食べ続けると危ない「白い悪魔の三兄弟」 | 百歳まで健康で楽しい生活を送るためにしておいた方が良い事

健康予防管理専門士で、食育アドバイザーをしています。

 

「白い悪魔の三兄弟」、すなわち白米や白い小麦粉など、極度に精製された炭水化物と白い砂糖の事です。

 

これらは単純炭水化物と呼ばれる物質で、カロリーはあってもビタミンやミネラルなどの栄養素をまるで含まないところに特徴があります。

 

その特徴から、英語ではエンプティーカロリー(空(から)のカロリー)と言われています。

 

白い悪魔の三兄弟をエネルギー化するためには、他の食品から摂った栄養素をせっせと使わなければならないのです。

 

すなわち、栄養素が取れないうえに、他の栄養素も消費をしてしまうというダブルにダメなのです。

 

さらに、短時間での吸収の度合いが良いため、食べた瞬間、あっと言う間に血糖値を上げてしまいます。

 

急激に血糖値が上がると急激にインスリンが出て急激に血糖値を下げることになり、本来的に備わっているシステムではないため、うまくコントロールできず、時に血糖値を異常なまでに下げ過ぎてしまうことになります。

 

結果として、うつ病と似た精神状態に陥ってしまう危険があります。

 

暑くなると水分補給をしたくなりますが、市販の飲み物の中には糖質が多い製品が多くありますので注意が必要です。

 

できたら、手作りドリンクで水分補給をしましょう。

 

・手作りドリンク

材料と作りやすい分量

 水 1リットル

 砂糖(精製されていないもの、元氣糖など) 大さじ2~4(お好みで)

 塩(ミネラル分を含んだ天然塩、元氣塩など) 小さじ半分

 レモン汁やユズ果汁や黒酢など 大さじ3 

 

空いているペットボトルや水筒に入れてシェイクするだけで完成です。

 

一口知識

 

アルコールは1グラムあたり7.1キロカロリーを生じるが、

体に蓄えられないことからエンプティーカロリーとも言われる。

アルコールは1グラムあたり7.1キロカロリーを生じます。

アルコール飲料に含まれるアルコールの量はアルコールの濃度によりますが、

ビールのレギュラー缶(350ml)1本には14グラム程度のアルコールが含まれます。

これだけですと7.1×14=99.4キロカロリーになりますが(実際は銘柄によって異なります)、

1本あたり140~180キロカロリー程度になるようです。

これはビールに少量含まれる炭水化物やたんぱく質由来のエネルギーによるものです。

アルコール自体のエネルギーは糖質、脂質、たんぱく質といった他の栄養素と異なり、

体に蓄えられることのないエネルギー(いわゆるエンプティーカロリー)といわれます。

吸収されたアルコールは体に蓄えられる代わりに熱になり、

酸素消費量が増えてエネルギーが消費されることになります。

従って実際に利用されるエネルギーは体内に入ったアルコールの70%程度、

すなわちアルコール1グラムあたり5キロカロリー程度ではないかと言われています。

 

今日も投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。