「田舎」
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BSで「イタリアの小さな村」という番組をやっています。
イタリアにある過疎の村の生活を紹介しているドキュメンタリーです。
日本版でも、このような田舎ののどかな生活を紹介した番組が多いと思いますが、
このような番組は、田舎の一面しか見せていないように思っています。
私は田舎の育ちだから分かりますが、
田舎の生活は、外から見ると、
のどかで、皆助け合って、素晴らしいように見えますが、
実は、人間関係はどろどろしていて、
わたしのような人間には耐えられません。
わたしの両親も、同じように感じていたらしく、
祖父母が亡くなったら、逃げるようにして湘南に移住してきました。
都会生活がこんなに自由ですばらしいものだとは思わなかったと言って、
喜んでいました。
田舎の共同体の美徳である
「お互い助け合う」ということは、プライバシーがなくなるということと同義語で、
それを拒否すると村八分になってしまう残酷なところがあります。
いつの間にか、近所のおじさんが、
自分の家の縁側に上がりこんで、
昼寝をしていたり、酒につき合わされたり、
自分には関係ない法事の手伝いをさせられたりと、
現代市民生活からは、想像ができないことが日常的に起こります。
ビートたけしが、
「下町の生活が人情があるなんて言うが、とんでもない。」
と言っていましたが、
やはりどろどろとした人間関係と、それが、窮屈な監視社会だったことを
指摘していました。
田舎生活を勧めるような番組がありますが、
私は、田舎生活をしたいと言っている人には、
「絶対によした方が良い」と
アドバイスしています。
都会生活にも耐えられない人が
田舎の生活に耐えられるわけがないからです。
もし、どうしても!というのであれが、
体験的に数ヶ月でも住んでみたらよいと思っています。
田舎がなぜ、過疎化するのか?
それは、「産業がない」という理由だけではないのです。
「バール」
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イタリアではカフェのことを、確か「バール」と言うと思います。
朝、仕事前、イタリアのバールは、始業前の人たちで
あふれかえっています。
フィレンツェで、グッチの本店に撮影に行ったときに、
始業前だったので、
マネージャーさんが、近くのバールに連れて行ってくれました。
グッチの回りはフェラガモなどブランドの本店が多くあって、
そこに勤める人たちが、バールに集まってきて、
世間話や情報交換をしていました。
バールには、椅子はなく、カウンターだけでした。
結構早朝だったにも関わらず大盛況でした。
皆元気で、眠そうな人はいないのが印象的でした。
最近、早朝ジョギングした後に、
近くのドトールで、新聞読みながら、コーヒーとトーストを楽しんでいます。
雰囲気は、イタリアとは違いますが、
やはり、一日が、一杯のコーヒーで始まるのは良いものですね。
「4人にひとりが肥満」
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【シカゴ27日時事】米疾病対策センター(CDC)はこのほど、聞き取り調査による2007年の米国の肥満の大人(18歳以上)の比率が25.6%と4人に1人の水準に達したとの最新結果を明らかにした。
だそうです。
マサチューセッツ州のある街に移住した友人が語っていました。
彼は、20年前に同じ街に留学していたのですが、
久々に戻ってきてみると、街が狭くなっている。
なぜなのか最初は分からなかったが、
最近その理由が分かった。
「20年の間に、デブが増殖して、街が狭くなったんだ」
と語っていました。
確かに、1950~70年代のアメリカの街の様子を写した写真を見ると、
そんなにデブは見当たらず、結構皆スリムです。
最近CNNなんかで、街に繰り出すヤンキース応援団なんかを見ていると、
大体半分はデブです。
まあ、食べる量が半端ではないですからね。
人生が楽しくて仕方なく。食べまくっているのでしょう。きっと。
意外なのは、これだけジャンクフードを食べまくって不摂生しているのに、
ガンによる死亡率は日本より全然低いのですね。
近年減少に転じたそうです。
日本人のガン死亡率は、世界第二位です。
おまけに増加の一途です。もうすぐ世界一間違いないでしょう。
それだけ、ストレスが多い生活を送っているのでしょう。
自殺率から見てもそれは分かります。
テレビで、盛んに、ガン治療最前線の特集をしていて、
ガンは治るというような幻想を与えていますが、
それは、治療後の5年生存率が伸びたというだけの話です。
実際は、ガン患者はどんどん増えて、
死亡者は増えているのが現実です。
ある医者の話によると、実際の肺ガンの5年以上生存率は10%以下だそうです。
ストレスで、ガン死するよりは、
デブでハッピーな生活をしているほうが良いと思いますが、、、。