「バルトリ」

私は、クラシック音楽の古典派とロマン派が肌に合いません。
だから、日本で人気のある作曲家にはほとんど興味がありません。
私が好きなのは、ルネッサンス、バロックと現代音楽。
音楽がとても、宗教や生活に密着しているからです。
良い意味で、宗教音楽と世俗歌(マドリガル)に分かれていて、
人間の、信仰と世俗を切り分けているところが良いと思っています。
だから、曲の中で、
ロマン派のように、哲学的に、人生に悩むことなんてありません。
祈りと、喜び、悲しみの表現だけなのです。
私は、音楽に哲学的な命題なんて必要ないと思っています。
それは神様に任せればよいことだと思っています。
このイタリアの不世出のメゾソプラノ、チェチリア・バルトリのDVDも
ルネッサンスから一足飛びに現代という選曲で、
なかなか私好みでよろしいです(モーツアルトをのぞいて)!
メゾの歌手は例外なく音域が広く、
彼女も、上はソプラノの音域からテナーの音域まで、平気で歌っています。
まるでサーカスです。
歌のよさもさることながら、
ルネッサンス曲伴奏のアンサンブルが
すべて古楽器(おそらく当時のものを忠実に使っている)を使っている点がすばらしい。
見ているだけで楽しくなります。
その辺は、DVDというビジュアルの強みですね。
会場も、ローマ時代から残っている劇場。
自然な響きで、ステージを囲むように配置されている彫刻が素晴らしいです。
環境音楽として、静かに流していても、よさそうなDVDです。
『Haka」
毎日暑い日が続きます。こんな暑い日は、「Haka」を見て気合いを入れます。
Haka(ハカ)とはニュージーランドやトンガの先住民、マオリ族の戦いの踊り。
ニュージーランドのラグビーチーム、オールブラックスが、試合の前に踊るので有名です。
このムービーは、
ニュージーランドvsトンガの試合前のHaka。
両チームでハカ合戦をやっている珍しい一コマです。
「ウ~っ、気合いが入ります!」
「安息日」
もう、10年以上前の話だと思います。
バーバリアンズ(オーストラリアのラグビーナショナルチーム)か
オールブラックス(ニュージーランドのラグビーナショナルチーム)での話か
忘れてしまいましたが、
大事な国際試合の当日が、主力選手の一人が属するプロテスタント教会の安息日にあたるので、
その選手は、試合に出場することができないと監督に申し出たそうです。
監督も他の選手も、国民も、それは当然だと納得して、
その主力選手の判断に理解を示したそうです。
とてもうらやましく思った記憶があります。
この出来事ひとつで、その国の多様性や寛容性、懐の深さを知ることができます。
バーバリアンズ(オーストラリアのラグビーナショナルチーム)か
オールブラックス(ニュージーランドのラグビーナショナルチーム)での話か
忘れてしまいましたが、
大事な国際試合の当日が、主力選手の一人が属するプロテスタント教会の安息日にあたるので、
その選手は、試合に出場することができないと監督に申し出たそうです。
監督も他の選手も、国民も、それは当然だと納得して、
その主力選手の判断に理解を示したそうです。
とてもうらやましく思った記憶があります。
この出来事ひとつで、その国の多様性や寛容性、懐の深さを知ることができます。