5歳になりました(写真中央)。

とんでもないいたずら好きとして育っております。

 

さてここ最近、毎日セブンから国語の質問を受けます。

 

国語っていうと仰々しいけれど、

平たくいえば「言葉の意味」です。

 

あぁ、親って

子供からはこんなに言葉の意味を尋ねられるんだ、

と日々驚いてしまうほど。

 

「○○ってどういう意味?」

「△△ってどういうこと?」

 

上手く説明できないと、

逆に自分でもきちんと言葉を使えていないことになる。

だから質問されて「はっ!」と冷や汗をかかせられる時もあります。

 

この前、保育園への送りの最中、

 

「ねぇお父さん。

 かげ と やみ ってどうちがうの?」

 

と訊かれました。

 

陰と闇の違い。

 

人生で初めて受けた質問です。

 

どうしてそんなことが気になったんだろう。

おそらく「陰の支配者」「闇の悪魔」というような

ストーリー上のキャラクターの説明ででてきたんだろうな。

 

そこは僕も言葉を扱うしごとをしているので

意気揚々と答え始めます。

 

「いい質問じゃん!」

「そうなの?」

「うん。陰と闇、それはね……」

「……」

「えっと……」

「……」

「そうだな……つまり……」

「……」

「…………」

「…………え、お父さん? 小説家のお父さん?」

(最近そういう追い込まれかたします)

 

陰と闇。

いやね、分かってはいるのだけど

ただ説明するだけでなく5歳児に理解してもらえるように

砕いて説明するのがなかなか難しい。

 

セブンと手を繋ぎながら保育園に向かって歩いていたのだけど、

その質問されたのが朝で良かった。

 

気を取り直してもう一度。

 

「いいかいセブン。

あそこにビルがあるでしょう?

ビルがあるから、お日様の光がとどかなくて、地面に暗くなっている部分があるよね。あそこ。ある?」

 

「ある」

 

「暗いよね」

 

「うん。だって かげ だから」

 

「そう。何かにさえぎられて光が届かない部分を陰っていうの」

 

「わかる」

 

「ここで大事なことは、陰は目で見えるってことだ。見えてるよね?」

 

「見えてる」

 

「でも、闇は目で見えない」

 

「…………(しばらく考えてる)」

 

「たとえば、夜に部屋から窓の外を見るでしょ? 何か見える?」

 

「見えない」

 

「それが闇だよ。闇は目で見えない」

 

「ブラックホールは? 黒いんでしょ? かげ? やみ?」

 

「お、いいね。ブラックホールはなんでも吸い込むの知ってるでしょ? ブラックホールは光も吸い込んじゃうんだよ。光も出てこれない。だから何も見えない。これって、陰と闇、どっちだと思う」

 

「やみ」

 

「お父さんもそう思う。ブラックホールは闇だ。陰は目で見える。闇は目で見えない」

 

 

と説明しながら、

「陰の支配者」と「闇の支配者」のニュアンスの違いも

そうか、と自分で納得しました。

 

陰の支配者というときは

「表の支配者」というのがいて、

その表の支配者がいるからこそ存在するのが陰の支配者。

 

一方、闇の支配者はすべてを飲み込む。

そこには存在するかしないか分からない恐怖もある。

なんせ、目に見えないから。

 

これわかりやすいじゃん。

 

「あのね、陰の支配者っていうのは、別の支配者が……」

「もういい」

 

 

 

お父さん、めげない。

 

 

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