いまオムツ田くんは1歳0ヵ月で、

がんがんオムツからウンチ漏れをさせて、

しかも外出直前にかぎって

狙ったようにウンチ漏れするものだから、

毎回その場はうんちまみれの修羅場になります。

 

 

こんなのいつまで続くんだ。

 

 

……と、このまえ僕の母親と話したときに

彼女に聞いたのだけど、

僕のオムツがとれたのは1歳3ヵ月だったらしい。

 

 

1歳3ヵ月?

 

 

早い。

 

嘘みたいに早い。

 

というかセナみたいに早い。

 

なんならセナなんじゃねぇか。(意味わかんない)

 

 

 

 

と思ってしまうくらい今の僕にはリアリティがありません。

 

 

 

 

で、詳しく聞くと、どうやら事情があったらしい。

 

 

 

当時のオムツは布オムツ

紙オムツもあったけれど、それは高くて買えなかった。

 

 

布オムツは紙オムツと違って、

汚れたらいちいち洗います。

干します。

乾かします。

 

 

とかやっている間に

赤ちゃんはまた排泄、

また着替え、

また離乳食……

 

 

そんな作業の繰り返しでした。

 

自分で子育てをしているからこそわかる、

想像するだけでも泣き叫びたくなるようなカオス、ケイオスです。

 

 

しかも僕と弟と1歳違いの年子。

 

弟が生まれてきたあかつきには、その作業が二倍になる。

 

 

さらにいうと、

弟を出産した3ヵ月後には、

家族揃ってロスアンゼルスに引っ越すことが

すでに出産前から決まっていたのです。

 

もちろん母親は海外に住んだ事なんてなかったし、

英語もまったく話せません。

なにより頼れる親族や友人が一人もいません。

向こうでの生活がどんなことになるのか想像もつかない。

 

 

で、弟がまだ彼女の腹のなかで細胞分裂を繰り返しているときに、

 

 

「海外で、しかも2人も同時に

 こんなオムツ替えとかやってらんねぇ!」

 

 

となった次第で、弟が生まれてくる前に、

兄貴の方はなんとしてでも

オムツを取ってしまおうと決心したそうです。

 

 

最初は1時間に一度、

トイレに連れて行って排泄を促し、

出ないようなら

1枚だけ布おむつを敷いて

そのままパンツをはかせてしまう。

 

 

その地道な作業の繰り返し。

 

 

 

でも、1週間後には、

「トイレに行きたい」

と意思表示をするようになったそうです。

その間、粗相をしたのは2回だけ。

 

 

僕がトイレトレーニングを始めて

1ヵ月後に弟は生まれました。

 

 

まだ母が入院中は

祖母が僕の面倒を見てくれていました。

 

 

そんなとき。

家の中でふと1歳3ヵ月の子供が突然立ち上がり、

祖母の手を引いてどこかに向かおうとしたらしい。

 

まだ言葉も話せないし、

方向を示そうにも指の使い方だって上手くないので

それが「トイレにいこう」という意思表示とは

祖母には分からなかったそうです。

 

子供の言うままに手を引かれていくと、

その行き着いた先がトイレで、

ようやく祖母は意図を理解して、

ズボンを下ろして排泄させたのでした。

 

 

……そんなことってあるのか。

 

というか、あったのか。

 

 

 

うーん。

オムツ田くんがあと3ヵ月後に

脱オムツ田化しているなんて

1mmもイメージすることができない。

 

 

 

保育園に通っているので、

1時間に1度トイレに連れて行くこと自体

物理的にはできないけれど、

それでも、

こういうのを知るとあらためて

親ってすごいなと思います。

 

 

 

オムツ田くんは、いつ脱オムツ田化するんだろうなぁ……。

 

 

 

 

※ 右から僕、母、弟、従兄弟。場所はカリフォルニアのどこか。

 

 

 

 

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