【施術後、元に戻ってしまう原因】   | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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[良くなったはずなのにまた戻っちゃいました]
 
朝目覚めて起き上がると、首に激痛が走りました。
 
・・・どうしよう。首を全く動かせない。
どうやら激しく寝違えてしまったみたいです。
 
すぐにでも治してもらいたい。
 
かかりつけの治療院に行くと、まさかの休診日。。
 
強烈な悲しみと痛みに耐えながらトボトボと家へ戻る道すがら、あることに気付きました。
 
こんなところに治療院があったんだ。
 
「誰でもいいから治してくれ!」
 
ドアを開けると、ただならぬ雰囲気を発している先生と目が合いました。
 
この人の腕はすごいに決まっている。
 
簡単な問診のあと、治療を受けると、、、
 
すぐに首の痛みが引いていくではありませんか。
 
ゴッドハンドに出会えた!!
 
と喜んで、次の朝。
 
ビリビリッ。
 
「元に戻ってるやん。ゴッドハンドやないやん。。」
 
~~~~~~~~
 
治療を受けて、その場では良くなったのに、時間が経つと元通りになってしまう。
 
こんな経験はありませんか?
 
せっかく良くなった身体/感覚が悪い意味で元通りに戻ってしまうのには、理由があります。
 
それは、日常生活での身体の使い方を変えようとしないからです。
 
まず、身体が痛いということは、痛い感覚を作る筋肉の状態を作ってしまっていると言えます。
 
治療を受け、筋肉を整えて楽になっても、家に帰っていつも通りの身体の使い方をしていれば必ず元の筋肉の状態に戻ってしまいます。
 
身体に痛みが出る原因は様々ですが、多くの場合、インナーマッスルが働きづらくなり、アウターマッスルが優位に働く状態になっています。
 
肩・首コリ→僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋
腰痛→脊柱起立筋、腰方形筋
など、おおよそ決まった筋肉に緊張が見られます。
 
これらの筋肉に負担がかからないような身体の使い方ができれば、不快な症状は発生しづらくなります。
 
例えば、肩・首コリであれば、肩甲骨~脇腹の肋骨へと繋がる前鋸筋を優位に働かせることで、僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋は緊張しづらくなります。
 
前鋸筋を優位に働かせるには、脇下を締める感覚を養う必要があります。
 
[脇下に力を入れる感覚を養うワーク]
①脚を肩幅に開いて、股の間に両手を入れる。
 
②手の甲を内股に当てて脇を締めながら、腕を使って内から外に股を開くように力を入れる(股は開かず、足幅は固定)。
 
③手の平を内股に当てて、あえて脇を締めづらい状態を作る。そのポジションから②と同じように股を外に開く力を加える。(股は開かずに、足幅は固定)
手の平を内股に当てる動きは上腕骨を内旋させて、脇が開く状態になりますが、脇が開いた状態でも脇下に力を入れるようにしてください。
 
④最後に、②と③の手の付き方を繰り返しながら(腕を細かくローリングさせる)股を外に開く力を加える。(股は開かずに、足幅は固定)
 
脇下に力を入れる感覚を養うことで、③の脇が締めづらい状態でも脇下に力を入れるようにすることで、前鋸筋が優位な状態を保ち続ける身体の使い方を身に付けることができます。
そうなると、肩・首コリを引き起こす筋肉を緊張させづらくすることができるのです。
 
このように、不快な症状を作る筋肉が劣位に働く身体の使い方を身に付けると、症状の発生自体を抑えることができます。
 
効率的な身体の使い方ができていると、故障をしたとき、異常な筋肉の緊張を正常な状態に戻そうとする力が働くため、治りも早くなります。
 
日常生活で良い身体の使い方を身に付けることで、良い筋肉の使い方も身に付くようになります。
 
一流のスポーツ選手が日常生活での身体の使い方にまで気を配るのは、こういった考え方に基づいているからです。
 
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