね?
先ほどの方法も簡単ですが、手からも緊張を落とすことができます。
手からできるなら、いつでもできますよね?
どういうことかというと、腹直筋は胸にある大胸筋~手の筋肉まで続いているのです。
ですので、手からアプローチすることができるのです。
やり方は簡単です。
まずは写真をご覧ください。
https://photos.app.goo.gl/IoIDUdD3KcPNBHEq2
1、右手を前に伸ばす。
2、その手と腕を横に広げていき、胸と腕の筋肉の突っ張る感じが出るところで一旦動きを止める。
3、左手でみぞおちを触る。
すると、もう少し右腕を広げることができる。
4、左手で右の脇の下(前鋸筋)を触る。
すると、、さらに右腕を広げることができる。
*脇の下とみぞおちは、私どもが考えているインナーマッスルを使いやすくするポイントです。
ここまでやると、かなり胸の大胸筋~手の筋肉までが伸びてきています。
終わったら、みぞおちを触って固さを確認してみてください。
おそらく、柔らかくなっているかと思います。
このように、手から腹直筋の緊張を落とすことができます。
みぞおちが柔らかくなると大腰筋というのインナーマッスルが使いやすくなり、靴の外側がすり減りにくくなりますので、ぜひ試してみてください。
<まとめ>
・靴の外側がすり減るのは、太ももの内側の筋肉が弱いことと、股関節の回旋が少ないことが原因。
・大腰筋を使いやすくすると、股関節の動きが良くなる。また、大腰筋とつながっている内ももの筋肉も使いやすくなる。
・みぞおちの表面にある腹直筋が固いと、奥にある大腰筋は働きにくい。
・手や腕の筋肉から、腹直筋の固さをとることができる。
来週の水曜日は、
カカトの内側がすり減るメカニズムについて、詳しく説明します。
楽しみにしていて下さい。
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