【『重心』と『荷重ポイント』の違い】〜内側荷重は間違い〜 | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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重心を真ん中に持ってくるために、足裏の内側に荷重していませんか?
足裏の内側に荷重しようとすると、重心は真ん中には移らずに足腰が固まってしまいます。
 
少し一緒に考えてみましょう。

下腿は内側にある太い骨の脛骨と、外側にある細い骨の腓骨で構成されます。
 
脛骨の太さは、腓骨の4~5倍あり、その骨格的な形状・性質からしても、脛骨に重心を乗せることで脚の負担が軽減されることが知られています。
 
足裏の内くるぶし側に体重を乗せようとすると、足裏が外反傾向になり、その状態を持続すると足首の筋肉を固めてしまいます。
 
[足関節の持続的な外反(回内)によって固まる筋肉]
 
・長腓骨筋
・短腓骨筋
・長指伸筋
 
足首を固めながら歩く,走るなどの運動をする際に、足首に急激な外・内反ストレスがかかると、固まった足首を支点に折れるような力が働きます。
それによって、捻挫のリスクが高まります。
 
脛骨に重心を意図的に乗せようとするのではなく、結果的に脛骨に重心が乗るような身体の使い方が望ましいと言えます。
 
<外くるぶしで体重を支えると脛骨に重心が乗る>
 
外くるぶし側で体重を支えると、足関節が回外位になります。
 
運動連鎖によって、足首が回外、膝が内反、股関節が外旋の関係になり、結果的に内くるぶし側に重心が乗ります。
さらに、体幹と脚を繋ぐ大腰筋を働かせることで、より下腿が安定し、脛骨に重心を乗せることができます。
 
[体幹を使いながら脛骨に重心を乗せる方法]
股関節スクワット
・足は腰幅に開き、足の指を真っすぐ正面に向けて揃える。
・足裏の外くるぶし側に荷重する。
・みぞおちに無駄な力が入っていないことを確認し、両鼠蹊部に手を当てる。
・膝が足首より前に出ないように股関節を屈曲させ、お尻を後ろに突き出す。
・ハムストリングスの収縮によって、股関節を伸展させ、元の立ち姿勢に戻る。
動画:https://goo.gl/U7qzAt
 
外くるぶし側荷重で、股関節スクワットを行うことで、足関節を固めずに脛骨に荷重しつつ、大腰筋とハムストリングスを優位に働かせることができます。
 
ただし、注意して聞いてください。
常に外くるぶし側に荷重して生活しろという話ではありません。
先ほどのワークやトレーニングをするときに行ってください。
 
そうすると、自然と踵の中心に荷重ができるようになり、無理なく立つことができるようになります。
 
ぜひ、お友達にも教えてあげてください。
 
【スポーツトレーナー業界で働くための方法】
【間違いだらけ筋力トレーニング】
【ヨガで脚が細くなる人/太くなる人】
などなど
 
無料小冊子はこちらからダウンロードできます。
 
metaaxis.co.jp/pdf/
 
http://www.taijikuwotaikan.com/taikan

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